2019年を迎えてから早いもので、まもなく半年を迎える。今年5月から新元号「令和」に変わったが、それからも多くの炎上ニュースが流れた。
当サイトでは、今年1月から6月に取り上げた炎上ニュースの中から10個を厳選し、ランキング形式で発表する。2019年の上半期には、どのような炎上ニュースがあったのか、今一度振り返っていきたい。
2019年度上半期「炎上ニュースランキング」TOP10
10位:ポケモン互換切り騒動(6月)
・ポケモン最新作「ソード・シールド」から、そのシリーズに登場するポケモンを”厳選”するという事実上の互換切りが発表され、海外を中心に大炎上
・一部では「リストラ騒動」と広まり、過去作から連れてきたポケモンを預けられる「ポケモンホーム」を刑務所呼ばわりする者も
Man I love that new Pokemon Cloud-based Service! Hope they have some good features in store for the new #PokemonSwordandShield games. #BringBackNationalDex pic.twitter.com/JxpqKnPmzJ
— StraalBubbel (@StraalBubbel) 2019年6月13日
・互換切りを発表したゲームフリークの増田順一氏はその後、しばらく姿を消していたが、6月29日に久しぶりに浮上
⇒互換切りについて”海外”のポケモン公式サイトで改めて触れるも、批判リプライはガン無視してさらに炎上!
9位:破産者マップ騒動(3月)
・官報に掲載された破産者をGoogleマップ上に可視化したサイト「破産者マップ」が大炎上
・破産者情報の削除申請に名前や住所、電話番号などの個人情報を求められ、さらに破産に至った事情や破産後の生活なども要求される
⇒身分証明書の提示も要求され、削除手数料という名目で3万円のアマギフを求められたとの書き込みも
・破産者マップは閉鎖したが弁護団が立ち上がり、集団訴訟のクラウドファンディングなどが展開された
8位:町田総合高校(1月)
・都立町田総合高校の教師が生徒に体罰する動画がネットで拡散
・しかし事の真相は、体罰を受けた生徒が友人と結託して教師をハメる計画を立て、生徒が教師を挑発して殴られ、その様子を撮影してネットに投稿し、あたかも教師だけが悪者だとでっち上げた
▼つまり、こういうこと
・この事実はテレビでも報じられ、関与した生徒は特定された
⇒生徒達は校内でピアスやアクセサリーをジャラジャラさせたり、未成年飲酒などの問題児
・特定されると、「『ツイッターで炎上させようぜ』と言ったのは自分ではない」と仲間を売ったり、「教師に止められ助けに行けなかった」と嘘をついて保身に走るなど、仲間割れが始まる
7位:ゆたぼん(5月)
・「不登校は不幸じゃない」という持論を唱える小学生革命家でYouTuberゆたぼん(10)が炎上
・ロボットになりたくないゆたぼんだが、両親のロボットになっているとの指摘
・ロボットになるのが嫌で宿題を拒否し、学校には行きたい時に行くという自由通り越してワガママではないかと大人たちが発狂
⇒10歳を大勢で攻撃し、ツイッターを凍結させる
・義務教育を修了した結果、10歳を大勢で攻撃する”醜い人間”になるのなら、学校に行かなくてもいいのではないかという声も
6位:マホト逮捕(6月)
・人気Youtuberワタナベマホトが逮捕
⇒同居する10代の女性を殴り、顔を踏みつけた傷害容疑
・酒に酔っていたとはいえ、卑劣すぎる犯行にネット大炎上
⇒報道直後に無期限の活動休止を発表
・チャンネル登録者数が激減、さらには動画から広告もなくなり、復帰することなくYouTuber引退か
5位:元農水次官が長男殺害(6月)
・長男を殺害したとして、元農林水産省の事務次官・熊澤英昭容疑者が逮捕
