南米コロンビアで亡くなった一橋大学4年の井崎亮さんのブログやFacebookが特定された。
井崎さんは旅行ブログを運営しており、世界各地を旅して撮影した写真やレポートがつづられていた。
また、NPO法人・LBIの活動に参加していたことも明らかになっている。
井崎亮さんのブログやFacebookが特定!?
井崎さんはFC2ブログに2016年2月に開設。最初の記事には、
世界を周るため人生の夏休みと言われる大学時代に休学することでさらに一年の夏休みをつくりだしてしまいました。で、せっかくなのでこの一年をなんらかの形に残したいと思いブログを書くことにしました
と休学期間を利用して世界旅行することやブログを始めるきっかけをつづっていた。
ブログによると、2月は英語学校「QQEnglishシーフロント校」に通うためフィリピン・セブ島に留学。この留学を通して英語に慣れた勢いで、同月を含め毎月2~4カ国を回ったという。
最後の旅行先となったコロンビアの前のメキシコでは、首都のメキシコシティを中心に世界遺産の遺跡があるオアハカやカラフルな街並みで日本人にも人気のグアナファトの各スポットを巡った。16日更新された最後の記事では、
メキシコシティめっちゃ良い!! 断言します。ここなら住めます。
とメキシコを絶賛。続けて、
次はコロンビアへ! ついに南米上陸です! 楽しみ!
とコロンビア巡りに期待していた様子だった。
この記事には現在、70以上のコメントが寄せられており、親族や大学の同級生など追悼の声がある一方、匿名の心無い声も挙がっている。
Facebookは、去年3月で更新が停止。高校は千葉県立船橋高校を卒業しており、最後の投稿には象に乗った井崎さんの写真が掲載されている。
コロンビアは、コカインの栽培や誘拐が多いことで有名。井崎さんも訪れたメデジンは昔、麻薬組織に支配された治安の悪い町だったが、麻薬組織の解体後の現在は「世界で最も革新的な都市」に選ばれるなど治安は改善している。
井崎亮さん、NPO法人・LBIの活動に参加していた
井崎さんは、NPO法人・LBI(Little Bees International)に2015年秋から活動に参加。公式ホームページの井崎さんの紹介文には、
ケニアのスラムでの出来事はけっして遠い世界の話ではないと思っています。そこでは何が起き、どんな問題を抱えているのかということを見て、聞いて、考えたい。スラムに住む女性や子どもが自分の将来を選択でき、希望を抱いて生きることができることを願っています
とつづられていた。
LBI(Little Bees International)は、2013年6月に設立。小さな蜂達を意味するLittle Beesは、活動の参加者やアフリカ・ケニアのコロゴッチョスラムに住む人1人1人の小さな努力を合わせた繋がりを結ぶ団体にしたいという願いを込めて名付けられた。
公式ホームページによると、女性の就業支援、スラムに住む子共たちの教育支援や募金活動、HIV予防啓発とケア活動などの事業を行っているという。