【ポケモン剣盾】禁止伝説(禁伝)枠、シングル最強はザシアンみたいだがダブルでは?対戦ガチ勢の私的ランキング

【ポケモン剣盾】禁止伝説(禁伝)枠、シングル最強はザシアンみたいだがダブルでは?対戦ガチ勢の私的ランキング

ポケモン剣盾のランクマは現在、シリーズ11が開催されている。シリーズ11は2月1日までで、1月28日に発売予定の「レジェンドアルセウス」に合わせてポケモンHOMEと連携し、アルセウスの新ポケモンが剣盾で使えるとしたら、シリーズ11が本当に最後の剣盾環境となる。

剣盾環境最後になると思われるシリーズ11は、禁止伝説ポケモンを手持ちに1匹だけ入れられるルール。1匹しか使えない禁止伝説に何を選ぶのか迷うだろう。

シングルではザシアンが最強らしく、YouTubeに上がっている「禁止伝説ランキング」でどの動画でも1位だったりする。じゃあ、ダブルではどうなのか。

この記事では、対戦ガチ勢でもある筆者がダブルの禁止伝説をTOP5でランキング付けした。

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5位:黒バドレックス

素早さ150で、レジエレキに次いで先制が取りやすく、特攻165から放たれるタイプ一致の全体技「アストラルビット」(威力120)が非常に強力。

イエッサンやカプ・テテフと組ませることが多く、サイコフィールドにすればワイドフォースが威力120の全体技となり、さらにフィールドの1.3倍も乗るため、アストラルビットを超える火力となる。

相手2匹を同時にKOすれば、特性「じんばいったい」で特攻を一気に2段階上げられる。シングルでは1on1なため1段階しか上がらず、ダブルでこそ真価を発揮できるポケモンといえる。「じんばいったい」は「きんちょうかん」の効果もあり、主にきのみによる回復や半減を封じて素早く処理できる。

一方、ゴーストとエスパーの技範囲がかぶっており、あくタイプには何もできないことが多い。一応、あくタイプに弱点をつける「かふんだんご」を覚えるが、現環境のあくタイプはガオガエン、オーロンゲ、一撃ウーラオスなど虫技が弱点ではないポケモンがほとんどだ。

弱点はゴーストとあくのみだが、いずれも4倍弱点で、ゴースト技は「かげうち」、あく技は「ふいうち」が先制技にあり、上から縛られやすい。

先制技はサイコフィールドで防いだり、組ませることが多いイエッサン♀の「このゆびとまれ」で「ふいうち」をすかすことはできるが、フィールドはほかのものに書き換えれば再び先制技が有効となり、黒バドレックスもイエッサン♀も特殊系なため、バークアウトで「このゆびとまれ」を台無しにしながら黒バドレックスに4倍ダメージを与え、さらに2匹の火力も削ぐことができる。カプ・テテフやイエッサン♂の場合も同様だ。

ダイマックスして先制技を耐えようとしても、珠ウーラオスや珠リベロエースバーンの「ふいうち」ですら耐えることはできない。

また、耐久ステータスも禁止伝説ポケモンの中では低く、いじっぱりザシアンの「きょじゅうざん」、しずくカイオーガの雨しおふきでそれぞれ確一となっている(しおふきはダブルダメージで計算。以後の全体技も同様)。無論、黒バドレックスはアストラルビットでザシアンもカイオーガも一撃では倒せない。

ダイマックスしても、珠ダイホロウをHP振りザシアンは確定で耐え、その一方でザシアンは「きょじゅうざん」でダイマックスで威力2倍となった黒バドレックスを確一にできる。

あまりにも一撃で倒されるため、最近は「きあいのタスキ」を持たせて一発耐えようとする動きもあるが、それだとHP振りザシアン、耐久無振りカイオーガや一撃ウーラオスなどは二確にならないのがつらい。

筆者はかつて、黒バドレックスがダブル最強とほざいていた時があったと思うが、今となっては使用率22位と禁止伝説で5番目まで落ちぶれている。

4位:グラードン

特性「ひでり」で天候を晴れにでき、晴れの始動役にコータスを選ばなかった時に採用される。

攻撃150から放たれるタイプ一致全体技「だんがんのつるぎ」(威力120)が強力で、禁止伝説ルールは地面技の通りが良く、それを高火力で撃てるのは評価できる。

剣盾で新たに習得した「ヒートスタンプ」は自分の体重が相手より重いほど威力が高くなり、最大火力は120かつ炎技であるため、これまで「ほのおのパンチ」が最大火力で「ひでり」の恩恵がショボかった炎技を高火力で撃てるようになった。

