テレビ朝日系の「スーパー戦隊シリーズ」が、現在放送中の「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」を最後に終了することが判明した。
1975年開始の「秘密戦隊ゴレンジャー」から続く人気シリーズが半世紀の歴史に幕を下ろすことになり、SNSでは「スーパー戦隊」がトレンド1位に。すでに10万ポストを超え、またシリーズ作品の名前が続々とトレンド入りするなど、大きな反響を寄せている。
そんなスーパー戦隊シリーズの終了だが、なぜ終了に至るのか。理由について調べてみた。
スーパー戦隊シリーズ終了理由
Grokによると
終了の主な理由
1.制作費の高騰と収益の低迷
・特殊撮影(VFX・爆破)、巨大ロボのミニチュア・CG、スーツアクターの労務費などが高額。
・一方、玩具売上・グッズ収入が制作費を下回る状況が続いている。
・少子化、子供のテレビ離れ、玩具市場縮小が影響。2.50年の節目での区切り
・1975年『秘密戦隊ゴレンジャー』からちょうど50年。
・記念作「ゴジュウジャー」で有終の美を飾る形に。今後の展望
・テレビ放送は終了するが、映画・配信・イベントは継続の可能性あり。
・海外展開(80カ国以上)や俳優輩出(松坂桃李、横浜流星など)の功績は残る。公式情報
・2025年10月30日、共同通信・関係者取材で報道。
・東映・テレビ朝日・バンダイはまだ公式発表なし(10月30日時点)。
一部報道によると、イベントや関連グッズ、映画化などで得られる収入が、番組制作費に見合わないことなどが放送終了の背景にあるという。
▼「宇宙戦隊キュウレンジャー(2017年2月12日-2018年2月4日)」~「爆上戦隊ブンブンジャー(2024年3月3日-2025年2月9日)」までの売り上げ
バンダイ決算のスーパー戦隊売上推移2025年3月まで
ドンブラザーズ 56億+9億=65億
キングオージャー54億+11億=65億
ブンブンジャー 54億+10億=64億1号ロボの単価をドンブラ-キング時代から2割下げて横這い維持なら普通にブンブン大健闘してる pic.twitter.com/vOuNCibajW
— しろたけ (@srtk_seimen) May 8, 2025
▼2026年3月期(2025年4月1日-2026年3月31日)の決算資料を見る限り、最新作のゴジュウジャーが始まっても1億円しか増えておらず、ジリ貧の状態が続いているようだ
「スーパー戦隊シリーズ」放送終了の報。バンダイナムコグループのスーパー戦隊関連の売上を見るにつけ、仮面ライダーと比べ今一つな状況に絞らざるを得ないという判断が下ったのも分からないでもない。それは同時に似た売上規模になっているプリキュアにも言えなくもない。 pic.twitter.com/Lb3O7H0NaE
— タニグチリウイチ:2023年も引き続き週何日か三鷹通い (@uranichi) October 30, 2025
Xでは「ネタ切れ」がトレンド入りするなど、ネタ切れによる打ち切り説も浮上している。
あくまで個人的な印象だが、スーパー戦隊シリーズはメイン層の男児より大きなお友達(おっさん)が夢中になっているイメージ。毎週日曜の朝になると、スーパー戦隊シリーズ(今だったらゴジュウジャー)がトレンド入りし、実況ポストが流れてくるが、実況しているのはいい年したおっさんだろう。
50年続いていることもあって、今年で46周年を迎えたガンダムシリーズみたく厄介オタクが多いイメージ。これらはスーパー戦隊シリーズに留まらず、仮面ライダーシリーズやプリキュアといった長寿シリーズにも当てはまる。
今やこれらのシリーズは、メイン層よりもいい年したおっさんに人気なコンテンツになっているのではないか。
ガンダムはガンプラがおっさんに人気だが、スーパー戦隊シリーズのおもちゃは完全に子ども向けなため、おっさんは買わないだろう(おもちゃ売り場でおっさんがにやけ顔で佇んでいたら、それだけで通報もの)。結果、売り上げが年々落ちているのだと思われる。
