7月21日にアメリカで同時公開された映画「バービー」と「オッペンハイマー」を合わせたネットミーム「バーベンハイマー」で原爆いじりするネタが勃発。このミームにバービー米公式が乗っかり、物議をかもしている。
「バーベンハイマー」で原爆いじり バービー米公式ツイッターが乗っかり物議に
It's going to be a summer to remember 😘💕
— Barbie Movie (@barbiethemovie) July 21, 2023
ツイッターではDiscussingFilmが投稿した画像のように、バービーとオッペンハイマーをミックスしたミーム「バーベンハイマー」のポスター画像などが続々と投稿されている。
このツイートに、バービー米公式ツイッターは「思い出に残る夏になりそうです」などと返信している。
ほかにも、原爆などで発生するキノコ雲をバービーの髪として加工した画像があり、このツイートにバービー米公式は「このKen(バービーの登場人物)はスタイリストです」と返信している。
This Ken is a stylist 😉
— Barbie Movie (@barbiethemovie) July 21, 2023
後術するが、オッペンハイマーは戦争映画で原爆が登場するということで、このミームが誕生したようだ。
バーベンハイマーの原爆いじりに公式が乗っかったことについて、日本国内では物議をかもすことに。
バーベンハイマーとか言うムーブメントのせいで『オッペンハイマー』と『バービー』は深刻な風評被害を受けてる
念のために言っておくね、バーベンハイマーは公式じゃない。ファンが起こした非公式な出来事で映画本編には一切関係無いバービーに抗議して欲しいのはもちろんだけど、オッペンハイマーが真っ先に「核兵器は兵器であり何万、何十万人もの命を奪うもの。ネタでない」って言わないといけないと思うんです…
『オッペンハイマー』と『バービー』のキノコ雲や核兵器のミーム、普段LGBT差別や人種差別に敏感でアイコンをつけている人すらミームを笑い、そのことを正当化してる。監督のファンの人も擁護してる。映画を観ることと、その配給会社の姿勢やファンの行動を批判するのは両立するよ。
原爆のミーム化は最悪だけど、公式が、公式だけは、「我々はこのようなミーム化を望んでおらず、決して支持しない」と言ってくれるだろうと期待していました。公開を心待ちにしていたのに、私たちはもうバービーという映画を心から楽しむことができない。本当に残念です。
バービーの公式ツイッターのアカウントが、バーベンハイマーのコラ画像に対して、こう言う反応している時点で、言葉にできません。公式が…。バービー楽しみにしていたのに…。
バーベンハイマーのミーム、つくづくアメリカ人は原爆投下の歴史を軽視してるんだなと思ってたけど、バービー公式がネタに乗っかるのは最悪だな。
#barbenheimerのタグ自体は元々は問題ないというか、2つの作品同時公開楽しみだねーぐらいのノリだったのに、配慮のないコラとそれを楽しむタグに変化し、そしてそのノリをバービー公式(米国)が半ば公式化というかむしろ絶賛しちゃってるという最悪なタグになってしまったのよね。
原爆開発に携わった科学者を題材にした映画「Oppenheimer(オッペンハイマー)」とバービーを掛け合わせたネットミームから生まれたコラ画像に乗っかる映画公式アカウント
迷ってたけど絶対バービー観に行かないし、日本人もっと怒らないとダメ
こういうのを見逃してあげてるから舐められてる『バービー』公式、最低だ。
引用全て日本人(と思われる人)で、全員が批判している。
それでも分からないのか?
原爆が、人間を、焼き殺し、後々まで放射線症で苦しませ、被害者への差別まで発生させた。
笑ったり喜んだりできるもんじゃない。何十万人もの人名が奪われた原爆投下という悲劇をネタにして茶化すのがバービーという映画のコンセプトなんですかね。これは日米同盟の重要性が叫ばれる昨今にあっても、越えてはならない一線を明白に越えていると思う。広島G7サミットで各国首脳に見てもらったものは何だったのか?
▼バービーのあらすじ
すべてが完璧で今日も明日も明後日も《夢》のような毎日が続くバービーランド! バービーとボーイフレンド? のケンが連日繰り広げるのはパーティー、ドライブ、サーフィン。
しかし、ある日突然バービーの身体に異変が! 原因を探るために人間の世界へ行く2人。しかし、そこはバービーランドとはすべて勝手が違う現実の世界、行く先々で大騒動を巻き起こすことに─?!
彼女たちにとって完璧とは程遠い人間の世界で知った驚きの〈世界の秘密〉とは? そして彼女が選んだ道とは─?
予想を裏切る驚きの展開と、誰もの明日を輝かせる魔法のようなメッセージが待っている─!
▼オッペンハイマーのストーリー
第二次世界大戦の最中、アメリカ軍の中将であるレズリー・グローヴスは、物理学者のロバート・オッペンハイマーに原子爆弾の開発・製造のための極秘プロジェクト、マンハッタン計画の遂行を命じた。 オッペンハイマーと科学者チームが年月を費やした研究は実を結び、1945年7月16日、歴史の流れを大きく変えることとなる人類史上初の核実験成功を、彼らは目撃する。
▼バーベンハイマーに抗議デモへ