樫本学ヴによる冒険漫画「コロッケ!」が、「コロコロアニキ冬号」(12月15日発売)で復活した。正式タイトルは「コロッケ! Black Label」。
本作では、主人公のコロッケが大人となり、新たな願いのため禁貨(きんか)を集めていくが、その願いは前作を完全否定するものだった・・・。
漫画「コロッケ! Black Label」の概要
表紙には大人コロッケや、その仲間であるウスター、リゾット、プリンプリン、フォンドヴォー、Tボーンも描かれ、「読者のリクエストに応えて新連載!!!!!」という樫本学ヴ先生のメッセージが込められている。
記念すべき第1話のタイトルは「新たな世界と新たな戦い」。そのワンシーンが以下である。
大人版「いただ禁貨!」のほか、今回の願いは父親のバーグを殺すこと、と明かされた。前作ではその父親を生き返らせるために旅をしており、結果的に生き返らせるに至ったのに一体何があったというのだ。
漫画「コロッケ!」とは
「コロッケ!」は、樫本学ヴによる日本の冒険漫画。「月間コロコロコミック」で2001年4月号から06年11月ごろまで連載された。アニメ化、ゲーム化もされ、第48回(平成14年度)小学館漫画賞(児童部門)も受賞した。
あらすじ
黒マントの男の手にかかって死んだ父を、バン王によって生き返らせてもらうため、仲間たちと共に禁貨を貯めるために戦う冒険漫画。物語が進むにつれ登場人物の詳細が明らかになってくる。
バンカーサバイバル:年に一度開催され、優勝すれば大量の禁貨が貰えるという大会。コロッケの父親・バーグを殺した黒マントの男の正体が明らかになる
次の王様だ〜れだ大会:カラスミにより乗っ取られたリゾットの故郷を取り戻すための戦い。アニメではパプリカ島編の次のストーリー
裏バンカーサバイバル:BB7が発見したピザの斜塔で開催される大会。敗者はピザの斜塔の壁の一部になる
ビシソワーズパーティー:バン王を攫ったビシソワーズ兄弟と、ブラック禁貨を持つコロッケたちを巡る戦い
最終回では、コロッケがこれまでに戦ったバンカー達が禁貨を出し合い、バン王を呼び出したことで、バーグと再開を果たした。
メインキャラ
コロッケ:本作の主人公。幼いころ、黒マントの男にバーグを殺され、以来バン王にバーグを生き返らせてもらうため旅をしていた。いつも持ち歩いているハンマーは父親の形見であり、軽々と振り回しているが実はマンモス3頭分の重さを持つ。必殺技は拳に炎を纏わせて殴る「ハンバーグー」
ウスター:コロッケと最初に仲間になったバンカー。当初はコロッケを利用して禁貨を集めようとしていたが、後に友情が芽生え、コロッケの初めての友達となる。必殺技は爪で切り裂く「ツメトギスラッシュ」
リゾット:グランシェフ王国の王子。カラスミに国を乗っ取られたため、王国を取り返すべくバンカーになった。最初はコロッケの敵だったが、コロッケと戦った事をきっかけに親友となる。必殺技は108発の蹴りを数秒間で相手に浴びせる「108(ワンオーエイト)マシンガン」
プリンプリン:被ると不細工になる覆面を被ったバンカーで、その素顔は美形。だが極端に背が低く、それにコンプレックスを持っている。ウンチ棒が武器で、必殺技はウンチを飛ばす「恐怖の大王(きょうふのだいおう)」
フォンドヴォー:バーグの弟子。何度やられても復活する強運の持ち主。必殺技は針状にした髪で攻撃する「赤き閃光」
T-ボーン:田舎のウェルウェル=ダンダン村出身のバンカー。満月を見ると犬に変身し、可愛らしい外見とは裏腹に人間の時より10倍も強くなる。また、流れ星を見るとゾウにも変身するが、犬に変身した時とは逆に弱くなる。必殺技は骨ヌンチャクを叩きつける「カルシウムクラッシュ」
バーグ:コロッケの父親。黒マントの男の攻撃から当時幼少だったコロッケを死亡するが、最終回で復活を果たす。必殺技はコロッケと同じ「ハンバーグー」