・最初こそ上級国民の熊澤容疑者にヘイトが向いていたが、長男は父親の経歴を出して威張り散らしており、さらに親のクレジットカードを使ってネトゲに約32万円も課金したり、両親に暴力を振っていた”人間のクズ”だと判明すると、怒りの矛先(というよりネットのおもちゃ)は長男へ
・元農水事務次官という経歴に傷をつけてまで自らの手を汚した熊澤容疑者を称え、情状酌量すべきとの声も
4位:バイトテロ(2月)
・アルバイト店員が店内で不適切動画を撮影し、その動画をインスタのストーリーなどに投稿して炎上する騒動が立て続けに起こった
・くら寿司などでは当該バイト店員を刑事・民事訴訟に
⇒損害賠償請求で人生終了へ
・大戸屋はバイトテロで売り上げが激減
3位:川崎殺傷事件(5月)
・神奈川・川崎市でカリタス小学校の生徒や保護者など計20人が殺傷され、うち2人が死亡した
⇒犯人の岩崎隆一容疑者も首を刺して自殺した
・令和初の凶悪犯ということで、テレビ・ネットでは大きく取り上げられた
⇒予定されていたテレビ番組が情報番組に変更されるなど異例の事態
・岩崎隆一容疑者はひきこもりのニートで、同居する伯父夫婦の家で独自のルールを作り、接触を徹底的に避けていた
⇒部屋にはPCもスマホもなく、そんな生活も何十年も送っていた
・容疑者が死亡しているため動機は永遠に分からず、いとこがカリタス小学校に通っていたということで、カリタスへの恨みで犯行に及んだのではないかとの憶測も
2位:NGT事件(1月)
・昨年12月、NGT48の元メンバー・山口真帆が男2人に暴行されたと、ツイッターで告発したことで事件が発覚
・犯人は逮捕されたが、月末には不起訴処分となり釈放された
・事件にはNGTメンバー3人が関与していたと山口が告発したが、その3人は処分されず、公演で山口ただ1人が謝罪させられる
・第三者委員会の調査報告書でファンとつながっている12人の存在が明らかになったが、証拠がないとして不問になった
・NGT運営は真実を明らかにする気がなく、黒メンバーはSNS等で匂わせ投稿を繰り返し、度々炎上
⇒5月に加藤美南が山口をdisり、加藤は研究生に降格
⇒メンバーはSNSを取り上げられるも、フォトログでやはり匂わせ投稿してるので、もはや意味なし
・スポンサーにはどんどん逃げられ、新潟県も契約を見合わせた
⇒批判を受け、音楽番組やファッションブランドのモデルも降ろされ、どんどん仕事がなくなっていくメンバー
・白メンバーの菅原りこ、長谷川玲奈、山口真帆の卒業を機に、メンバーが卒業ラッシュ
・7月に犯人たちとの裁判が控えているが、ここで真相が明らかになる可能性は低いとみられる
1位:池袋暴走事故(4月)
・東京・池袋でプリウスが暴走し、計12人が死傷した大事故
⇒うち母子2人が死亡した
・プリウスの運転手は旧通産相工業技術院の元院長・飯塚幸三(87)
・これだけの事故を起こしたのにも関わらず、なぜか逮捕されず、今をのうのうと生きている飯塚
⇒被害者の父親は2回も会見を開いたが、飯塚は別の被害者に手紙を送り付けるだけで直接謝罪せず
・証拠隠滅や逃走の恐れがないから逮捕されないのではないかと言われているが、飯塚は事故後に息子に電話して自分のFacebookや自宅の電話番号を変更するよう指示した疑いがある
⇒警察とのパイプがあるという噂もあり、「上級国民だから逮捕されないんじゃないか」との声も殺到した
・5月に初めてマスコミの前に出てきたが、帽子にサングラス、マスク姿で顔を隠し、しかも杖をついておぼつかない足取りで世間からの同情を買おうとするクズっぷり
・6月の実況見分で素顔を晒したが、捜査員につえで偉そうに指示したり、献花台をスルーするなど全く反省していない
以上が2019年上半期の炎上ニュースランキングだが、いかがだっただろうか。今回はあまり芸能ニュースは扱わなかったので、下半期からはもっと扱っていきたい。