現在、Xで「PS5レンタル」がトレンド入りしている。ゲオのPS5レンタルが絶好調だというニュースが話題だ。
【ゲオ「PS5レンタル」好調の背景】https://t.co/VuDjYzqlCL
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) April 20, 2025
一見、朗報に思えるが、見方を変えれば悲報とも言える。
PS5なんてレンタルで十分
ゲオのPS5レンタルは今年2月28日からスタートした。同日にはモンハンワイルズが発売し、同作の発売に合わせることを最優先にした、とゲオのレンタル商材全般を担当する坂井祐介マネージャーへのインタビュー記事(上記)で語られている。
ワイルズから間もなく2ヶ月が経つが「ネットでレンタルする」の7泊8日プランは現在も在庫状況全て「×」がついている大盛況っぷりだ。
画像は「中国・四国・九州地方」のものだが、北海道および沖縄県も全て「×」がついている
一方、14泊15日プランはいくつか空きがある。
ディスクドライブ版79,980円(税込)の82分の1以下の金額(送料を含めるともっと少ない)でレンタルできるのは嬉しい反面、このレンタルを利用する層は「PS5なんてレンタルで十分!」と思ってしまうのではないか。
このサービスは中古のPS5をレンタルしており、PS5の開発元であるソニーには一銭も入らないのではないか。記事には「もちろん本体のレンタルサービスの始めるに当たり、販売元であるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)とも『がっつり話をした』」と書かれている。
もしかしたら、ライセンス料が発生している可能性もある。
「レンタルできる店舗を探す」にしても「ネットでレンタルする」にしても、在庫がなければレンタルできない。
インタビュー記事によると、おそらく店舗レンタルの場合、貸出機は1店舗あたりおよそ5台を用意した。ビデオのレンタルと同様、店頭の貸出機に空きがあれば、その場で借りられるが、予約は不可。一度返却して再び借りる場合も別の貸出機があれば対応するが、同じ貸出機をそのまま貸し出すことはないという。
理由は「貸出機の台数が限られているため、継続利用をされると行き渡らないユーザーが出ると予想される」ため。「今回のサービスは、より広い客に利用してほしいので、続利用はお断りしています。ただし在庫(=別の貸出機)があれば貸し出しは可能です」。
現に、PS5は短期レンタルのみで月額レンタルは不可。1日あたりの延長料金500円(税込)が設定されているが、延長不可商品となっている。
つまり、自分が借りたいときに好きなだけ借りるなんてことはできないのだ。
注意事項には「返却前に、初期化の実施をお願いいたします。初期化未実施の場合、ログインパスコードをお伺いさせていただく場合がございます」とある。初期化されれば、本体に入っているダウンロードソフトの購入履歴やセーブデータは全て抹消される。
ただ、PSNアカウントが残っていれば、別の本体からサインイン(ログイン)しても、購入済みのダウンロードソフトは無料で再ダウンロードできるほか、セーブデータはPSプラスに加入していればクラウドにアップでき、やはり別の本体から復元できる。
しかし、ダウンロードソフトやセーブデータの再ダウンロードは中々手間がかかる方法だ。もう二度とPS5で遊ばないならともかく、今後もPS5で遊びたいならレンタルよりも買った方が楽だし、レンタルし続けるなら結果的に買った方が安くなるのではないか。
長い目で見れば、結局損しかない。食べ放題と同じ仕組みだ。
PS5レンタルするくらいならXbox Series X|S(特にS)を買おう!
しかし、たかがゲーム機を約8万円も払って買うのは「ちょっと…」という人も少なくないだろう。そんな人におすすめしたいのが、Xbox Series X|Sだ。
■Xbox Series X
1TB ディスクドライブ カーボンブラック:66,978円(税込)
1TB オールデジタル(ディスクドライブ非搭載モデル) ロボットホワイト:59,978円(税込)■Xbox Series S(ディスクドライブ完全非搭載モデル)
512GB オールデジタル ロボットホワイト:44,578円(税込)
1TB オールデジタル ロボットホワイト:49,978円(税込)
一番高い「1TB ディスクドライブ カーボンブラック」でも66,978円(税込)、とPS5でもっとも安いデジタル・エディション(ディスクドライブ非搭載モデル)72,980円(税込)よりも安くなっている。にもかかわらず、Xbox Series XはPS5よりもスペックで上回ると言われている。
ワイルズでは、PS5のエラー落ちやクラッシュが頻発。芸人の狩野英孝は通常版のPS5で2回、生放送中にクラッシュしている。
▼うち1回は報告
発売おめでとうございます!こんな日に
、プレイ中まさかps5がぶっ飛ぶとは思いませんでした😭モンスターハンターワイルズを生配信!【ゲーム実況】いよいよ発売! https://t.co/LS4ZB2QUBX @YouTubeより pic.twitter.com/Z5xAR7vPXa
— 狩野英孝 (@kano9x) February 28, 2025
ちなみに、ネットレンタルを利用した場合の故障・破損などについて、規約には「※破損程度が大きな場合は、当社判断により修理費の一部または商品代金相当額をご負担いただく場合がございます」とある。
ちょちょく報告されている、クラッシュして本体の電源がつかなくなった場合、本体価格の79,980円(税込)を全額弁償させられる可能性がある。
