ポケモンチャンピオンズ個体値廃止&努力値仕様変更の影響

ポケモンチャンピオンズ個体値廃止&努力値仕様変更の影響

今年4月にSwitchで先行配信することが決定した『ポケモンチャンピオンズ』。本作では、これまでのポケモンシリーズにあった個体値が廃止され、努力値も仕様変更される。

この記事では、個体値廃止と努力値仕様変更の影響について、一対戦ガチ勢としての見解を述べたい。

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個体値廃止と努力値仕様変更について

これまでのポケモンシリーズでの努力値は、野生のポケモンを倒したり、ドーピングアイテム[タウリンやブロムヘキシン、○○のハネ(BWから登場)や○○のもち(SVから登場)]で上げたり、一部のきのみ(ザロクのみやネコブのみなど)で下げたり、リセットできるシリーズもあった。

「野生のポケモンを倒す」以外は特定のアイテムがあればいつでも努力値を調整できたが、チャンピオンズでは「トレーニング」でVP(ビクトリーポイント)を消費することで自由に調整できる。

チャンピオンズではレベルの概念もない。以下はサーナイトのステータスとなっているが、レベル50時のものとなっている。

公式サイトに公開されているエンペルトのステータスもレベル50時のものとなっていることから、チャンピオンズではすべてのポケモンが対戦に出場できるレベル50となるようだ。

実数値の右にあるバーと数字に注目してほしい。これは「能力ポイント」と呼ばれ、これまでのシリーズで言う「努力値」に代わる概念となっている。

能力ポイントは66を振り分けるが、1ステータスに振れるのは最大32となっている。

能力ポイントが1上がるごとに、努力値振りによるステータス上昇があると仮定したら、極振り(例:攻撃32/防御32/特攻2)の場合はこのようになる。

0→1(努力値4振りで上昇)
2~32(努力値8振りごとに上昇。8×31=248+4=252)

これを努力値の極振りに当てはめると、攻撃252/防御252/特攻12となる。努力値は最大510となっているが、チャンピオンズでは6多くなっている。

能力ポイントを振っていないステータスは、個体値31と全く同じステータスだった。このことから、すべてのステータスは最初から個体値31になっていることが確認できる。

▼サーナイトLv50・性格:ひかえめ・能力ポイント:特攻32/素早さ32/特防2のステータス(上記画像と同じ条件)が、個体値オール31・努力値:特攻252/素早さ252/特防12のステータスと完全に一致

ポケモン徹底攻略より

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個体値廃止の影響

個体値廃止の影響としては、主に以下の2つが挙げられる。

1.レベル50時の攻撃を最小値(個体値0~1)にできなくなることで、特殊型の自傷ダメージとイカサマのダメージを下げられなくなる
2.レベル50時の素早さを最小値(個体値0~1)にできなくなることで、トリックルームパーティ(以後、トリパ)が弱体化

「1」は主にシングルで影響があると思われる。

SVシーズン40では、技・特性・性格・持ち物で自傷ダメージを発生させるものは、物理型で採用される「げきりん」のデメリット効果である混乱ダメージくらいしかなかった。しかし、げきりんは特殊型で採用されることはないため、攻撃を下げる必要はない。

イカサマは、使用率24位のブリジュラスで採用されているだけ。ブリジュラスのイカサマ使用率は32%と決して多くないうえ、24位という使用率自体もそこまで多くないため、わざわざ対策するほどではない。

ダブルでも、同シーズンで使用率15位のオーロンゲと使用率25位のリキキリンで採用されている。前者は21%、後者は79%の採用率だが、いずれの使用率を見ても対策の優先度は低いと言える。

特殊型の自傷ダメージとイカサマのダメージを下げるため、攻撃を下げたほうがいいと主張する人もいるが、下げたところで勝敗に影響することはまずない。筆者はシングルをやっていたとき、特殊型の攻撃を意図的に下げたことはない(単純に面倒)が、それが原因で負けたことは一度もない。

したがって、攻撃を下げられなくなったところで、チャンピオンズでの影響は皆無だと思われる。

「2」は主にダブルで影響があると思われる。

ダブルでは相手のポケモンの先制を取ったうえで、次の攻撃で倒せる状態のことを「縛り」といい、タイマンのシングル以上に素早さが重要のゲームとなっている。そのため、素早さ関係を変動させる技がシングルより使われ、トリックルームもその一つだ。

トリルは5ターンの間、素早さの遅いポケモンから行動できる。そのため、素早さを意図的に下げて先手を取りやすくする戦術が取られている。

これはトリパではない構築でも、その対策として素早さを下げたポケモンを入れることもある。同シーズン使用率19位のモロバレルは素早さを下げる「のんき」→「なまいき」が累計69%を締め、トリパ対策で最も多く使われている。

トリルはシングルでも同シーズンで使用率15位のルナアーラ、使用率19位のミミッキュ、使用率22位の白バドレックスで採用されている。

素早さを下げられなくなったことで、トリパの弱体化は避けられないだろう。

なお、すでに公開されている情報では持ち物の存在も確認できず、持ち物がないとしたら素早さが半分に下がる「くろいてっきゅう」やトリル時に素早さが1段階下がる「ルームサービス」などのアイテムで補完することもできない。

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チートやツール使用激減へ

個体値廃止と努力値仕様変更は悪いことばかりではない。個体値廃止によって個体値厳選という苦行がなくなるほか、努力値振りという面倒な工程がなくなることで、より早く対戦することができる。

ポケモンWCSなどの公式大会に出場する選手でも、チートで個体値や努力値をいじったり、PKHeXなどのツールでポケモンを作る人が毎年のようにいる。

そういった選手たちはバレたらもれなく失格、最悪今後の公式大会出禁という厳しい措置が取られている。もちろん、チートやツールを使うことが許されるわけではないが、チートやツールを使わないと“ダルすぎる仕様”にしている株ポケやゲーフリにもどうなのか。

不正利用者も好きでチートやツールを使っているわけではないはずだ。長年の問題を放置し続けた制作サイドにも責任はあるだろう。

ポケモンチャンピオンズで個体値廃止と努力値仕様変更がされることで、チートやツールを使用する人も激減するはずだ。

一対戦勢としては、個体値廃止と努力値仕様変更は大歓迎。個体値厳選も努力値振りもめんどくさすぎて「早く対戦させろ!!」といつも思っていた。

ほかの対戦勢も、個体値厳選と努力値振りが楽しいとは微塵も思っていないはずだ。個体値があるせいで、ポケモン対戦へのハードルも上がっていた。

能力ポイントのほか、技・特性・能力補正を変更できるVPはランクマを繰り返すことで増やせる。ランクマしていれば勝手に増えていくため、余計な手間はかからない。

ついに、みんなが望んでいた時代がやってくるときが来たと言えよう。

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