映画「コードギアス 奪還のロゼ」が5月10日に公開された。本作は2019年2月公開の映画「コードギアス 復活のルルーシュ」から2年後を描いたストーリーで、全4部作の公開予定だ。
期待のコードギアス新作だが、公開4週目の映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」に遠く及ばない結果となった。
奪還のロゼ、初日興行収入
「コードギアス 奪還のロゼ 第1幕」は初日興収2100万円で初登場5位スタート。
「コードギアス 復活のルルーシュ」より2年後の世界を舞台に、新たな主人公ロゼがネオ・ブリタニアに立ち向かう様を描いた作品。
全4幕構成となっており、ディズニープラスでも6月下旬に全世界配信予定。 pic.twitter.com/xTiLuN0FEU— タロイモ🎬興行収入まとめ (@eigarankingnews) May 10, 2024
興行収入速報で知られるタロイモさんによると、奪還のロゼ初日興行収入は2100万円だった。
一方、同日公開の映画「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」は興行収入2000万円だったという。
劇場用再編集版「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」は初日興収2000万円で初登場6位スタート。
公開館数30館と小規模ながら、満席の回も続出するなど圧倒的なファンの支持で高順位発進に!
再来週公開予定の新作も大ヒットが期待できそう…!? pic.twitter.com/eXIyDiQWnl— タロイモ🎬興行収入まとめ (@eigarankingnews) May 10, 2024
本作はウマ娘のYouTubeチャンネル「ぱかチューブっ!」で配信された全4話のアニメに新たなシーンを追加した再編集版となっている。
そんな2作だが、10日の興行収入速報を見てみると、アニメ映画トップは4月12日公開の100万ドルの五稜星で、ウマ娘は3位、奪還のロゼは7位と厳しい結果となった。
順位 販売数 座席数 回数 館数 先週比 映画(作品名)
*1 25062 270488 1154 172 ****** 猿の惑星/キングダム
*2 24932 360620 1211 171 *14.6% 名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)
*3 13684 *19977 **94 *26 ****** ウマ娘 プリティダービー ROAD TO THE TOP
*4 10143 *67274 *464 166 *36.7% 劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-
*5 *9784 123571 *754 159 ****** 鬼平犯科帳 血闘
*6 *7236 *93940 *597 120 ****** トラペジウム
*7 *6539 *41702 *186 *38 ****** コードギアス 奪還のロゼ 第1幕
*8 *6329 121724 *777 170 *17.3% ゴジラ×コング 新たなる帝国
*9 *5969 *44177 *384 146 *33.4% 青春18×2 君へと続く道
10 *3133 *48459 *386 170 *20.5% 陰陽師0
観た人からは好評
厳しい客入りとなった奪還のロゼだが、観た人からは好評だ。
全体レビュー4.1。Yahoo映画でも同じ評価だった。
観た人からは好評だが、本作にはコードギアス主人公でもっとも有名なルルーシュや、その相棒として知られるウザクことスザクも登場しない。
頭脳明晰で相手の一歩上を行く高度な読みで圧倒する一方、それを含めコメディアンなところもあって「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」「散々使い倒してボロ雑巾のように捨ててやる」などの名言が多く、もっともモテる「イケメンで面白い」を兼ね備えたルルーシュ。
脳筋ゆえに格闘術やナイトメアの操縦技術は一流の一方、ルルーシュでさえ予測できない謎行動に出て場をかき乱すウザさを兼ね備えたスザクの2人がいるからこそ、コードギアスは成立していると言える。
頭はいいが運動神経ゼロのルルーシュに、運動神経は抜群だがオツムが弱いスザクとお互いの欠点をカバーしていて、ベストカップルならぬベストコンビになっているのも魅力的だ。
映画作品としては「コードギアス 亡国のアキト」が全5章で上映された。こちらも主人公はルルーシュではないが、ルルーシュ、スザク、C.C.、ロロが出てくる。
この作品は前に観たが、微妙すぎて途中で観るのをやめてしまった。やっぱりコードギアスはルルーシュとスザクじゃないとダメではないか。復活のルルーシュの続編としてルルーシュとスザクが出るなら観たいとは思う。