ポケモンSVに登場したイルカマンは、場に出して引っ込み、再度登場させることでマイティフォルムとなり、合計種族値が457から650に跳ね上がる。
SVは発売前から全ポケモンの種族値から覚える技までリークされ、合計種族値が600を超えるイルカマンは最強だと言われた。発売直後もカジュアルバトルで結構使われていたが、ランクマが始まると、その数は大きく激減した。一体なぜなのか。
マイティフォルムになるための条件が原因
タイプ:みず
種族値:HP100-攻撃70【160】-防御72【97】-特攻53【106】-特防62【87】-素早さ100(合計457【650】)
※【】内はマイティフォルムの数値
特性:マイティチェンジ(手持ちに戻ると、『マイティフォルム』にフォルムチェンジする)
そもそも筆者は、このイルカマンというポケモンを評価していなかった。その理由が数を大きく減らした原因に直結していると思われる。
それはズバリ、マイティフォルムになるための条件にある。場に出して引っ込み、再度登場させないと変身できず、最初から最大パワーを発揮できない時点で弱すぎる。
場に出して引っ込み、再度登場させる都合上、ラス1に当てることはできず、基本的に初手出しでクイックターン、もしくは後続に交代という立ち回りが余儀なくされ、対策も簡単だ。
マイティフォルムになった後も、水単タイプゆえに技範囲はそこまで広くなく、不利な相手も少なくない。シングル、ダブルともに流行っているマスカーニャには上からタイプ一致で弱点を突かれ、苦手な1体である。
ダブルでは雨パで採用され、雨で水技が1.5倍となったジェットパンチを打つのが強力。水テラスすることでタイプ一致補正が2倍となり、威力180となったジェットパンチは等倍以上の相手を一撃で倒せる超火力となる。
なお、雨パ自体そこまで多いわけではなく、ゆえにイルカマンも多くない。