先日、
という記事を公開した。
YouTubeに投稿された2021秋アニメのPVの再生数が高いほど期待されているとして、TOP10を決めた。YouTubeは世界中の人が見ているが、PVはいずれも日本語なため“日本では期待されているアニメ”と言えなくもない。
海外ではどんなアニメが期待されているのか。海外の大手アニメサイト「MyAnimeList」のデータをもとに、同様にTOP10を決めた。
2021秋アニメ、海外の期待ランキングTOP10
■ランキングの決め方
・2021秋アニメとして、新たにスタートするアニメが対象
→ただし、分割2クール目や配信限定アニメは除く
・MyAnimeListにログインすることで任意のアニメ作品をフォローすることができ、そのフォロワーが多い順にTOP10を決定
画像は今期アニメでレビュー1位のメイドラゴンS。フォロワーも314,474人いる(右下)
・フォロワーは9月21日時点のもの
1位.「古見さんは、コミュ症です。」フォロワー:142,407
2位「プラチナエンド」フォロワー:99,234
3位「ブルーピリオド」フォロワー:77,659
4位「見える子ちゃん」フォロワー:67,258
5位「Takt Op. Destiny」フォロワー:63,736
6位「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」フォロワー:57,825
7位「終末のハーレム」フォロワー:49,662
8位「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」フォロワー:43,924
9位「最果てのパラディン」フォロワー:40,061
10位「先輩がうざい後輩の話」フォロワー:34,898
1位に輝いたのは、週刊少年サンデーで連載中の「古見さんは、コミュ症です。」。PVの再生数ランキングも鬼滅の刃に次いで2位だった。
現在、MyAnimeListには「鬼滅の刃 遊郭編」がなぜかなく、リストに登録されればすぐに逆転されそうではある。
2位に輝いたのは、デスノートやバクマンの大場つぐみ先生と小畑健先生のタッグが描く「プラチナエンド」。デスノートは特に海外での評価が高く、フォロワー約308万人と全アニメの中でもっともフォロワーが多いアニメとなっており、そんなデスノートを描いた2人の新作アニメは大きく注目されている。
■ちなみに、歴代フォロワーTOP10はこちら
MAPPAとMADHOUSEのタッグが制作するオリジナルアニメ「Takt Op. Destiny」は5位と、PVの再生数は8位だった日本よりも注目度が高い。MAPPAが制作する進撃の巨人、呪術廻戦、そしてアニメ化が決まったチェンソーマンは特に海外人気が高く、そんなMAPPAの新作アニメに期待する海外勢が多いのだと思われる。
6位に「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」、8位に「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」、9位に「最果てのパラディン」と、なろう小説原作のアニメが続々とランクイン。
同じく、なろう小説の「無職転生」は分割2クール目で新作アニメではないためランキングから外したが、フォロワー175,156なので、含めたら1位だった。
日本同様、海外でもなろうが流行っており、過去のクールでもなろう系アニメがいくつか上位にランクインしている。
意外なのは、終末のハーレムが7位に来たこと。海外では女ばかりのアニメは人気がないと聞くが、やはりエロなのか!?
余談だが、台湾では異種族レビュアーズの無修正版が配信されていた。終末のハーレムも、海外なら無修正版がみられるかもしれない。
一方、PV再生数ランキングでTOP10入りした「ルパン三世 Part6」「マブラブ オルタネイティブ」はランクインせず。ルパン三世は昭和、マブラブオルタは平成初期に発売したエロゲが原作となっている。
最近、日本では過去の名作が復活したり、出てから何十年も経ってからアニメ化するケースが多い。しかし、海外では化石アニメは人気が出づらいようだ。