栃木県小山市羽川の踏切で、小山市内に住む県立高校2年の(16)が下り普通電車にはねられ死亡した。事故直前、男子生徒のものと思われるツイッターには「まさか自分が今日死ぬなんて思ってなかった」などの書き込みがあり、警察は自殺の可能性が高いとみて調べている。
小山市羽川の踏切で高校生がはねられ死亡 自殺か
27日午後10時5分頃、栃木県小山市羽川のJR宇都宮線小山―小金井間の踏切で、市内に住む県立高校2年の男子生徒(16)が下り普通電車にはねられ、死亡した。小山署は自殺の可能性が高いとみて調べている。
発表によると、現場は警報機と遮断機があり、運転士が、踏切内に人が現れたのに気付き、ブレーキをかけたが間に合わなかったという。踏切近くには、男子生徒の自転車が止められていた。電車の乗客らにけがはなかった。
捜査関係者によると、ツイッターにはこの男子生徒のものとみられる「もっと勉強が出来たなら」「まさか自分が今日死ぬなんて思ってなかった」との書き込みがあった。
JR東日本大宮支社によると、この事故で宇都宮線は上野―宇都宮間の上下線で約2時間運転を見合わせ、約3100人に影響が出た。
栃木県教育委員会によると、男子生徒の通う県立高校は28日が始業式だった。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180828-OYT1T50044.html?from=ytop_main6
27日午後8時すぎのツイッターには、「まさか自分が今日死ぬなんて思ってなかった」とツイート。この約30分後には、「もしも俺が〇〇(栃木市のS高校が書かれていた)に行かなかったら もっと勉強出来たなら 小さい時にあんなことがなければ」と書き込んでいた。
午後9時半の最後の投稿には、「家に帰りたい お願いだから家に帰りたい。 1人になりたい 家まで送り届けていいから」とつづられていた。
また最初のツイートには、「お前やめろよ」と友達と思われるユーザーからリプライが送られていた。
俳優を目指していた
小山市羽川の踏切ではねられ死亡した高校2年生のSさん。彼は一体どのような人物だったのか。
過去のツイートを遡ってみると、とても自殺するようには思えないほど、充実な日常を送っていたようだ。一連の”病みツイート”も当日までは一切みられなかった。
ping 質問箱では、俳優の道に進むため学校と協議していたが、考えた末、俳優は辞退する方向でいると明かしていた。しかしその後、「(事務所は)今決めてる段階です」と話しており、俳優を完全に諦めたわけではないようだ。
俳優の夢があったのに、なぜ亡くなってしまったのだろうか。死亡直前、「俺が〇〇に行かなかったら」とツイートしており、やはり学校に俳優を反対され、絶望してしまったのだろうか。しかし「小さい時にあんなことがなければ」ともつづっており、学校外でも何かあったのかもしれない。