1月13日よりスタートしたアニポケ最終章。2月3日放送で4話を迎えたが、視聴者の間では「虚無」といった声も出ている。
「虚無」「最終章でやる内容ではない」
アニポケ最終章は
1話:ラティアス回
2話:カスミとウデッポウ回
3話:タケシとデント回
4話:ツンベアー回←イマココ
となっており、いずれも日常回レベルだ。
最終章でサトシの物語が終わるのに、すでに3分の1ほどが“陳腐な日常回”で描かれている。
そのため、SNSなどでは「虚無」「最終章でやる内容ではない」「新無印で見たかったものを見せられてるって感じ」「過去に頼ることしかできない残念なアニメ」といった非難が寄せられている。
最終章でやってほしいことベスト3
サトシは現状に満足せず、さらなる高みを目指す性格のはず。最強王者のダンデを倒したからと言って、今みたく昔の仲間たちとダラダラと、まるで余生を過ごすかのような日常を過ごすことを望まないだろう。
そこで、筆者が最終章でやってほしい、やってほしかったことを3つ挙げたい。
1.伝説幻とのバトル&ゲット
サトシと言えば、やっぱりバトルだ。最強王者のダンデを倒した今、サトシに勝てるトレーナーなんていないじゃないかという指摘がありそうだが、確かに“トレーナーにはいない”かもしれない。
しかし、ポケモンには存在する。それが伝説や幻のポケモンたちだ。
準伝やアルセウス以外の幻はそこまで強くないが、ミュウツーやザシアンといった禁止伝説はチャンピオンよりも強く描かれていることが多く、ダンデも禁止伝説のムゲンダイナには手も足も出なかった。
また、禁止伝説をも生み出した創造神アルセウスは全てのポケモンの頂点に君臨する存在である。
そんな強敵たちとのバトル、そしてゲットこそ最終章にふさわしい。各地方のチャンピオンを倒して頂点に立ったサトシなら、禁止伝説にも勝てるはず。あわよくば、アニポケ26周年で誰一人とも成しえていない禁止伝説のゲットも実現してほしい。
なお、禁止伝説ゲットはゴウがムゲンダイナで遂げているが、原作同様、ムゲンダイナはザシアンとザマゼンタがボコボコにされ、地上に落ちてきたところをゲットした。
ゲット後は封印され、封印を解かれた後はダンデに渡ったのち、野に放たれたことから、ゴウがゲットしたと判断するのは微妙なところだ。
2.ポケモンハンターJとの再会
サトシがバトルで全く歯が立たなかった相手は四天王やチャンピオンが多かったが、それ以外だとポケモンハンターJが挙げられる。
Jはダイパ編に登場。ギンガ団と並ぶ悪役として登場したが、冷酷非道さはJが圧倒的に上回る。
Jはバトルの腕も非常に高く、当時のサトシは全く歯が立たず、レジのボスであるレジギガスを軽くあしらい、湖の準伝説であるユクシー、エムリット、アグノムの捕獲に成功している。
そんなJだが、湖の3体をギンガ団に受け渡し、取引を終えてその場を後にしたところ、ユクシーとエムリットが打っていたみらいよちが飛行艇を直撃。飛空艇は湖に墜落し爆散した。
爆発直前には、飛行艇とともにJのサンバイザーが沈む描写があり、その後Jがどうなったのかは明かされていない。死亡した可能性が高いが、実は生きていて、最終章で再登場したら面白いのではないか。
当時は全く歯が立たなかったサトシも、ダンデを倒した今なら勝てるはずだ。Jのボーマンダが新たにメガボーマンダという力をつけてバトルするのも期待したい。
アマプラ限定配信の「神とよばれしアルセウス」でギンガ団が再登場しており、Jもまた出てきてもいいと思う。
3.タクトとの再会
J以外だと、タクトもサトシが歯が立たなかったポケモントレーナーだ。タクトとのバトルはマスターズトーナメント前から強く求められている。
タクトはダイパ編に登場。シンオウリーグ準決勝でサトシと当たり、相棒のダークライで4タテ。ダークライはジュカインに倒されたが、続く2体目のラティオスで勝利した。
あと4体の手持ちは明らかにならなかったが、おそらく伝説か幻だろう。当時は全く歯が立たなかったサトシだが、ダンデを倒した今ならタクトにも勝てるはずだ。
そのほかにも、新無印編で薄かったセレナ再登場のやり直しや歴代ヒロイン登場のハーレム回とかも面白いと思う。最後だし、ここでしかできないことを出し惜しみなくやってほしかった。