東京・台東区が、区立忍岡小学校の避難所を訪れたホームレース男性2人に対し「住所がない」という理由で受け入れを拒否して大炎上した問題で、佐藤海渡さんが区議会議員の青柳雅之氏にこの問題を投げかけたところ、実際は酔った2人組が住所を書かずに帰っただけだったと明かした。
台東区が避難所に来たホームレスを門前払い→大炎上 区議会議員が真相を暴露!
台風19号の際、住所不定の方に対する台東区役所の対応が物議を醸してますが、区議会議員の方に投げ掛けてみたところご回答いただきましたので参考にしたいところです。 pic.twitter.com/y7YrOnczol
— Sato (@stkit_) October 14, 2019
・実際はホームレスが避難所にやってきたのではなく、がけ崩れ対策で要援護者向けに開設した忍岡小に酔った2人組がやってきた
⇒避難者カードの記入をお願いしたところ、記入をせずに帰って行った
⇒それを見た人が、住所を書けない人を門前払いしたとデマを流した「『ホームレスは受け入れない』との見解を出してしまった区長の対応も最悪ですが、この非常時に苦情を入れるように担当部署の電話番号を拡散・煽動した方々にも怒りを感じています」
・台東区では、荒川氾濫による避難勧告のレベルまでいかず、開設されたのは災害弱者向けの自主避難所だった
⇒避難勧告が発令後に開設される各地区の避難所とは位置づけが異なり、その点も誤解を生んだ部分だった・今後、地震や大規模な水害により開設される45か所の避難所で門前払いはしないという運営方針を明確にした受け入れ態勢を整えていきたい
⇒デマやミスリードにより、災害対策課の業務が阻害されないような防護策も検討
報道を見た限り、2人組がホームレスというのは確かのようで、酔ったホームレスの2人組が避難所に駆け込んだが住所を書かずに帰ってしまい、それを先走ったネット民が「ホームレスだから門前払いした!」とデマを拡散したといったところだろう。
台東区のホームレス拒否問題の概要
台風19号が接近、上陸した12日、東京都台東区が、自主避難所を訪れたホームレスの男性2人を受け入れなかったことが、区や関係者への取材でわかった。区側は、避難所は区民を対象としたもので、2人が住所不定であることを理由に受け入れを断ったという。
区は「住所不定者をどうするかとの観点が抜けていた」と説明し、「反省点とし、今後、住所不定者をどう援助できるかを検討する」としている。
区などによると、ホームレスの男性(64)が12日午前9時ごろ、自主避難所となっていた区立忍岡小学校を訪れた。自主避難所は区民が対象で、受付の際に氏名や住所を記入してもらっていた。区によると、区職員が記入を促したところ、男性に「住所がない」と言われたので「区民対象ですので入れません」と断ったという。男性は取材に対し、「『北海道に住所がある』と説明したところ、『都民のための避難所です』と断られた」と話している。
男性は建物の軒下でビニール傘を広げて一晩を過ごしたといい、「風が強く雨も降っていて受け入れてもらいたかった」と取材に答えた。
別の男性も午後に同じ避難所を訪れたが、同様に受け入れを断られたという。
野宿者の避難所として会館を明日の朝まで開放中です。
台東区の災害対策課に問い合わせたところ、「区の避難所は基本的に野宿者はお断りしている。川が氾濫したりした場合は現場判断する。」と信じがたい回答。 pic.twitter.com/e6j6l3Fzpm— 山谷労働者福祉会館 (@sanyadesu) October 12, 2019