Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)向けソフト「パルワールド」の早期アクセスが1月19日、Steam版でリリースされる。
パルワールドだが、発表当初からポケモンのパクリと言われているが、実際はどうなのか。ポケモンガチ勢から見た印象をつづりたい。
パルワールドがポケモンのパクリだと言われる要素
まずはパルワールドがポケモンのパクリだと指摘されている部分について、簡潔に紹介したい。
1.パルのデザイン
ムラクモ→コバルオン
フェザーロ→ジュナイパー
アロアリュー→メガニウム
など多数
2.モンスターボールのパクリとしか思えないパルスフィア
モンスターボール同様・・・
・パルを捕まえるために必要な道具
・さまざまな種類があり、パルのHPを削ったり、状態異常にしたり、スフィアによって捕獲確率が変わる
・投げることでパルを出せる
3.ポケモンのタイプの名称だけ変えた「属性」
・全9種で、すべてポケモンのタイプを属性に変えただけ
無属性→ノーマルタイプ
草属性→くさタイプ
炎属性→ほのおタイプ
水属性→みずタイプ
雷属性→でんきタイプ
氷属性→こおりタイプ
地属性→じめんタイプ
闇属性→あくタイプ
竜属性→ドラゴンタイプ
・複合タイプならぬ複合属性も
・ポケモンの技に当たる「アクティブスキル」には属性と威力が設定されている
4.「ボックス」の名称まんま&1ボックスあたり6×5=30匹収容の丸パクリ
5.パル図鑑のUIがポケモン図鑑と酷似
6.レジェンズアルセウスと似たUI多数
※左がパルワールド、右がレジェンズアルセウス
ほかにもあるが、キリがないのでここまでにする。
物足りない人はYouTubeで「パルワールド パクリ」などと検索すると、該当する動画がたくさん出てくるので、そちらで補完してほしい。
収集・対戦・ストーリーの魅力は遠く及ばない
一方、ポケモンの醍醐味である収集や育成、対戦、ストーリーやキャラの魅力は遠く及ばないだろう。
パル図鑑は現時点で100種類ほどしかおらず、ニックネーム、性別、サイズなどの概念はあるが、色違い、リボン、証はない。色違いの代わりに亜種はいるが、一部パルだけだ。
■厳選要素
・ポケモンの特性に当たる「パッシブスキル」
・個体値みたく個体ごとではなさそうだが、初期ステータスが高い個体がいる
性別の左隣にキラキラのマークがついた個体は通常よりステータスが15%ほど高く、パッシブスキル「希少」が確定で付いてきて、もう一つレアスキルがランダムで付く
■育成要素
・同種パル4体”濃縮”でパートナースキル強化
・アクティブスキルのカスタマイズ
・努力値振りみたく専用アイテムでステータス強化
もちろん、種族ごとに初期ステータスが異なるため、種族値の概念もある。タマゴはあるが進化はなく、テラスタルといった独自のシステムもない。
敵との戦闘はコマンド式ではなく、命令を下すドラクエ式になっている。
そのため、任意のスキルを出すことはできない。
プレイヤーは武器や防具、アクセサリーや食料などの道具を持てるが、パルにアイテムは持たせられない。
対人戦は将来的に実装されるそうだが、この仕様上、ポケモンに比べたら戦略性は低いだろう。
ストーリーはないようなものだが、各地の塔にボスが存在する。
ボスごとに属性が異なり、まるでジムリーダーのよう。しかし、しゃべることはないという。
ポケモンはストーリーや世界観を考察したり、魅力的なキャラがたくさんいて、キャラ目当てでプレイする人も多い。
パルワールドをプレイするポケモン勢もいると思うが、おそらく1日で戻ってくるのではないか。少なくとも、中身はポケモンとは全く別物だ。
しかし、見た目はポケモンのパクリでしかないため、株式会社ポケモンが今後どう動くか。パルワールドを開発したポケットピアは2015年4月に設立されたばかりで、世界の株ポケが本気を出せば簡単につぶせる会社だろう。
すでに訴訟の準備に入っている可能性もあるが、賠償金をふんだくるため、ある程度売れてから訴える企業もいる。人気が出てきてから訴えられ、突然サービス終了、ということもあるかもしれない。