2月11日公開の4話-2話で、アニメを超える鬱展開に突入した「ひぐらしのなく頃に巡」。今回で、沙都子がループする動機がアニメと異なっていることがほぼ確定した。
※この記事は、下記記事の補足となるため、先にこちらを読んでから読むことをおすすめします
ひぐらしのなく頃に巡では、悟史と梨花を救うために繰り返す!?
前回、まったく触れていなかったが、漫画版「ひぐらしのなく頃に業」でも、沙都子は魔女化している。また、各編で同じ人物が発症し、猫騙し編では詩音や圭一の母、クラスメイトやお魎など、アニメではなかった人物が次々と発症したほか、レナと魅音が2度目の発症をしている。
これら人物の発症は、沙都子がH173を投与したことによるものだと思われる。散々たたかれた「ひぐらしのなく頃に卒」に懲りず、「ひぐらしのなく頃に巡」でも“クズ沙都子”が無双するだけかと思われたが、今回の回でループの動機は異なるとみられることが判明した。
アニメでは、繰り返す者の力を使って梨花を痛めつけ、雛見沢にとどまるよう心変わりさせるのが目的だった。そのためにみんなを騙して利用し、仲間の魅音や、嘘だと知らず親身になってくれる鉄平をも手にかけるクズだった。
一方、ひぐらしのなく頃に巡では最初のループで梨花だけルチーアに行き、沙都子は雛見沢に残るという、アニメでの最終的なゴールに辿り着いている。
この沙都子は、自分がいなければ梨花はトラップで怪我をせず、もっと楽しい学園生活を送れた。すべて自分が悪いとし、アニメの「梨花が悪い」とは微塵にも思っていないようである。
そのため、最初のループであっさり理想の世界に辿り着いている。
しかし、梨花が雛見沢から離れると悟史の容態が急変。さらに、梨花か沙都子にも不幸が訪れることとなる。別の土地に移住するのはもちろんのこと、数日の旅行でも惨劇が訪れるというハードモードだ。
このことから、沙都子は梨花と悟史を守るため梨花を痛めつけ、雛見沢にとどまらせようとしているのではないか。アニメでは、梨花を独り占めしたいという沙都子の独占欲で起きた悲劇だったが、今回ばかりは完全に被害者かもしれない。
ひぐらしのなく頃に巡では、繰り返す者になっていない!?
ひぐらしのなく頃に巡では、エウアは沙都子に繰り返す者の力を与えている感じはなく、繰り返す際の指パッチンはエウアがしている。それを裏付けるように、祟騙し編での鉄平はかつての鉄平を連想させる粗暴な雰囲気で、鉄平につけられたとみられる痣が沙都子の体にあった。
このことから、沙都子は繰り返す者になっていない…と思われたが、猫騙し編で魔女の姿を見せており、やっぱり与えたのかもしれない。そもそも、繰り返す者にならないと、H173の入手は困難を極める。
繰り返す者になっていたとしたら、近しい人のフラッシュバッグもあるだろう。その影響で鉄平は改心し、沙都子に危害を加えることはないはずだ。アニメでは、砂利に転がりあたかも誰かに殴られたような感じを作っており、今回も痣を偽装した可能性はある。