シーズン11もあと少しだがSVレギュE環境はどうなった?

シーズン11もあと少しだがSVレギュE環境はどうなった?

ポケモンSVランクマ・シーズン11まであと8日ほどとなった。シーズン11はレギュレーションE環境となっているが、ダブルの環境は今どうなっているのか。

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シーズン11ダブル環境

10月24日時点のダブル使用率ランキングだが、1位はオーガポン、2位はハバタクカミ、3位はテツノカイナ、4位は霊獣ランドロス、5位は化身ランドロス、6位はゴリランダーとなっている。

使用率の推移を見てみると、1位から11位はほとんど動かず、12位から下の変動が目立つ。

シーズン10から参戦したオーガポンが1位になったことで、シーズン3から解禁され、以来ずっと1位だったハバタクカミは2位に転落。一方、テツノカイナは前期5位から今期3位に上がった。

おそらく、素早さ種族値50、とアカツキガチグマより2低く、環境のアカツキガチグマのほとんどはトリル展開であり、トリル下で先手をとることができ、かつかくとうタイプでタイプ相性で有利なことから、使用率が上がったのだと思われる。

霊獣ランドロスは前期8位から今期4位に上昇。当初は6位だったが、パオジアンと化身トルネロスを抜いて4位に躍り出た。なお、現環境の霊獣ランドロスはこだわりスカーフ&ひこうテラスがほとんどだ。

化身トルネロスは前期2位から今期5位に転落。

ゴリランダーは前期7位から今期6位にちょっと上昇。なお、上がったのはつい数日前だったりする。

パオジアンは前期3位から今期7位に転落。そんな中、パオジアンの登場で一度はオワコンになったドドゲザンが今期23位に浮上。日々、使用率が上がっている。

連撃ウーラオスは前期4位から今期8位に転落。ただ、最近まで9位だったのが上がっており、復権の兆しを見せている。

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海外の公式大会では

以上、ランクマの使用率を紹介したが、今回は10月に開催された海外の公式大会における使用率も紹介したい。

以下、ポケモン米公式YouTubeチャンネルで配信された大会の使用率だ。

▼2024 Pokémon Peoria Regional Championships(10/9-10/10)

▼2024 Pokémon Sacramento Regional Championships(10/15-10/16)

▼2024 Pokémon Lille Regional Championships(10/21-10/22)

使用率トップ12までを表示し、オーガポンはめんごとに使用率をとっている。

そのため、ランクマでは使用率1位だったオーガポンも、海外ではトップではなくなっている。

大会ごとに使用率にバラつきがあるが、一貫しているのは1位から3位はハバタクカミ、テツノカイナ、霊獣ランドロスが独占している。ランクマでも2位から4位を独占していることから、レギュレーションE環境の事実上トップスリーと言える。

この3体はレギュレーションD環境の結論パにも含まれており、レギュレーションが変わっても変わらず強い。

WCS2023で優勝したことで結論パだと広まった

オーガポンは当初、かまどのめんが多かったが、今はいどのめんが上回っている。

ウーラオスはおそらく、れんげきのかたで、ランクマ使用率は落ちたが、大会では今現在も活躍している。最新の大会では、いどオーガポンより使用率が多いほどだ。れんげきウーラオスもレギュD結論パの1体で、ここにきて最強の底力を発揮してる。

ヒードランはランクマ10位だったが、最近の大会では使用率トップテン圏内に食い込んでいる。かまどオーガポンが減ったことで動きやすくなり、いどオーガポンはくさテラスを切れば相手の打点はなくなる。今後も数を増やすだろう。

あくタイプはまだパオジアンが多いが、ドドゲザンもそれに次ぐ使用率になっている。ドドゲザンは霊獣ランドロスのいかくに対し、まけんきで攻撃を1段階上げることができ、今の環境的に強い。

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碧の仮面要素が大して活躍してない

ランクマ及び海外大会の使用率を見ても、碧の仮面要素はオーガポンとゴリランダーのグラススライダーがほとんどで、それ以外はあまり活躍していない印象だ。

ヤバソチャについて

ヤバソチャはランクマで当初8位だったが、現在は9位に転落。大会ではトップ12に一度も入っていない。

使用率が伸びない理由としては、くさタイプ枠はオーガポンやゴリランダーが優秀なのと、ゴーストタイプなためハバタクカミに弱い。

また、トリルを持たせることがほとんどだが、今というか剣盾環境以降はトリルの必要性が下がっている。

剣盾から素早さが変化した時、そのターンから反映されるようになったことで、先制しておいかぜやこごえるかぜなどで素早さ操作することで、こちら2体が先に動ける状況を作れるからだ。

一方、トリルは必ず後攻となり、素早さ関係が変わるのは次のターンになってから。必ず後攻になる都合上、トリルする前に倒される、トリルをふういんされる、などで対処されやすい。

仮にトリルが決まったとしても、トリル対策で遅いポケモンを入れていたり、まもるやみきりなどを駆使して上手くターンを稼がれて徒労に終わることも珍しくない。

おいかぜやこごえるかぜを入れた構築は全体的に素早さが高くなり、これらのサポートがなくても先制できることが多いが、特にトリルに特化した構築は最遅が多いため、トリルがないとほぼ先制できず、トリルが阻止されたり、解除されるとかなりキツイという弱点がある。

あとはヤバソチャが覚えるいかりのこなが、オーガポンが覚えるこのゆびとまれの下位互換になっているのも。いかりのこなはくさタイプに効かず、その一方で現環境はオーガポンやゴリランダーなど強いくさタイプが多い。対して、このゆびとまれはタイプで無効化されることはない。

アカツキガチグマについて

アカツキガチグマはランクマで当初10位だったが、現在は12位に転落。大会ではトップ12に一度も入っていない。

使用率が伸びない理由としては、やはり遅い素早さにあるだろう。

素早さ種族値は52しかなく、先制にはトリルなどの素早さ操作が必須になる。つまり、先制には味方の介護が必須になるわけだが、介護前提となると微妙でしかない。

なお、最遅トリルしたとしても、最遅テツノカイナに抜かれ、かつ弱点もつかれてしまい、テツノカイナ自体、数が多いため、思ったより活躍できないのが現状だ。

一応、先制技のしんくうはを覚えるが、タイプ不一致かつ威力40なため、やはり味方の素早さ操作は避けられない。

とはいえ、無策だと苦戦を強いられるポケモンではある。ただ、テツノカイナやノーマル技を半減するはがねタイプなど、対策自体は簡単で、そこまで強くない印象だ。

アローラキュウコンについて

アローラキュウコンはランクマで16位。大会ではトップ12に一度も入っていない。

アカツキガチグマとアローラキュウコンはレギュレーションEから解禁されたポケモンの中では特に多かったが、どんどん数を減らしていった。

結局、シーズン10の延長線みたいな感じで、あまり新環境という実感がない。怒涛のレギュレーションDに比べれば、いささか退屈に思える。しかし、これがあと2ヶ月半続くという…。

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