将棋界最高峰のタイトル「竜王」の名を冠したポケモンバトル大会「ポケモン竜王戦2024」（以降本選）に出場できる上位8名を決める公式インターネット予選「ポケモン竜王戦2024 挑戦者決定戦」（以降予選）の中止および再開催が11月28日に発表された。一体なにがあったのか。
ライドコラミラを好きなポケモンにすり替えられた
いつもポケットモンスターをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
2023年11月20日（月）9:00～12月1日（金）8:59までエントリーを受付けている、公式インターネット大会「ポケモン竜王戦2024 挑戦者決定戦」（以下、「本大会」）についてのご案内です。
すでにお問い合わせをいただいたお客様もいらっしゃる中、一括のお知らせで失礼いたします。
この度、本大会において、本来意図していない挙動が発生する不具合を確認しております。
＜確認されている不具合＞
・エントリーの際に登録したバトルチームのコライドン、ミライドンが、特定操作によって別のポケモンに置き換わってしまう現在、不具合の原因調査と対応を行っております。
本来は
エントリー期間：2023年11月20日（月）9:00～12月1日（金）8:59
開催期間 ：2023年12月1日（金）9:00～12月4日（月）8:59
のスケジュールで実施予定でしたが、不具合の発生を受け、本大会を中止いたします。本大会の中止に伴い、すでにエントリーを行なってバトルチームがロックされていた場合は、バトルチームのロックが解除されます。
また、不具合が発生していたバトルチームについては表示上の問題のみであり、この不具合を受けてコライドン・ミライドンが消失したり、別のポケモンに置き換わったりするなどの別の不具合は発生しないことを確認しております。不具合の原因究明と合わせ、みなさまが公平に大会へ参加ができるよう、本大会の再開催についても検討を進めております。
不具合への対応や今後の方針につきましては、本お知らせを随時更新しお知らせいたします。大会への参加を予定していた皆様にご迷惑をおかけしたこと、お詫び申し上げます。
発表によると、エントリーの際の登録したバトルチームのコライドンまたはミライドンが特定操作によって別のポケモンに置き換わってしまうそう。このバグを受け、予選は中止。バグの原因究明と合わせ、再開催も検討しているという。
確認されているバグについて、もう少し詳しく調べてみると、どうやらライド用のコライドンまたはミライドンをバトルチームに登録し、ポケモンHOMEを開いてレポートすると、ボックス1の先頭に入れ替わってしまうそう。
ちなみに、ボックス1の先頭が空欄だと、コラミラの枠が空欄になるそう。ただ、見えないだけで失格にはならないという。
仲間大会でコライドン試した事ありますが、見えなくなるけど本番ではちゃんと選出できたので大丈夫だと思いますよ
— 綿棒 (@SMSITZJ9h6YX1h7) November 26, 2023
このバグを悪用すれば、本来竜王戦に出場できないポケモン、例えばコライドンまたはミライドン以外の禁伝なども登録できてしまう。
ただ、公式発表にもあるように、あくまで表示上のバグであり、実際はコラミラのままになっているようだ。
5月中旬に開催されたPJCS2023本選では切断すると無効試合となり、これを悪用して故意に切断してレート稼ぎするBWのような切断戦法が勃発。公式はすぐさま参加者に対戦データは正常に集計できており、今後の対応の検討を進めている旨をメールで伝えたが、公にしたのはそれから数日経ってのことだった。
そのため、X（当時はTwitter）を中心に大炎上。本選は再開催となった。
さすがに、PJCS2023本選の不手際を反省したのか、今回は公のアナウンスが早かった。この問題は昨日に上がったばかりだが、PJCS2023本選とは打って変わって素早い対応だ。