5月30日発売の『エルデンリング ナイトレイン』は3人協力マルチ前提となっている。一応、ソロプレイは敵のパラメーターや強さが少し下がるなどのバランス調整が行われているが、この記事でもつづっている通り、かなり厳しい印象だ。
しかし、それでもソロでやる人は少なからずいるはずだ。そんな人もまずはマルチをやることをおすすめしたい。
まずはマルチで遺物、攻略への経験や情報を集める
ナイトレインには遺物という、プレイヤーのパラメーターなどを恒久的に強化するシステムがある。遺物にはそれぞれ最大3つの効果が備わっており、3個まで装備することができる。
強い遺物を持っていれば、それだけ攻略も楽になるはずだ。ネットワークテストを見る限り、遺物や遺物などと交換できるマークはセッションに失敗しても入手できるが、当然ながら3日目のレイドボスを倒した方が報酬は良くなる。そのため、まずはマルチで遺物を集めた方がいい。
レベル、ルーン、武器(の強化段階も)、タリスマン、アイテム(緋瓶の強化段階も)はセッションごとにリセットされる。しかし、セッションで得た経験や情報は持ち変えることができる。
ナイトレインの舞台となるリムベルドは初期位置、出現する敵の種類、入手できる武器やアイテム、地形やイベントなどがセッションごとにランダムで変化するが、限られた中から変化するので、これまでに得た経験や情報は無駄にならない。
例えば、本編ではストームヴィル城の中ボスとして登場したマルギット(のちのモーゴット)はナイトレインにも出現するが、毎回のセッションで登場するわけじゃない。しかし登場すれば、これまでの攻略は役に立つはずだ。
武器は全てエルデンリングからの流用となる。そのため、エルデンリング本編をやっておけば、武器の性能を予習できるわけだ。もちろん、ナイトレインで入手すれば、次回以降のセッションで再び入手しても、その武器の性能は知っているので、ビルドに組み込みやすい。
地形やイベントは限られた中から決定するので、それぞれの攻略を用意しておけば問題ない。
まずはマルチで成功体験を得て、モチベに繋げる
もちろん、これらはソロでも可能だが、まずはマルチで成功体験を得た方がモチベに繋がるはずだ。
本編ではクリアするまでとにかく挑み続ける人が一定数いたが、そのほとんどは動画配信者で、こうした方が閲覧を稼げるからやっているだけだ。一般のプレイヤーがやると、とにかく時間がかかって効率が悪すぎる。
そもそも、負け続けるゲームはやっていて面白くないし、勝つ前に投げ出すプレイヤーがほとんどだろう。だからこそ、まずはマルチで成功体験を得て、モチベに繋げる必要があるわけだ。
まずはマルチで挑み、遺物、セッションで得た経験や情報をもとに、攻略を組み立ててからソロで挑んだ方が成功率が高く効率的だ。
エルデンリング本編でも、クリアタイムを競うRTAからレベル1防具なしといった鬼畜縛りでクリアする猛者までいる。
このようなチャレンジをするプレイヤーも、最初からできるわけじゃない。まずは正攻法でプレイし、攻略ノウハウを身に着けたのち、気が狂うほど試行回数を重ね、“たまたま上手くいった1本”が動画として残るわけだ。
モンハンとは真逆
まずはマルチということで、モンハンとは真逆だ。モンハンはまずソロでやり、それからマルチに行くのが望ましい。モンハンは参加人数に応じてモンスターの耐久値が変化するが、体力に関しては増加量が圧倒的に少ない。
4人マルチで行ったとして、2人がキャンプにこもるなどしてサボっていたとしても、残り2人が強ければクリアできてしまうのだ。また、モンスターから剥ぎ取れる素材や報酬は完全ランダムとなっている。
成功報酬ではないということは、サボっていたやつがレア素材を引く可能性もあり、寄生し勝ちとなっている。結果、モンハンのマルチは寄生厨が多い。
マルチは寄生できる以上、実力は一切つかない。最初からマルチでやると実力がつかないままとなり、こうして地雷ができあがるわけだ。これを避けるべく、まずはソロで実力を付ける必要があるのだ。
一方、ナイトレインはセッション後にもらえる遺物やマークの質は貢献度で変化するわけではなさそうだが、夜のボス戦は強制参加となり、モンハンのようにキャンプ待機はできない。
また、瀕死になった味方を攻撃することで救い出すシステムがあり、夜のボス戦では3人全員が瀕死になるとゲームオーバーとなるため、1人でも寄生プレイするとクリアは遠のくだろう。