ポケモンSVランクマ・シーズン9から早5日が経過した。今回は、シーズン9でも勝てるダブル構築を紹介したい。
ハバタクカミのふういんが強い!
これはシーズン8で使用していた構築をやや改良したもの。ほとんどの調整は前回と同じであり、大部分は前回の記事を見てほしい。
ここでは、改良点だけ紹介したい。
・ハバタクカミ:ムーンフォース→ふういん
・ヒードラン:C187→C183、S110→113(最速ガチグマ抜きに)
・カイリュー:A201→200、S113→S114(最速ガチグマ抜き抜きに)
ハバタクカミのふういん使用率は9.6%と少なからず使われているが、多くは「マジカルシャイン まもる トリックルーム ふういん」というトリルふういん型で使われていると思う。
今回はトリルではなくシャドーボールを採用し、特にミラーを意識した。ブーストエナジーで素早さが上がり、相手も素早さを上げてこなければ確実に先手が取れ、上からふういんで相手のハバタクカミの「マジカルシャイン シャドーボール まもる」といった主要の技をほとんど封じられる。
ハバタクカミの持ち物はこだわりメガネが30%で2番目に多く、メガネだった場合、上からふういんし、うちどれかを選択したターンは技を出せず、次のターンからはわるあがきしかできなくなる。
ハバタクカミ以外でも多く採用されるまもるや、サーフゴーのシャドーボールなどもふういんできる。
剣盾のふういんザシアンをヒントに取り入れたが、ザシアンと異なり、相手も素早さが上がらなければ確実に先手が取れるというのがミソ。ふういんじゃんけんという不毛な選択をすることもない。
ブーストエナジーで素早さが上がる調整の場合、ムーンフォースよりも役立った機会が多く、この変更は正解だったと思う。
いろいろ試した結果
テツノカイナ→れんげきウーラオス、モロバレル→ゴリランダー、ヒードラン→イーユイ(この場合、パオジアンもほかのポケモンに変更)、カイリュー→霊獣ランドロスなど、都度入れ替えて使ったが、やはりこの6体がもっとも安定して勝てた。
モロバレルをゴリランダーに変更してもなお、パオジアンを入れた時は、アイススピナーだとグラスフィールドを破壊してしまうため、つららおとしに変えざる得なかったが、命中率90%は数値以上に当たりづらく、技外しによる運負けを連発した。
結局、ゴリランダーを外してアイススピナーが安定だった。
ランクマで安定して勝つには、このような低命中率技はなるべく採用しないほうがいい。運ゲーは急所や状態異常、択などさまざまで、自分でコントロールできるのは命中率だけだ。不安要素は摘むに越したことはない。
レギュレーションDは10月1日までだが、この構築で10月まで勝ち続けられるだろう。もちろん、型の変更などは都度必要になるだろうが、初心者が雑に扱っても勝てる強さを持っている。
命中不安技はヒードランのねっぷうだけだが、相手全体が対象であり、どっちも当たらないというのは早々なく、技外しによる運負けはほぼないはずだ。むしろ、相手が低命中率ばかり採用している場合、技外しによる運勝ちも期待できる。