埼玉・所沢市の住宅で所沢市立南陵中学校2年の本郷功太郎さん(13)が殺害された事件で、逮捕された同級生の少年(14)の名前は「広田」ではないかと噂されている。
これまでは単なる憶測でしかなかった情報だが、7月10日に発売された「週刊文春」が犯人宅は今から29年前に建てられたと報じたことで、犯人は広田説がほぼ確定的となっている。
所沢市立南陵中学校殺人事件犯人の名前は広田で確定?
なぜ、犯人は広田と憶測されたのか?
「住所でポン!」で犯人宅の住所を見てみると、父親とみられる広田姓がヒットする。同サイトは2000年、2007年、2012年の3年間の個人情報(名前・住所・電和番号)を掲載しており、その全てにおいて同一の広田姓が登録されている。
このことから、犯人の名前は広田ではないかと憶測されている。しかし同サイトは、2013年以降のデータを公開しておらず、この7年間で引っ越した可能性もあり、確定的な情報ではなかった。
【文春】犯人一家のルーツ
犯人宅が建てられたのは1990年
・事件現場の犯人宅が建てられたのは1990年のこと
元同僚によると
・父親は東京・池袋西口でヘアサロンを営んでいたが、祖父が亡くなったのがきっかけでうつになり、結果的に店は閉店
・犯人が4歳を迎えた2009年に両親は自己破産
⇒破産宣告によって自宅も競売にかけられたが、店のお得意様が家を買って父親に戻し、家を失わずに済んだ近隣住民によると
・北海道にいた祖母を呼び寄せ、現在は両親と犯人の4人で暮らしている
7月10日配信「週刊文春」より
1990年から現在も住んでいるということで、犯人の名前は広田でほぼ確定的と思われる。
父親は61歳!ヘアサロン業界のカリスマで当時は天才少年と呼ばれていた
・1958年、北海道・利尻島で漁師だった両親のもとに生まれた犯人の父親(61)は中学卒業、裸一貫で上京
元同僚によると
・理容専門学校に通う傍ら、池袋のヘアサロンに入店
⇒22歳の時に史上最年少で全日本理容総合技術選手権大会総合チャンピオンとパリ国際選手権・名誉対象を受章・誰もが認める業界のカリスマ的存在で、当時は天才少年と呼ばれていた
⇒最年少チャンピオンの記録はいまだに破られていない・1982年に池袋西口にヘアサロンを開店
⇒瞬く間に人気を博し、数年間で4店舗のチェーンを築き上げた・21歳で結婚し、翌年2月に長女、時を置かずして次女、長男、次男が生まれた
父親の知人によると
・理容師の大会に出た時のレディースのカットモデルが現在の妻
⇒カットモデル引退後、妻は理容師と働き始め、今でも美容室で働いている・2005年5月に犯人が生まれるが、祖父が亡くなったのがきっかけで前述の転落人生に
7月10日配信「週刊文春」より
近隣住民によると、父親は理髪店をやっており、新たに店を立ち上げたのかもしれない。
そんな父親は文春の取材に答え、犯人とはまだ会えておらず、現在弁護士と協議していることを明かした。