ポケモンSVのテラレイドバトルに、バイオレット限定の伝説ポケモンであるミライドンを使う人が多くいる。筆者は最初こそ使っていたが、実際はそこまで強くないことを伝えたい。
ミライドンは雑魚狩りしかできない
タイプ:でんき/ドラゴン
種族値:HP100-攻撃85-防御100-特攻135-特防115-素早さ135
特性:ハドロンエンジン(登場した時エレキフィールドをはる。エレキフィールドだと特攻が高まる)
特性「ハドロンエンジン」により、エレキフィールドの時に特攻がおそらく1.5倍となる。
電気技は、エレキフィールドの効果で1.3倍され、専用技のイナズナドライブは100から130に。タイプ一致で195となる。
しかし、エレキフィールドは5ターンしか持たず、星6ともなれば5ターン以上かかることもザラであり、攻撃を受けるとグラスフィールドにするオリーヴァが味方にいたならば、エレキフィールドを書き換えられてしまう。
相手も別のフィールドで書き換えてきたり、特性を無効化されるとハドロンエンジンによる特攻アップはなくなる。これは1ターンで解除されるものの、エレキフィールドのターンを稼がれてしまう。
エレキフィールドが切れると、同時にハドロンエンジンの効果も終了し、特攻アップと電気技アップもなくなる。
ミライドンの特攻は135と、伝説のポケモンとしてはそこまで高いわけではなく、この程度なら一般ポケモンでも出せる数値だ。特性前提の強さとなっており、テラレイドバトルではエレキフィールドの維持が難しいことから、実際はそこまで強くない。
メインウエポンとなる電気技は4タイプに抵抗があり、うち地面タイプは完全に無効。ちくでんやひらいしんなど特性で効かないことも多い。現在解禁されている最終進化に限り、ちくでんは4体、ひらいしんは2体いる。
半減では、こだわりメガネを持たせたとしても全然ダメージが入らず、等倍でも特防が高いポケモンにはほとんど入らない。対戦でも、特防受けとして活躍するハピナスやバンギラスはもちろんのこと、リククラゲとかも無理だった。
きんぞくおんで突破力を上げる方法もあるが、シールドを展開されると変化技が効かなくなり、有効な手段とは言い難い。
トップ画像は星6水テラスタルのウルガモスに、こだわりメガネを持たせた、ひかえめHCぶっぱのミライドンで挑んだもの。テラスタイプで有利だったが、シールドを張られたうえ、ちょうのまいを積まれ、ひかりのかべを張られるとほとんどダメージが入らず、むしのさざめき連打で普通に負けた。
星4までならイナズマドライブでワンパンできるが、星6では押し切れないことがほとんど。言ってしまえば、雑魚狩りしかできないのだ。
ミライドンよりも、同じくバイオレット限定のテツノカイナを使うことをおすすめする。おそらく、ソロだと最強だと思う。
詳しい解説については、以下の記事で触れている。