ポケモンの幻ポケモンはこれまで、配布イベントを除いて入手することが困難だった。しかし、8世代では通常プレイやほかのソフトとのデータ連動でゲットできるケースが相次いだ。
8世代では8匹の幻ポケモンがゲットできる
■剣盾
・ケルディオ:冠の雪原でコバルオン、テラキオン、ビリジオン捕まえたことをソニアに報告した後、鍋がある島で3体とカレーライスを作ると島の中央に現れる
■ダイパリメイク
・ミュウ:ピカブイのデータがあると、ソノオタウンにいる老夫婦からもらえる
・ジラーチ:剣盾のデータがあると、ソノオタウンにいる老夫婦からもらえる
・マナフィ:初回購入特典として、オンラインで受け取れる
・フィオネ:マナフィとメタモンでタマゴをつくる
■レジェンズアルセウス
・ダークライ:ダイパリメイクのデータがあると、クリア後にギンガ団本部のクエストボードから受けられる依頼でゲットできる
・シェイミ:剣盾のデータがあると、クリア後にギンガ団本部のクエストボードから受けられる依頼でゲットできる
・アルセウス:すべてのポケモンをゲットし、シンオウ神殿に出現した光の階段を登った先にいるアルセウスを倒すと手持ちに入る
・マナフィ&フィオネ:クリア後にギンガ団本部のクエストボードから受けられる依頼でゲットできる
それ以前の世代に遡ると、7世代のサンムーン及びウルトラサンムーンでは、クリア後にマギアナのQRコードを読み込むと、ハウオリシティのショッピングモールのアンティークショップで配達員から受けとれる。このQRコードは現在も有効で、ネットを検索すればQRコードは出てくる。
6世代のORASでは、クリア後のエピソードデルタでデオキシスをゲットできる。
幻ポケモンのゲットを簡単にして格差をなくすべき
8世代では、幻のポケモンは通常プレイやデータ連動でゲットできるケースが相次いだ。プレイヤー間の格差をなくすためにも、これは今後もやるべきではないか。
そもそも、幻のポケモンは「幻」といわれているが、アルセウスを除いて伝説のポケモンと同じレアリティだ。これはアニポケを見れば一目瞭然で、多くは準伝説と同等とされる。
準伝説や幻を手持ちに加えているトレーナーは意外と多く、主人公サトシも準伝説のアーゴヨンと幻のメルメタルを持っていた。一方、禁止伝説を手持ちにしているトレーナーは作中で誰一人おらず、準伝説と幻より上位の存在であることを際立たせている。
設定も、幻と準伝説は禁止伝説より格下だ。例えば、時渡りポケモンのセレビィと時間ポケモンのディアルガ。どちらも時間を操るポケモンだが、力関係はディアルガのほうが上だ。
そんなディアルガは、2007年公開の映画「ディアルガVSパルキアVSダークライ」で、立ち向かってくるダークライをパルキアとともにコテンパにし格の違いを見せた。
ほかにも、デオキシスは2005年公開の映画「裂空の訪問者デオキシス」でレックウザと宇宙でバトルし、最初こそ優勢だったが、最後は破壊光線を食らい敗北している。
幻と準伝説が同等という根拠は、ダークライとクレセリアがいい例だろう。2匹は隣の島に住む間柄で、合計種族値はともに600。相性こそダークライのほうが有利だが、ダークライが見せる悪夢をクレセリアがしっかり治せるし、作中で2匹がバトルしたことは何度かあったが、いずれも決着はつかなかった。
ケルディオも、コバルオン、テラキオン、ビリジオンの後継者ポジションで、やはり同等の扱いとなっている。
準伝説と同等のレアリティと強さで、禁止伝説より断然格下なのに基本配布などでしかゲットできないというのはなぜなのか。
幻のポケモンをゲットするために興味のない映画の前売り券を買わせたり、外伝作品のポケモンGOと連動しないとゲットできないメルタンとメルメタルみたいなのはいい加減やめるべきだ。
そもそも、海外では前売り券商法は法律に引っかかるらしく、無料で配布していると聞いた。映画は2017年公開の「キミに決めた!」からパラレルワールドのサトシが務めるようになってつまらなくなり、わざわざ観に行こうとも思わない。
アルセウス以外は600族なのに、幻のポケモンというだけでランクマにも出れない。今後はアルセウスを除く幻のポケモンも解禁し、禁止伝説ありのルールでアルセウスも解禁したらどうだろうか。