【大阪ビル火災】谷本盛雄容疑者、結婚して家族の妻と子供2人いた!10年前に長男を刺して殺人未遂の前科 板金工場の主力だったが突然消える「B級バックラー」

【大阪ビル火災】谷本盛雄容疑者、結婚して家族の妻と子供2人いた!10年前に長男を刺して殺人未遂の前科 板金工場の主力だったが突然消える「B級バックラー」

大阪市北区北新地の「堂島北ビル」で24人が死亡した放火殺人事件で、警察は12月19日、火をつけた61歳の男の身元について、住所、職業不詳の谷本盛雄容疑者と発表した。

警察は、谷本盛雄容疑者が重篤な状態になっているため逮捕状を請求していないが、被害者遺族の意向などを踏まえて氏名を公表することを判断したと説明している。

ついに明かされた放火犯の実名。谷本盛雄容疑者とはどのような人物だったのか。文春オンラインや産経新聞では谷本容疑者の過去が報じられた。

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谷本盛雄容疑者、10年前に長男を刺して殺人未遂の前科

記事によると

・谷本盛雄容疑者はかつて結婚していた

・しかし、元妻が住んでいるマンションには息子2人と3人で15年前に引っ越してきて、2008年秋ごろに離婚する前から谷本盛雄容疑者は同居していなかった可能性も

・一人暮らしの寂しさが募り、谷本盛雄容疑者は翌年に元妻へ復縁を申し込むも失敗
→孤独感が強まり、次第に自殺を考えるように

・しかし、1人で死ぬのは怖かったらしく、最終的に「家族は一緒でなければならない」と一家心中を考えるように

・2011年4月、長男から家族みんなで遊びに行こうと誘われ、家族が再会する機会があった

・最初は無理心中にためらいがあったが、元妻の家で長男と2人で酒を飲み交わした際、長男が働くか働かないかで揉め、酒の勢いもあってか、持参した刃渡り15㎝ほどの出刃包丁で長男に切りかかった
→長男は血だらけになりながらも、何とか最悪の事態は免れる

・その後、谷本盛雄容疑者は駆け付けた警察官によって殺人未遂容疑で逮捕された

・裁判では谷本盛雄容疑者の弁護側が、孤独によるうつ病といった精神疾患などを原因に減刑を求めたが、当時男は仕事を辞めたにも関わらず、金を競馬に費やして自身の生活費にも困るような状態だった
→裁判官は自身の行いが招いたことを打開するために、家族を犠牲にするのは「家族に対する甘え」と切り捨てて、懲役5年を言い渡した

・事件後、妻と息子たちはいっそう近所付き合いを避けるようになったが、テレビの音がうるさいと、長男が近所に文句を言いにきたことがある
→特にトラブルにはならなかったが、長男は家でパソコン仕事をしていて、音が気になったそう

・放火されたクリニックと谷本盛雄容疑者の間でトラブルがあったという話も

12月18日配信「Yahoo!ニュース」(文春オンライン)

AERAでは、谷本盛雄容疑者は酒好きでアルコール依存症となり、放火したクリニックやいくつかの病院に通院。酒癖も悪く、酒を飲んでは暴れて悪態をつき、コロナ前は自宅近くの飲み屋でもトラブルを起こしていたと、知人の証言が報じられていた。

また、ここ数年は体調を崩して仕事をしている様子はなく、「福祉のお世話になっている」と近況をこぼしており、現在は生活保護かなんかで暮らしていたと思われる。

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大阪市内の板金工場に勤務も突然音信不通に 社長「少し短気なところもあり、かっとなって口を利かなくなることもあった」

大阪市北区曽根崎新地のビル4階のクリニックから出火し、24人が死亡するなどした火災で、放火や殺人の疑いが持たれている患者の男(61)がかつて勤務していた大阪市内の板金工場の社長(78)が18日、取材に応じた。「真面目で腕のいい職人だった。事実だとすれば信じられない」と胸の内を明かした。

社長によると、男の父親は市内で別の板金工場を経営しており、男も高校卒業後、職人に。社長の工場では一時仕事を休んだ時期もあったが、平成14年から約8年間働いた。「腕は抜群で、その腕を買ってうちに来てもらった」と話す。

社長の工場に就職するまでは職を転々としており、男の妻も「定職についてくれたことがうれしい」と話していたという。当時多忙だったという社長の工場で長く活躍し、後輩職人からも慕われていたが、22年に突然出社しなくなり、そのまま音信不通に。以前にも退職をほのめかすことはあったが、明確な退職の申し出はなかったという。

在籍中には職場でのトラブルはなかったが、社長は「少し短気なところもあり、私がアドバイスしたり注意したりするとかっとなって口を利かなくなることもあった」と振り返る。事件への関与を疑われていることについては「真面目で職人かたぎ。そんなことをするなんて信じられないし、事実だとすればショックだ」と驚きを隠せない様子だった。

12月18日配信「Yahoo!ニュース」(産経新聞)より

これまでの報道を見た限り、谷本盛雄容疑者は2件の放火や無理心中を図ろうとするなど非常に身勝手な人物で、酒癖も悪く生活苦になるまでギャンブルに入り浸っていた。

板金工場の社長は「真面目」と語っているが、職場の主力に近い立場を取得した後、突然消えるという「B級バックラー」(2chのバックラー階級の一つ)で、いい年こいて社会人としての常識にも欠け、不都合なことがあるとカッとなって口を利かなくなるという、精神年齢は子供のような一面もみられる。

谷本盛雄容疑者は生死の境をさまよっているが、意識を取り戻したとしても2件の放火に24人殺害で死刑は確定だろう。精神疾患で無罪とならないことを祈るばかりだ。

【追記】10年前の事件報道が見つかる。長男は当時25歳ということで、現在は35歳くらいになっていると思われる

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