女優の岡江久美子が新型コロナウイルスによる肺炎で死亡したと、所属事務所が公表した。この直後から、岡江久美子の息子をかたる動画がYouTubeに投稿され始め、大炎上している。最初に言っておくが、岡江久美子には息子はいない。また、岡江久美子の死を喜ぶ者もみられた。
このような動画は「逆張り系」といって、世間の反応とは逆の主張をして注目を集める。それだけならまだしも、話題の人物を誹謗中傷したり、その関係者になりすます動画を投稿しており、最近問題となっている
岡江久美子の息子かたる“YouTuberもどき”が大炎上!
この「岡江久美子の息子です」とか言って閲覧数を稼ごうとしてるYouTubeのアカウント、全部凍結させてほしい。 pic.twitter.com/4lttKqEVIO
— 名前が決まらない@会計士試験 (@gokkunsan) April 23, 2020
この6人以外にも、YouTubeで「岡江久美子 息子」などと検索すると、息子をかたる動画が大量にヒットする。
逆張り系について
画像は、逆張り系のパイオニアで一番人気の遠藤チャンネル。問題となっている逆張り系動画は、遠藤チャンネルをパクったものが多い。
例えば
1.タイトル
逆張り肯定系:「○○おめでとうございます!」「○○は悪くない!」「○○して嬉しい!」
逆張り批判系:「○○はゴミ!」「○○して当然!」「○○する必要はない!」
なりすまし系:「○○したのは僕です」「○○(渦中の人物)に電話してみた(かかってきた)!」「○○(渦中の人物)の○○(身内)です」2.冒頭
「はい、どうも○○です!今○○が話題になってますね!このことについて僕が思うことは…(数秒の間)○○って思いましたね!なんでかっていうと…」
なお肯定と言っても、他人の不祥事や訃報を笑う内容がほとんど。動画は数十秒から数分程度の短い動画で、あまり編集されていない。
誹謗中傷および虚偽を流布するといった不適切な内容なのだが、チャンネルによっては広告が出ており、広告収入目当てにこういった動画が後を絶たないのが現状だ。
通報を求める動きも
なお、このようにすればYouTubeに通報できるようです。
『再生はせず』というのがポイントですね。
再生したら、この不謹慎な人達の思う壺なので…https://t.co/EinCWBKA0i https://t.co/ICaggE8oJs— 名前が決まらない@会計士試験 (@gokkunsan) April 24, 2020
しかし、逆張り系の動画やチャンネルは意外とBANされず(投稿者自ら削除することが多い)、BANされたとしても新しいチャンネルを開設して復活するケースがほとんど。YouTubeはいずれ、こういった動画に制限をかけると思われるが、そのせいでYouTube全体がさらに厳しくなり、その他大勢のYouTuberに迷惑がかかることになりそうだ。