ポケモン最新作「ポケモンソード・シールド」に登場するポケモンは400種類と判明し、ネット上で批判が殺到している。今回リストラされた約500匹のポケモンはこのまま、次の世代まで登場しないのだろうか。中には永遠に登場しないポケモンをいるのではないかと困惑の声が上がっている。
そんな中、一つの可能性が浮上している。
今後のポケモンシリーズは1つの世代で全ポケモンが集まるようになる!?
今後のポケモンの展望
ゲームフリーク・増田順一氏によると
・ポケモンソード・シールドからすべてのポケモンが登場せず、シリーズごとに登場するポケモンを決定する
・ポケモンソード・シールドに登場しないポケモンたちが、今後のアップデートで追加されるかは未定
・(リストラされたポケモンたちを)ないがしろにするつもりはない
・ポケモンホームからいろんなタイトルにお出かけしていく感覚になる
「ポケモンの気持ち的に言いますと、『この地方は寒いから、お留守番しているね』という感じですね」
・ポケモンソード・シールドに登場しなかったポケモンたちは、今後のタイトルに絶対登場する
ポケモンサンムーン以降、1年ごとに新作が発売
2017:ポケモンウルトラサンムーン
2018:ピカブイ
2019:ポケモンソード・シールド
今後もこの体制を続けるかについて、ゲームフリークの増田順一氏はこのように答えている。
増田:今後の方向性を決定する上でまず重要になってくるのは、ポケモンソード・シールドをリリースした時の反応です。それは私たちが将来どうするかを決めるうえで重要な部分です。だから必ずしも毎年リリースすることを常に望んでいるわけではありません。しかし私たちは、常に新しいゲームを作ったり新しいプロジェクトを始めたりしています。ーーというわけで、適切なリリース時期を決めるには、様々な要因に左右されるのです。
常に頭に入れておきたいことは、できるだけ多くの人にポケモンに触れて遊んでもらうことです。ポケモンには長い間プレイしてきた長期のファンがたくさんいますし、彼らが愛するゲームを作り続けていきたいと思っています。そして同時に、常に新しいプレイヤーを引き込み、彼らにとって遊びやすいゲームを作ろうともしています。だから新しいプロジェクトをいつ始めるかがとても重要になるのです。
今後は1つの世代で全ポケモンが集結→完全新作でリセットされる?
増田氏は「ポケモンソード・シールド」にすべてのポケモンが登場しないとは言ったが、8世代にすべてのポケモンが登場しないとは言っていない。つまり何がいいかと言うと、今後は1つの世代に発売したソフトを揃えると、すべてのポケモンの集まるようにするのではないか。
これまでのポケモンシリーズでは、1つのソフトにすべてのポケモンが集結した。今まではそれで良かったが、ポケモンの数が莫大に増え、すべてのポケモンを扱うことが難しくなり、その上、多くの機能やゲームのアイデアを諦めることになったと、上記で紹介した記事でも語られている。
そして何より、ポケモンの数が多すぎて、初心者お断りになっているのが現状だ。どのコンテンツでもそうだが、制作陣は常に新規ユーザーの獲得を望んでおり、新規ユーザーを獲得できなくなったコンテンツは遅かれ早かれオワコンになる。
今やポケモンの総数は807匹(ポケモンUSUMの時点)に登っているが、ここまで多いと認知すらされていないポケモンもたくさんいる。リストラされたポケモンについて「ないがしろにするな!」という声もあるが、これまでのやり方の方が”ないがしろ”にしているのではないか。
ポケモンの数を絞ることで、今まで注目されなかったポケモンたちにもスポットが当たりやすくなり、同時にないがしろにされるポケモンたちも減らすことができるので一石二鳥である。
リストラされたポケモンたちだが、ポケモンソード・シールドには登場しないが、次の新作で登場するのは、増田氏の発言から明らかだ。「今後の新作」というのがどれを示すのかは明確化されていないが、ポケモンソード・シールドのマイチェンor続編、過去作のリメイクということであれば、8世代の間にすべてのポケモンが集まる可能性がある。
前例として、ポケモンルビー・サファイヤの互換切り騒動が上げられる。ルビー・サファイヤでは、計200匹のポケモンが登場したが、残り184匹のポケモンは今でいうリストラされてしまった。当時もかなり荒れたそうだが、ポケモンエメラルドまでにすべてのポケモンが集結した。
今後のポケモンシリーズは1年ごとに新作を発売し、その都度、登場するポケモンたちを絞っていく。そして、最終的に8世代の間にすべてのポケモンが集まり、完全新作でリセットするのではないか。今作に登場しなくても1年後、遅くても2年後には登場するのであれば、古参ファンも納得するはずだ。