ポケモン剣盾でゴリランダーが、7月1日より開始されたランクマダブル・シーズン8で使用率1位に輝いた。環境トップを獲得するとともに、歴代最強の草御三家に君臨したと言っても過言ではないだろう。
ゴリランダーの強さの秘訣について、この記事で紹介したい。
【ポケモン剣盾】ゴリランダー、ランクマダブル1位に!
シーズン7では7位だったゴリランダー。シーズン8では早くも1位に輝いた。環境トップとともに、歴代最強の草御三家に君臨したといっても過言ではないだろう。
一方、キョダイマックスが解禁され、ダブルでも1位になるのではないかとされたエースバーンは4位にダウン。シングルでは1位だが、ダブルではゴリランダーに軍配があるようだ。
▼シングルでも2位のゴリランダー
ゴリランダーについて
■タイプ
くさ
■種族値
HP:100
こうげき:125
ぼうぎょ:90
とくこう:60
とくぼう:70
すばやさ:85
合計:530
■特性
しんりょく:HPが1/3以下の時、「くさ」タイプの技の威力が1.5倍になる。
グラスメイカー:戦闘に出ると5ターンの間、場の状態を「グラスフィールド」にする
ポケモン剣盾で初登場した草タイプの御三家サルノリの最終進化系。3体の最終進化系の中では一番デザインが良いと評価されたが、草単色ということで対戦で輝くことはなかった。
しかし、グラスメイカーと新技「グラススライダー」で大幅に強化された。グラスフィールドによって強化された草技の威力は半端なく、低耐久のポケモンでは半減でも受けられないほど。
そのうえで、こだわりハチマキを持たせたウッドハンマーは、一撃で倒すのは困難とされるダイマックスしたバンギラスやラプラスすら一撃で倒せてしまう(配分によっては耐える)。ただし、その分の反動が帰ってくるので相打ちになることが多い。
グラススライダーは威力70の単体技だが、グラスフィールド化なら実質威力91となり、しかも先制技となる。威力91の先制技が攻撃種族値125から飛んでくるわけだから弱いはずがない。
他の技としては、ダブルで需要の高い「ねこだまし」、しんかのきせきなどを落とせる「はたきおとす」を覚える。ここまで技に恵まれているおり、やはり弱いはずがない。
なお、グラスメイカーは他のフィールドを書き換えることにも使える。ダブルではサイコメイカーを展開してくるイエッサンが♂♀とも急増。サイコフィールドによる威力1.3倍に加え、サイコフィールド状態ならさらに威力が1.5となり(威力156)、全体技となるワイドフォースを弱体化させられるのも強みだ。
▼イエッサン♀は3位
▼シーズン7から使用率が爆伸びしたイエッサン♂は23位とまた爆伸び
持ち物は、低い特防を強化する「とつげきチョッキ」がもっとも多いが、筆者も使っている「きせきのタネ」、ダイマックスすら一撃で倒す鬼火力となる「こだわりハチマキ」、高めの防御をさらに強化する「グラスシード」などがある。
現環境ではあまり見ないが、シーズン8からキョダイマックスも使えるようになったのでキョダイマックスするのもあり。「じゃくてんほけん」はその時の候補に挙がるだろう。
比較対象として、同じく環境トップクラスで御三家のエースバーンが挙げられるが、こちらは基本的に命の珠ダイマックスで技構成もある程度決まっているので実は対処しやすい。
一方、ゴリランダーは、ねこだましサポートをしながら殴っていくのもよし、キョダイマックスしていきなり殴るのもよし、で「とつげきチョッキ」や「グラスシード」で調整を突破してくるので、とにかく汎用性が高い。個人的には、エースバーンよりゴリランダーの方が脅威である。
歴代の草御三家はフシギバナが環境入りしたくらいで、ずっと不遇だった。しかし、草単色というもっとも不遇な立ち位置でありながら環境トップに上り詰め、草御三家最強を証明したゴリランダー。性能だけでなくデザインも良いということで、さらに使用者が増えそうだ。