「『コンマイ語分からん』がウケて『三値分からん』は論外」Xで話題

「『コンマイ語分からん』がウケて『三値分からん』は論外」Xで話題

現在、Xで「コンマイ語」がトレンド入り。ポケモンの三値と引き合いにしたポストが話題だ。

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「『コンマイ語分からん』がウケて『三値分からん』は論外」

このようなポストが話題だが、ポケモン対戦ガチ勢としてはコンマイ語と三値は違うと思う。

コンマイ語とは、遊戯王のルールやカードテキストの解釈の曖昧さを揶揄して言われる言葉。一方、ポケモンの三値とは種族値、個体値、努力値の隠れステータスを総称した言葉だ。

ポケモンの三値は対戦をするうえで知ってて当たり前の常識だ。しかし、対戦やポケモンをやっていない人でも三値を知っている人は多く、周知の事実となっている。

コンマイ語とポケモンを比較するなら、三値ではなく技などの細かい仕様のほうが適切だろう。

例えば、マタドガスの特性「かがくへんかガス」。ゲーム内テキストには「かがくへんかガスの ポケモンが 場にいると すべての ポケモンの 特性の 効果が 消えたり 発動 しなくなる」とあるが、ばけのかわ、こだいかっせい、クォークチャージなど無効化されない特性もある。

ポケモン対戦をあまり知らない人からすれば、「かがくへんかガスは全ての特性が無効化されるのではないのか?」と混乱するだろう。

「まけんき」と「かちき」は相手に能力を下げられると、まけんきは攻撃がかちきは特攻がそれぞれ2段階下がる。この「相手」とはダブルバトルにおける味方も対象からすれば「相手」となるのではないかと思われるが、ダブルバトルの味方は「味方」で、味方の技によってこれら特性は発動しない。

こちらも、対戦をやりなれていない人は知らない仕様だと思われる。

四災の特性である「わざわいの〇〇」だが、ゲーム内テキストには「災厄を 呼ぶ 〇の力で 自分以外の 〇〇が 弱くなる」と書かれている。自分以外の能力が下がるということだが、実は同じ特性を持つ”相手”には効かない仕様となっている。

“相手”と書いたが、これは味方の同じポケモンにも適用される。通常の対戦では同じポケモンは使用できず、基本的には”相手”でいいが、このケースもあるということをあらかじめ触れておきたい。

パオジアンの特性「わざわいのつるぎ」は”ほかのパオジアン”には効かない。また、この効果はランク補正とは異なるため、てんねんで無効化できない。

ポケモンにはゲーム内に明記されていない仕様が多数あり、先制技もまさにそれだ。

ゲーム内には「必ず 先制攻撃 できる」と記載されているが、先制技には優先度が設定されており、多くの先制技は優先度+1だが、しんそくは優先度+2になっており、同時に打たれた場合、素早さに関係なくしんそくが先に打たれる。

素早さつながりだと、素早さが高い順に行動・特性が発動するが、特性にも優先度が設定されており、前述のかがくへんかガスやきんちょうかんなどは多くの特性より先に発動し、この辺もややこしい仕様となっている。

筆者のような対戦ガチ勢でも、すべての仕様を把握しているわけではない。そもそも、公式は三値の存在こそ匂わせているが、いまだに公にしておらず、このあたりもポケモン対戦が格ゲー並みに敷居が高いと言われる要因となっている。

一方、近年の遊戯王は初心者でもわかりやすいテキストに変更されているようで、コンマイ語問題を改善しようと努力している節がある。

▼ポストに寄せられたポケモンの仕様もややこしい

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