しかし、対となるカイオーガ構築に勝つのは難しいのが現状だ。ゲンシカイキがあった6世代と7世代では天候を奪えば勝つことができたため互角だったが、ゲンシカイキを失った今、水技を半減しても元々2倍なため等倍になっただけで、ほとんどのカイオーガは弱点技の「れいとうビーム」を持っている。

一方、グラードン側はカイオーガの弱点技を持っておらず、素早さはいずれも90族だが、グラードンは基本的にHAベースの調整となるため、先制は取れない。筆者も一時期グラードン構築を使っていたが、カイオーガ構築には半分も勝てていなかったと思う。

「だんがんのつるぎ」は命中85で外す可能性が高い技であることもマイナスだ。ここまで低いと、2匹とも当たらないことが多々ある。一方、カイオーガのメインウエポンである「しおふき」は自分の残りHPで威力が変わる技だが、命中100で使いやすく、やはり格差がある。

また、攻撃特化「だんがんのつるぎ」でもHPぶっぱのザシアンなら耐えられ、上からの「きょじゅうざん」二発で返り討ちに合うのもつらい。「こだわりハチマキ」などを持たせれば確一にできなくもないが、そもそも当たらなければ意味がない。

ザシアンはヒートスタンプでも弱点を付けるが、ザシアン相手には威力60にしかならないため、まず倒すことはできない。そもそも、ヒートスタンプはダイマックスに無効化されてしまうのもネックだ。

技外しを嫌ってダイマックスするのも手だが、それだとダイマックスが前提となってしまう。禁止伝説でダイマックスすると、禁伝枠とダイマックス枠を同時に消費してコスパが悪い。6世代と7世代で禁止伝説にレックウザを採用すると、禁伝枠とメガ枠を同時に使ってしまうのと同じことだ。

また、ダイマックスするとフィールドから離れづらくなり、物理アタッカーゆえにガオガエンや霊獣ランドロスなどで「いかく」を回されればどんどん火力が削がれてしまう。

禁止伝説は基本的にダイマックスせず、ほかのポケモンに譲るのがベストだ。

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3位:ザシアン

元々、攻撃170あるのに加え、登場時に特性「ふとうのけん」で攻撃が1段階アップし、いきなり超火力を発揮できる。タイプ一致技「きょじゅうざん」はダイマックスに2倍のダメージを与え、実質ダイマックスしていない時と同様にダメージを与えられる。

鋼タイプゆえに抵抗は11タイプあり、その一方で弱点は炎と地面のみ。耐久ステータスも「HP92-防御115-特防115」と高い。素早さはいじっぱりが多く調整されていることがほとんどだが、準速でも最大で最速130族と同じ数値となる。

シングルはもちろん、ダブルでも禁止伝説で一番使われているザシアンだが、筆者としては3位が妥当といえる。「ダイマックスできない」「全体技がない」「道具が固定される」といった致命的な欠点があるからだ。

まず、「ダイマックスできない」ということは、それだけザシアンの行動が読みやすくなる。ダイマックスすればひるまなくなるため「ねこだまし」はただの低火力技になるが、ザシアンはダイマックスできないため「ねこだまし」で簡単に動きを止められる。

弱点の炎と地面はサブウエポンでの採用率も高く、ダイマックスしてHPを増やすこともできないため、ダイマックス技であっさり落とされることも珍しくない。

多くの禁止伝説がタイプ一致の高火力全体技を持っているのに対し、ザシアンにはそれがない。筆者としては、禁止伝説はタイプ一致の高火力全体技、ダイマックスはタイプ一致の高火力単体技で差別化したい。

技構成の関係上、ガオガエン以外の炎タイプやサンダーなどは弱点を付けないため突破が難しい。ザシアンの技はすべて接触技で、特にサンダーの夢特性「せいでんき」で麻痺をもらう恐れもある。

そして、物理アタッカーの多くが抱える問題である「いかく」にも弱い。ザシアンは「ふとうのけん」で攻撃が1段階上がり、1回目はプラマイゼロになるだけだが、2回目以降はマイナスとなる。

