2月28日発売のモンハンワイルズだが、ゲームメディアの先行レビューで「難易度が低い」「ボリューム不足」などが指摘され、不穏な空気が漂っている。
しかし、低難易度やボリューム不足以上に炎上必至な要素がある。「古龍種の不在」だ。
古龍種の不在=低難易度にもつながる
ワイルズで公式発表された古龍種は1匹もいない。これは炎上必至の要素と言える。
サンブレイクのとき、最終(ボーナス)アップデートで追加されたのは原初を刻むメル・ゼナ(原初メルゼナ)であり、禁忌のモンスターであるアルバトリオンやミラ系は最後まで登場しなかった。
結果大荒れとなり、難易度についてもアルバトリオンとミラボレアスが登場したワールド:アイスボーンに遠く及ばないものとなった。
禁忌が登場しなかっただけで大荒れなら、古龍が出なかったらどうなってしまうのか。
古龍は、ポケモンに例えるなら伝説のポケモンに相当する存在だ。モンスターとしてはどの種族よりも強く(ポケモンで言えば合計種族値が高い)、装備の性能も優秀。歴代シリーズでも、最終装備は古龍装備になることがほとんどだ。
モンハンの目玉と言える存在だが、それが不在なのは物足りなさしかない。ポケモンも伝説のポケモンがいなかったら、ガッカリするユーザーがほとんどのはずだ。どの種族よりも強い存在がいないのは、難易度の低下にもつながってくる。
古龍だけでなく、古龍級生物も現時点で内定していない。古龍級生物とは、古龍ではないが古龍に匹敵するパワーを持ったモンスターである。公式が名言しているものだとラージャン、イビルジョー、バゼルギウスが当てはまる。
古龍級生物は、ポケモンに例えるなら600族に相当する存在だ。伝説のポケモンはSV基準だと、ダクマなどの進化前やテラパゴスのノーマルフォルムなどをのぞくと、オーガポンの合計種族値550が最小となっており、600族はそれよりも総合力で勝っている。
モンハンでも、古龍級生物は古龍よりも強く描写されることがあり、ワールドではキリンよりラージャンの方が強いことが描かれた。
ワイルズの看板モンスターであるアルシュベルドは、ワンチャン古龍級生物の可能性があるが、古龍級生物ですらアルシュベルド1匹というのは物足りなすぎる。
ワイルズ同様「難易度が低い」「ボリューム不足」と指摘され「半ライス」と揶揄されたライズだが、最初から古龍種のイブシマキヒコとナルハタタヒメが入っていた。
発売から2ヶ月以内のアプデで復活古龍としてオオナズチ、テオ・テスカトル、クシャルダオラ、奇しき赫耀のバルファルクが追加された。
古龍級生物は、ラージャンとバゼルギウスが最初から入っていた。ライズに登場したヌシモンスターは罠が効かず、捕獲不可だった。そのため、古龍級生物に相当する存在だった。
戦闘能力も高く、乙った人も少なくないのではないか。ただ、装備がなかったのは残念だ。
一方、ワイルズは春のアプデで追加されるモンスターはタマミツネのみ。タマミツネは海竜種で古龍ではない。
夏のアプデで古龍が追加されたとしても、それでもまだ1匹という物足りなさ。そもそも、春のタマミツネだけでは夏までもたないと懸念されている。
ネットでは、すでにワイルズのリーク情報が拡散されている。筆者はこれを確認しており、ここではその内容をつづることはないが、これが本当だとしたら、ライズ以上に(悪い意味で)かなりやばいと思う。
今回は、ライズより早くアイスボーン(またはサンブレイク)に戻るハンターが続出するかもしれない。