栃木県日光市でフランス人観光客、ベロン・ティフェヌ・マリー・アリックスさん(36)が行方不明になった騒動で、家族がフランスのマクロン大統領あてに送った手紙を、妹のシビルさんがツイッターで公開した。
家族「捜索の進展が遅すぎる」
Mr le président, avez-vous reçu notre lettre ? Nous avons besoin de votre aide, l'enquête piétine ! @Elysee @EmmanuelMacron @ambafrancejp pic.twitter.com/KCvxzYmL1K
— Sibylle Véron (@sibyllevron) 2018年8月7日
全文フランス語で書かれた手紙。手紙には、マクロン大統領に窮状を伝え、力を貸してほしいと訴えるとともに、「捜索の進展が遅すぎる」と警察に不満を表明。ベロンさんを最後に見た目撃者から話を聞いたり、スマートフォンのGPS捜査など、あらゆる手段を使っての捜索が行われていないと指摘している。
これまでの捜査状況
7月29日午前:ベロンさんが行方不明
7月30日午前:宿泊ホテルから近くの交番に連絡があり、ベロンさんがメモに残していた付近の観光施設周辺などを捜索。しかし手がかりはなし
8月4日:警察からフランス大使館を経て家族に連絡が入り、兄弟妹が来日
8月5日:ベロンさんの顔写真を公開
8月7日:ローラン・ピック駐日仏大使が栃木県警や県庁を訪れ、捜査協力を要請
警察は事件と事故の両面を視野に行方を捜しているが、ベロンさんはおろか、所持品なども見つかっていない。家族が「捜索の進展が遅すぎる」とブチギレるのも無理はない。
ベロンさんには、てんかんの持病があり、一刻を争う状況。台風13号の影響で雨風も強くなっており、早急な発見が望まれる。
【日光仏人女性不明】記事リスト→https://koku-byakunews.com/archives/tag/日光仏人女性不明