ポケモンSVのDLC「ゼロの秘宝」前編「碧の仮面」に登場した伝説のポケモン・オーガポン。合計種族値550と判明し、同じ合計種族値で剣盾DLC「エキスパンションパス」第1弾の看板だったウーラオスポジションということで、ランクマ出場できると思われたが、残念ながら禁伝枠だったことが明らかとなった。
オーガポン、合計種族値550とは思えない強さ
タイプ:
みどりのめん:くさ
いしずえのめん:くさ・いわ
いどのめん:くさ・みず
かまどのめん:くさ・ほのお
種族値:HP80-攻撃120-防御84-特攻60-特防96-素早さ110(合計550)
特性:
みどりのめん:まけんき
いしずえのめん:がんじょう
いどのめん:ちょすい
かまどのめん:かたやぶり
※テラスタルすると、特性が一律「おもかげやどし」になる
おもかげやどし:場に出た時、お面に対応した能力が1段階上がる
みどりのめん:素早さ
いしずえのめん:防御
いどのめん:特防
かまどのめん:攻撃
専用技「ツタこんぼう」はくさタイプ物理威力100だが、持たせたお面で追加されたタイプに変わる。また、急所に当たりやすい。
テラスタイプは、
みどりのめん:くさ
いしずえのめん:いわ
いどのめん:みず
かまどのめん:ほのお
で固定され、自由に変更することはできない。
くさタイプはいかりのこなやキノコのほうし、ねむりごなといった粉・胞子の技が無効となり、ダブルバトルで強いタイプだ。一方、弱点5つと多いのが欠点だが、お面を持たせることでくさとの複合タイプとなり、弱点を減らすことに成功した。
くさ・いわ:弱点4つ/半減2つ
くさ・みず:弱点3つ/半減3つ
くさ・ほのお:弱点2つ/半減4つ
特に、くさ・ほのおの複合タイプは弱点2つに対し、半減4つと優秀だ。かたやぶりにより、ほのおタイプになったツタこんぼうがもらいびヒードランに等倍で通るなど攻めも強い。
おもかげやどしで上がる能力は、ダブルバトルだと素早さと攻撃が強い。ちなみに、テラスタル後に引っ込めてもう一度場に出しても特性は再発動する。
ツタこんぼうは、威力100・命中100と安定ながら、
くさタイプ:弱点3つ/半減7つ
→弱点に対し、半減が2倍以上あるが、ゴリランダーのグラスメイカーでグラスフィールドにすれば、くさ技の威力が1.3倍になって強力に
いわタイプ:弱点4つ/半減3つ
→フィールドや天候で威力は上がらないが、等倍以上で通りやすい
みずタイプ:弱点3つ/半減3つ
→ペリッパーや碧の仮面で内定したニョロトノのあめふらし、化身トルネロスのいたずらごころで先制あまごいして雨にすれば、みず技の威力が1.5倍に
ほのおタイプ:弱点4つ/半減4つ
→コータスや碧の仮面で内定したキュウコンのひでり、化身トルネロスのいたずらごころで先制にほんばれして晴れにすれば、ほのお技の威力が1.5倍に
など、どのタイプも決して腐らない。急所率は+1だと思われる。
ほかにも、ダブルで強い「このゆびとまれ」を覚える。くさタイプの誘導技は「いかりのこな」であることが多いが、このゆびとまれはくさタイプやぼうじんゴーグルで無視されず、実質上位互換となっている。
オーガポン、禁伝枠だった!ランクマ出場不可確定
合計種族値550にしては、ウーラオス以上に汎用性が高いと言える。さすがに強すぎたからか、この種族値でありながら禁伝枠となっている。
根拠としては、パルデア図鑑を見ると、禁伝のコライドンとミライドンだけ上下に黄土色のラインが入っている。それ以外のポケモンは黄緑色のラインとなっている。
キタカミ図鑑を見ると、オーガポンにも上下に黄土色のラインが入っている。それ以外のポケモンは水色のラインになっている。
禁伝のコライドンとミライドンと同じ黄土色のラインが入っているオーガポンは禁伝確定だ。禁伝なので10月1日から開催されるランクマ・レギュレーションEに出場できない。
一方、ともっこ3匹は出場できるので安心してほしい。
進化前や吸収合体以外の禁伝で最も低い種族値
禁伝の合計種族値は670か680であることがほとんどだが、合計種族値550は平均より120以上も低い。ただ、歴代禁伝にはそれよりも低いポケモンたちがいた。
以下、合計種族値ワースト5をまとめた。
1位.コスモッグ:200
2位.コスモウム:400
3位.ジガルデ(10%):486
4位.バドレックス:500
5位.ジガルデ(50%)、ネクロズマ
コスモッグとコスモウムはソルガレオとルナアーラ(いずれも合計種族値680)の進化前、ジガルデ(10%)はジガルデの初期フォルム(パーフェクトフォルムの合計種族値は708)、バドレックスはFC(ブリザポスと合体した「はくばじょうのすがた」及びレイスポスと合体した「こくばじょうのすがた」はいずれも合計種族値680)前となっている。
進化前や合体前は弱すぎてとても使えたものではない。その中でも、ジガルデ(50%)はそこそこ使えたが、やはりパーフェクトフォルム前提の動きが必須となり、このままでは不十分である。
一方、オーガポンは合計種族値550でありながら実践的な強さを持っている。禁伝と言えど、合計種族値が高いとは限らないケースが今後、さらに増えるかもしれない。
【続報】オーガポンに準伝疑惑が浮上