PS5 Pro(税込119,980円)でも、発売当初にローポリゴン(グラフィックが折り紙になる現象)化が頻発。12万円も払って「これはないだろ」と大炎上した。
(悲報)PS5proさん、スペック低過ぎてローポリの折り紙現象が起きてしまうw
proなら快適にプレイできると騙されて買った全国の情弱共マジでざまあみろw
それなりのゲーミングPC買っとけってあれだけ言ったのになぁ
救いようのない馬鹿だねw#PS5pro#モンハンワイルズ #MonsterHunterWilds #MHWilds pic.twitter.com/BbWh4XTJ0S— ももᜊﬞﬞ (@MH_momokyun) March 1, 2025
また最近、モンハン界隈で問題になっているチート問題だが「PCはチートだらけ!PS5は安全」との謳い文句が一部で上がっているが、PCは全世界1000万本の9割以上を占めていて母数が多いから特に目立つだけで、PS5でもチーターは皆無ではない。
一方、Xbox Series X|Sは大きな不具合はない。かく言う筆者もXboX Series Sでもう130時間くらい遊んでいるが、いまだにエラー落ちやクラッシュはない。本体の起動音も皆無で、むしろ本当に本体が動いているのか心配になるほどだ。
グラフィックに関しては、湯湧き谷や氷霧の断岸に登場した大型モンスターの描写がのっぺりしているが[湯湧き谷のヌ・エグドラが強化状態になったとき(通常状態では特に問題なし)、氷霧の断岸のゴア・マガラなど]、4月4日の無料タイトルアップデート第1弾でゴア・マガラの方は解消されていた。
ヌ・エグドラの方はまだ確認していないが、いずれものっぺりしているというだけで、遅延などゲームプレイには一切支障がない。
ヌ・エグドラの方も今後のアプデで改善される可能性がある。知っての通り、Xbox Series X|SはPS5とPCを含む3ハードで圧倒的に人口が少ないが、最適化はもっとも頑張っている。
現に、アプデ第1弾で筆者も体験した「【悲報】モンハンワイルズアプデ後にプレイヤーのボイスのみ扇風機越しに喋った声になるバグ発生!ムービーで発生して雰囲気ぶち壊し」は16日の修正アプデによると、Xbox Series X|Sでの不具合であることが発表された。
そのため、報告数も多くなかったわけだが、それでも修正してくれた。Xbox Series X|Sの最適化を頑張っている根拠である。
どうやらオトモのボイスもバグってた模様
また、人口が圧倒的に少ないゆえにチートも一番少ないと言える。
チーターは自分のチートっぷりを見せびらかす承認欲求を満たすとともに、一緒に遊んだユーザーのセーブデータを破壊しようとする衝動にも駆られている。
しかし、クロスプレイの設定を無効にした場合、すでにマッチングしないほど過疎っているXbox Series X|Sでチートしても相手がいないわけで、わざわざチートする“バカ”はまずいないだろう。つまり、もっとも安全なハードと言える(もっとも過疎ってるから安全とか言ってて悲しくならないのかというツッコミはありそうだが)。
モンハン以外だと、PS5には独占タイトルがいくつかある。2024年のGotyを受賞した「アストロボット」もPS5独占タイトルだが、誰もが知っていて遊んでいるキラータイトルはない。PS5独占タイトルはのちにPCやXbox Series X|Sに移植されており、わざわざPS5で遊ぶ必要性は低い。
Xbox Series X|SにはPS5で発売した多くのソフトがリリースされている。Xbox Series X|Sを開発するマイクロソフトはPCの2大OSの1つであるWindowsを作っていることもあって、Steamで発売したいくつかのタイトルも遊べるほか、将来的にXbox Series X|SでSteamのタイトルが遊べるのではないかという噂もある。
Windowsを作っていることもあって、PCとのアクセスもしやすい。Xboxでキャプチャしたゲームの画像や動画をPCで共有するとき、PSよりもXboxの方がしやすかった。
XboX Series Sであれば、Switch2と同じ5万円以下。ところが、Switch2以上のスペックを持ち、ワイルズでもエラー落ちやクラッシュは一切ない。唯一の難点であるグラフィック問題もアプデでどんどん改善されている。
ソフトも豊富でPCとのアクセスもしやすい。PS5レンタルを利用するくらいなら、XboX Series Sを買った方が断然安上がりだ。
ただ、XboX Series X|Sは新品が日本で全く売っていないという状況だ。そんなときは中古を買えばいい。
中古は店よりもネットで購入することをおすすめしたい。ネットショップでもいいが、メルカリやヤフオクなど個人出品者から買うのも。ただ、個人から買う場合、その出品者は本当に信用できるのかくまなくチェックすること。
特にメルカリは昨年に詐欺問題が多発した。そのため、特に念入りにチェックすること。ちゃんと厳選すれば、SSR出品者を引き当てることは可能だ。
余談だが、当サイトでは最近、Xbox Series X|Sを持ち上げたり、PS5をdisったりする記事をちょくちょくアップしている。ただ決して箱age、PSsageというわけではないので分かってほしい。
ただ、ワイルズでXbox Series X|Sがなぜか日本では評価されていない神ハードと判明した一方、PS5は一向に値下げしない上にゲームがろくに遊べなくてガッカリしたという話だ。2日のニンダイでPS独占タイトルのいくつかがSwitchで発売するほか、Switch2がPS5を完全に終わらせてきていることも、PS5オワコン化に拍車をかけている。