11月14日発売のドラクエ3HD-2Dリメイクから本20日で6日経った。明日で発売1週間を迎え、そろそろ評価・レビューも集まって来たことだろう。
AmazonおよびSteamの評価をチェックしたところ、いずれも賛否両論となっていた。なぜなのか。
賛否両論の理由
▼Switch版
▼PS5版
▼Steam版
Switch版は3.7/5、PS5版は3.5/5、Steam版は74%が好評となっている。しかし、レビュー欄はいずれも賛否両論となっている。
今回は日本国内で売り切れ続出、おそらくもっともユーザーが多いSwitch版のレビューを紹介したい(レビュー数は最小)
ちなみに、Amazonは過去12ヶ月間に通算5000円以上の購入実績があれば、商品を買わなくてもレビューできる。そのため、エアプによるステマやネガキャンであふれ、いまいち信用できない人も多いはずだ。
公平にするため、Amazonで買ったことを証明する「Amazonで購入」ラベルが付いたレビューのみ紹介したい(すべてのレビューをチェックしたところ、9割以上はラベルが付いていた)
※画像はタップすると拡大できます
まとめると・・・
■良かった点
・美麗なグラフィック
・なつかしさを感じられる
・初心者に配慮したシステムの数々
具体的には・・・
①レベルアップでHP&MPが全回復
②フィールドで各種種がたくさん拾える
③次の目的地をマーキングする機能
④難易度設定
・キャラボイスにより、戦闘の臨場感が上がった
・キャラの名前が8文字入力可能
→オリジナル版は4文字なので2倍に増えている
■悪かった点
・ロードがとにかく頻繁にあり、長過ぎる
→各館で3秒ほど発生
→Switch版は特に顕著
・画面に対して、キャラや文字が小さい
→Switch(特に携帯機モードやLite)は顕著
・ルックスA(男性)、B(女性)の追加
→昨今のポリコレを意識したものだと思われるが、その一方で女性用の装備があり、ルックスBしか装備できないという矛盾
・正面固定視点のため、奥行きがある建物や塔などの場所は非常に見にくい
「見下ろしじゃなく奥にいくほど小さくなるような立体感になってる為、街中のツボ樽などがめちゃくちゃ見にくい。横に移動する際の出入り口が見にくい」
・スーファミ版にあったすごろく場廃止
・片手モードがない
・まもの使いのまものよびが強すぎてゲームバランス崩壊
→まもの使いは今作で追加された新職業
→まものよびは消費MP8。保護した魔物たちが駆け付け、敵全体に攻撃する
低コストかつ4回攻撃なので、めちゃくちゃぶっ壊れ
・値段が高い
→リメイクで7678円(税込)は割高に感じる
・ロマサガ2リメイクの後でプレイすると物足りない感じが強い
→ロマサガ2リメイクとは、10月25日にスクエニより発売された「ロマンシングサガ2 リベンジオブセブン」のこと
・戦闘シーンが時代遅れ
→コマンド入力が完了すると、プレイヤーキャラクターが見えなくなる昔ながらの戦闘画面
良く言えば原作通り、悪く言えば時代遅れ。令和6年(2024年)のゲームとしては古臭すぎる。
→キャラが消えたとき、モンスターはアップされるが、まだまだ距離が遠いため、迫力がないとも
・難易度設定の「楽ちんプレイ」がヌルゲー
→今作では最初のゲームモードで難易度設定でき、楽ちんプレイ(イージー)、バッチリ冒険(ノーマル)、いばらの道(ハード)の中から選択できる
→特に楽ちんプレイは、もはやゲームをプレイする必要性を感じないほど忖度され、SNSでも批判が殺到している
→ゲームモードは冒険の途中で変えられるため、ハードモードの意味を失っている
・ボイスの追加
→ドラクエにボイスはいらないという過激派よりも、ドラクエ3は顔がアップにならないため、ボイスの必要性を感じないとも
悪かった点はロード、キャラや文字の小ささや戦闘UIへの不満が特に目立つ。
値段に関しては、ドラクエ3は今回が初リメイクではなく、移植を含めると今回で9回目となる。追加要素はあるが、何度も使い古されたゲームに7000円は高すぎるという意見も多い。
難易度設定に関しては、楽ちんプレイはもはやゲームの必要性を感じず、いばらの道は「すべてのボスのHPが増加」「敵から受けるダメージが増加」「戦闘で入手する経験値とゴールドが減少」「敵の弱点をついても与えるダメージが増えにくくなる」などの仕様になり、プレイ時間の水増しにしかならず、ヌルゲーかただただ苦行といった難易度設定が極端とも。
今回はSwitch版のレビューを紹介したが、PS5版、Steam版では違った意見もあるだろう。Steamは購入しないとレビューできないうえ、レビューに実際のプレイ時間が表示される。
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このユーザーは
■良い点
・美麗な背景
・UIやルーラの行き先などが令和仕様
を挙げたものの、
■賛否両論点
・敵の防御力が異常に高く、物理メインのパーティでは詰みかねない
→必然的に呪文ゲー、まもの使いゲーになりがち
・オルテガの追加ストーリーについて、あまり必要性を感じない
→オルテガとは、主人公の父で勇者ロトの一人でもある
・追加ボスが全体的に意地悪
■悪い点
・戦闘のテンポやカメラ周りが悪い
・敵の防御力が高いため、物理が弱い
・過去作と比べてもAIがバカ
を挙げている。
Steam版は海外ユーザーも多く、海外ユーザーのレビューも投稿されている。3ハードのレビューをチェックしたところ、賛否は人それぞれだが、商品失格レベルの欠陥はないように思える。
これらも機会があれば、チェックしてみてほしい。
▼Switch版のレビュー
▼PS5版のレビュー
▼Steam版のレビュー