ポケモン剣盾DLC「エキスパンションパス」にカントーの伝説のポケモン・フリーザーのガラルのすがたが登場することが発表された。見た目などがエスパー使いの四天王イツキやドラゴンボールの悪役フリーザ様に似てるとも話題のガラルフリーザー。その強さを解説したい。
ポケモン剣盾にガラルフリーザーが登場!
イツキやフリーザ様に似てると話題に!
もしかしなくてもフリーザー(ガラルのすがた)ってネイティオ様とイツキさんの合体だよね?
流石ゲーフリ
細かい需要もわかってる pic.twitter.com/i0emOAQ6mZ— ©️ヵヶルエンタープライズ (@kakeru_Ken_game) June 2, 2020
全体的に紫となり、グラサンのようなものをかけ、上品な立ち振る舞い、そしてタイプがこおりからエスパーに変更されたことで、エスパー使いの四天王イツキっぽくなった。ひこうはそのままということで、イツキの相棒ネイティオとの合体ではないかという声もみられた。
友人へ
フリーザーがフリーザ様になってました。
私より pic.twitter.com/kmTBBqK0Be— 空野@海の底 (@karappo_sorano) June 2, 2020
一方、紫カラーに分類が「れいこくポケモン」、そしてポケモン剣盾DLCにおいてはガラルフリーザーの固有技「いてつくしせん」が、ドラゴンボールの悪役フリーザ様の必殺技「アイビーム」(有名なデスビームは人差し指から発射)と似てると話題になっている。
ほかにも、ポケモンのカラマネロやオドリドリ(まいまいスタイル)とも似てるという声がみられた。
▼カラマネロ
▼オドリドリ(まいまいスタイル)
タイプ・特性変更で大幅強化!
初代では、ふぶきの命中率90%、こおり確率30%、一度凍ったら溶けないという凶悪な性能で、それをタイプ一致、かつ、当時は「とくこう」と「とくぼう」が一括されていたので実質C125で打てるフリーザーは最強の一角だった(使用率はラプラスの方が上だった)。
しかし、第2世代からふぶきが現在の性能に下方修正、「とくしゅ」が二分割され「とくこう」が大幅ダウン、特にシングルでよく使われる「ステルスロック」でHPが半分削られてしまう、そもそも「こおり」自体が不遇で採用するにしてもフリーザーである必要性が薄いということもあり、環境から完全に消え去った。
以後、今日までオワコンとなったフリーザーだが、リージョンフォームで「こおり」がエスパーとなり、あまりフリーザーでは生かせない特性「プレッシャー」がダブルで有用な特性「かちき」に変更。そして、ポケモン剣盾DLCにおいては固有技となる「いてつくしせん」(エスパーの特殊技。まれに相手をこおり状態にする)を得るなど大幅に強化された。
こおりがエスパーになったのは非常に大きい。4倍弱点がなくなり、持ち前の耐久力を生かしやすくなった。同じタイプの組み合わせと似たような種族値としてはルギアがいる。
フリーザー:90-85-100-95-125-85(580)
ルギア:106-90-130-90-154-110(680)※HP-攻撃-防御-特攻-特防-素早さ(累計)
そして、注目すべきは「かちき」。特にダブルでは「いかく」「バークアウト」、さらに3割で命中ダウンさせる全体技「だくりゅう」などが多く、相手全体の能力を下げるダイマックス技も飛び交うので発動の機会が多い。
ガラルフリーザーは種族値が変更されるのか現時点ではわからないが、C95のままだとしたら、かちきで火力を上げつつ、タイプ変更で持ち前の耐久を生かしやすくなり、攻守とも申し分ない性能となった。
後は「いてつくしせん」の威力やこおり確率だが、こおり確率はさすがに10%だろう。これが30%とかだったら、ぶっ壊れ性能になるのは間違いない。