福岡・田川市で、犬の散歩をしていた会社員の山下泰幸さん(42)が軽乗用車にはねられ死亡した事故で、読売新聞は8月14日、犯人の女子大生(22)の名前を紙面で報じた。
読売新聞、田川市事故犯人の女子大生の名前を報道!
田川市事故の犯人である女子大生の名前が読売新聞の紙面に掲載されたと、5chに新聞のスクリーンショットが投稿された。しかし、投稿者が女子大生の名前をぼかしており、実際の名前は分からなかった。
かろうじて「宮城彩」までは読み取れたが、最後の文字が確定していない。今後、他紙で名前が報じられたら追記したい。
池袋事故の時も真っ先に「飯塚幸三容疑者」と報道
昨年4月の池袋死傷事故の時も、読売新聞は犯人の飯塚幸三を真っ先に「飯塚幸三容疑者」と報じた。
他紙では、今年2月に在宅起訴されるまで「飯塚幸三元院長」という呼称だった。
なぜ女子大生は逮捕されないのか?
田川市事故の犯人である女子大生が逮捕されないことについて、ネットでは「上級国民の娘だから逮捕されないのか」「若い女は逮捕されないのか」などと批判が殺到し、大炎上している。
上級国民の飯塚幸三ですら、各メディアが第一報で名前を報じたのに、女子大生は読売新聞で名前が出ただけだ。
最高裁が定めた刑事訴訟法によると、逮捕には「逮捕の必要性」が求められる。「逃亡の恐れ」と「証拠隠滅の恐れ」を満たしていないと逮捕は認められない。
飯塚幸三の場合、87歳(現在88歳)という高齢に加え、事故で肋骨を折るなどの怪我を負い、現場から病院に搬送されてそのまま入院となった。その上、旧通産省の元院長で瑞宝重光章という勲章を持つ上級国民で身元がはっきりしており、むしろ逃亡できない状況になっていた。
また、入院するほどの怪我を負ったことで車やドライブレコーダーなどを処分できず、証拠隠滅もできなかった。
これらの理由から、逃亡の恐れも証拠隠滅の恐れもないと判断され、逮捕を免れたのではないかと、専門家たちは話している。
では、今回の女子大生はどうか。女子大生は事故当初、「電柱に当たったかもしれない」と母親に相談し、事故の30分後に母親が警察に通報した。その間、女子大生がどこで何をしていたのかは不明。
現場から立ち去っていた場合、「逃亡の恐れ」があると判断されるはずだ。母親に相談した際に口裏を合わせていた可能性もあり「証拠隠滅の恐れ」があるとも判断されるはずである。
しかし、警察は女子大生を逮捕していない。上級国民だから、若い女だから逮捕されないと言われても仕方ないのではないか。