ポケモン第8世代「ポケモン剣盾」の発売から今日で1周年を迎えた。
ポケモン剣盾では、登場する過去作のポケモンが絞られることが事前にゲームフリークから発表され、事実上の互換切りで大炎上。リストラ騒動として、ネットやマスコミにも取り上げられた。
そんなポケモン剣盾だが、現在はシリーズ1の神ゲーと言っても過言ではない評価になっている。
ポケモン剣盾1周年、リストラは大正解だった!
対戦勢の筆者としては、ポケモン剣盾のリストラは大正解だったと思っている。
1.対戦環境の変化が定期的に訪れる
2019年11月:ポケモン剣盾が発売→400種類が登場
2020年2月:ポケモンホームがリリース→計35種類が新たに解禁
6月:夢ガラル御三家が解禁。鎧の孤島が配信され、新教え技が解禁
7月:鎧の孤島で追加された101種類が新たに解禁
9月~10月:使用率上位のポケモンが禁止されたレギュレーション
11月:10月に配信された冠の雪原で追加された119匹が新たに解禁
このように、数か月ごとに新要素を追加したり、レギュレーションを変えたりなど、ポケモン剣盾の環境は定期的に変化が訪れていた。
最近のポケモンシリーズでは、完全新作が発売した年末にポケモンバンクが解禁。全てのポケモンが使用可能になっていた。環境初期から全てのポケモンが使えるようになり、環境は最初の数か月で固まっていた。
ポケモンは基本的にアップデートで上下方修正は行われず、環境の変化はマイナーチェンジやリメイクなどの新作が来るまで訪れないため、早々に飽きがくる。
新作ソフトは早くて1年、遅くても2年なのでレーティングは飽きて毎回レギュレーションが変わる公式大会によく参加していた。
そう考えると、登場するポケモンを絞り、徐々に解禁していく手法は成功だったと思われる。
2.バトルレギュレーションマークで過去作から連れてきたポケモンが使用可能
最近のポケモンシリーズでは、その世代で捕まえたポケモンしかレーティングに参加できないため、わざわざゲットし直す必要があって非常にめんどくさかった。
ポケモン剣盾では、バトルレギュレーションマークを付けることで、過去作から連れてきたポケモンをランクマで使用することができ、わざわざゲットし直す必要はなくなった。
また、リボンなどの関係でそのポケモンでランクマしたいというプレイヤーの願いも叶うことになったのは朗報ではないか。
3.育成周りもやや緩和
ポケモン剣盾では、育成に関してこれまで不便だったものがやや緩和された。
①ミント
性格補正を任意のものに変えるアイテム。これにより、伝説のポケモンの性格合わせが楽になった
②けいけんアメ
経験値を直接与えるアイテム。王冠を使うにはレベル100まで上げる必要があるが、それはとても面倒。これを使うことで、簡単にレベル100まで上げることができるようになった。
③ドーピングアイテムの10個制限解除
これまでのポケモンシリーズでは、タウリンやブロムヘキシンなどのドーピングアイテムはそれぞれ最大10個までしか与えられなかったが、ポケモン剣盾では極振りまで与えることができるようになった。
④タマゴ技を後から覚えさせられる
ポケモン剣盾では、タマゴ技を後からでも覚えさせることができるようになった。これにより、タマゴ技を覚えさせるのを忘れて、もう一度厳選なんて必要がなくなった。
⑤とくせいパッチ
これまでのポケモンシリーズにあった「とくせいカプセル」は通常特性が複数ある場合、それを一方に変えられるだけで夢特性には変更できなかった。とくせいパッチは通常特性を夢特性に変えることができ、これにより伝説の夢特性もゲットできるようになった。
鎧の孤島では、入手困難だったキョダイマックスを後から追加できる「ダイスープ」が登場した。
もちろん、「教え技が思い出せない」「とくせいパッチの要求鉱石が多すぎる」など不満点がなくもないが、これまでに比べると格段に快適となった。
全てのポケモンは解禁されていないが、その多くがシンオウのポケモンということで、来年11月にダイパリメイクが出るのではないかと噂されている。
これが事実だとしたら、それまでに対戦環境に変化を与える追加要素が欲しいところだ。