昨日の漫画村閉鎖から間もなく、実業家の山本一郎氏が意味深なツイートをした。
山本一郎氏「漫画村にとつげーき」
漫画村にとつげーき
— 山本一郎(やまもといちろう@告知用) (@kirik) 2018年4月17日
— 山本一郎(やまもといちろう@告知用) (@kirik) 2018年4月17日
▼住所は「東京都渋谷区千駄ヶ谷5-17-15」。このビルの5階には「株式会社エール」という広告代理店があることが、わかった
この会社が漫画村の運営元なのだろうか。その一方で、ウェブメディア「ねとらぼ」が4月17日、「「漫画村出稿メール」を独自入手 「偽名営業」「取引先は海賊版サイト」元代理店従業員が語る異常な実態」のエントリーで記事を掲載。
記事では海賊版サイト「漫画村」「Anitube」「MioMio」に関与する広告代理店A社の元従業員への取材を掲載。自社の実態や漫画村での収益が語られている。また漫画村の窓口「X社」とのやりとりを公開している。
ねとらぼによると、X社は漫画村の窓口であり、各代理店が漫画村関連で連絡を取るときはX社を通すことになっていた。また漫画村の実質的な運営はX社自信が行っていた可能性もあるとのこと。「総合広告代理店業」をはじめ「総合レップ業(広告媒体サイトと広告主の仲介業)」「デジタルコンテンツ開発・制作・運用」「SEO対策」などを主軸にしている。
山本一郎氏が突撃したと思われる「エール社」と、ねとらぼのいう「X社」は同一社ではないか。いずれも「総合広告代理店業」「総合レップ業」「デジタルコンテンツ開発・制作・運用」「SEO対策」を事業内容としている。まだ断定はできないものの、可能性は極めて高いだろう。
エール社の広告について
2012年11月、2chまとめサイトを装いつつ、出会い系サイトやペニーオークションなどへ誘導する「カモフラージュ広告」が問題となり、10サイト以上が謝罪に至る騒動があった。広告代理店からメールで提案があり、PC、スマホ向けにリンクを掲載。成果報酬型で、登録1件につき1500円が入る仕組みだった。これらのサイトに広告掲載を提案した広告代理店の中に「エール社」も含まれていた。
かくいう本サイトも、エール社から広告掲載の提案が何度かあったが、興味をそそらなかったのでスルーしていた。まさか悪徳企業だったとは・・・。
【漫画村】記事リスト→https://koku-byakunews.com/archives/tag/漫画村