現環境ではガオガエンと霊獣ランドロスを同時採用した構築もあり、2匹で「いかく」を回されればあっという間に決定力を削がれてしまう。

物理の単体アタッカーなら、いかくに強くてタイプ一致の先制技があるウーラオスのほうが使い勝手がいいだろう。

「道具が固定される」はメガシンカやZワザも通った道なため、「ダイマックスできない」「全体技がない」に比べるとデメリットは小さい。しかし、今はメガシンカもZワザもないため、道具が固定されるのは選択肢を狭めるデメリットとして無視できなくなっている。

2位:白バドレックス

攻撃165から放たれるタイプ一致の全体技「ブリザードランス」(威力130)が非常に強力。対となる黒バドレックスのアストラルビットより10高い。

氷技は一貫性が高く、ボルトランド(相性補完)、グラバナ(晴れ)、エルフボルトorランド(おいかぜジェット)といったメジャーな並びは2匹とも氷弱点というのも強さのポイントだ。

黒バドレックス同様、相手2匹を同時にKOすれば、「じんばいったい」で攻撃を一気に2段階上げられる。氷技のほうが一貫性が高い分、発動率は高いかもしれない。

弱点は6つもあるが、耐久ステータスは「HP100-防御150-特防130」と高水準で耐えきることが多い。その耐久力はなんと、ザシアンの「ふとうのけん」で上がった攻撃1段階アップを「いかく」などで帳消しにすれば、いじっぱりでも「きょじゅうざん」を確定で耐えるほどだ。

また、弱点の多さと高耐久が「じゃくてんほけん」と相性が良く、下手に弱点を突こうものなら逆に火力を底上げさせる。

主に、ミミッキュなどでトリックルームを展開した後に出てきて、上から殴る動きが多い。白バドレックス自体もトリルは覚えるため、ミミッキュを倒して安心しきったところでまたトリルしたり、ラス1トリルを「まもる」で凌ごうなら、2匹でトリルしてトリルターンをリセットする立ち回りも可能だ。

ミミッキュと組ませる場合、ミミッキュの「かげうち」で「じゃくてんほけん」を発動することもできる。

「じゃくてんほけん」を持たせることが多いため、ダイマックスも選択肢に入り、ダイマックスすればダイアイスで天候を変えることもできる。

白バドレックスも物理アタッカーで「いかく」に弱いが、「じんばいったい」や「じゃくてんほけん」で火力を底上げできるため、いかくループを回される前に倒しきることもできなくない。

現在、使用率は20位と禁止伝説で4番目だが、個人的にはナンバー2だと思っている。

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1位.カイオーガ

ダブルバトルでの禁止伝説の頂点はカイオーガだろう。特攻150に加え、特性「あめふらし」による雨で強化されたタイプ一致の全体技「しおふき」は超強力。カイオーガは初登場したルビサファからこの戦法だが、2002年の発売から19年経った現在もこれが通用するのだから強すぎる。

しおふきは自分の残りHPで威力が変わるため、過去作ではHPが一定まで減ったら「こんげんのはどう」に切り替える動きが主流だったが、剣盾でダイマックスが登場したことで、単体技にはなるものの、状況に応じてダイマックスするという選択肢も登場した。

メタとしては、グラスフィールドからの先制グラスライダーで縛ってくるゴリランダーが登場したが、ほかのフィールドに変えてしまえば縛りは解除できる。

カイオーガの強さは自身の攻撃だけでなく、雨による「ぼうふう」「かみなり」必中、「炎技半減」も上げられる。

特に、剣盾のカイオーガは化身トルネロスやレジエレキと組ませることが多く、化身トルネロスならタイプ一致で30%混乱の「ぼうふう」(威力110)、レジエレキならタイプ一致で30%麻痺の「かみなり」(威力110)がそれぞれ必中で撃てる。

もちろん、カイオーガ自身も「かみなり」は覚えるため、「れいとうビーム」との選択になると思うが、構築に応じたカスタマイズができる。

筆者はカイオーガ構築での2桁達成が多く、ダブル最強はザシアンではなくカイオーガだと思う(そもそも、ザシアン構築で2桁いったことないという)。

▼ダブルランクマ2桁いったカイオーガ構築

順位は11月13日午前3時ごろ時点

このほかにも、ディアルガやパルキアが環境に刺さっていて強そうだが、いずれもダイマックス前提の動きとなるため、TOP5入りはしないと思う。

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