1月28日発売のレジェンズアルセウス。ポケモン本編シリーズでありながら、いつものポケモンとはどこか違ったテイストをかもしている本作だが、今回はRPG色を強めた仕上がりとなっているようだ。
ついに三大RPGとしての自覚を発揮したポケモン
テレビゲーム総選挙でシリーズでもっとも順位が高かった作品のリメイク(左からドラクエ5:2位、FF7:3位、ダイパ:11位)
突然だが、世界三大RPGを挙げるとしたら、あなたはどの3作品を思い浮かべるだろうか。知名度、そして人気度として、昨年末に放送された「テレビゲーム総選挙」で10作品ずつランクインしたドラクエ、FF、ポケモンこそ誰もが認める世界三大RPGといえるだろう。
ドラクエとFFはストーリークリアだけでも最低20時間から30時間ほど。そのほか、クエストなどのやり込みで100時間以内というちょうどいいボリュームが多い。
一方、ポケモンはストーリークリアだけなら10時間もかからないことが多い。ほとんどの人はその日のうちにクリアできるだろう。
やり込み要素といえば、図鑑集め、育成や対戦に関するものが挙げられ、多くが対戦関係でプレイ時間が水増しされるはずだ。BW以降の作品にレート対戦が導入されてから育成・対戦周りが充実すると、ポケモン=対戦ゲーとの認識が強まり、もはやRPGゲームということを忘れている人も少なくないはずだ。
そんなポケモンだが、レジェンズアルセウスはドラクエやFFみたいにRPG色を強めた作品となっているようだ。
フラゲ勢によると、ラスボスまでで20時間から30時間かかり、ドラクエやFFの最低ストーリークリア時間に。また、RPGではおなじみの真のラスボスもおり、レジェンズアルセウスの看板となっているアルセウスまでは60時間かかったそう。これは寄り道を最小限にした結果で、サイドクエストもこなしていればもっとかかるという。
ボスモンスターも強く、いつものポケモンみたいに多少のゴリ押しではクリアは難しいそうだ。
登録者数187万人のYouTuber・Austin John Playsはすでに、プレイ時間が40時間に到達したことを報告。
レジェンズアルセウスはこれまでのポケモン方式に革命を起こしていると語り、あらゆるポケモンゲームやファンゲームにみられるものと同じメカニズムを取り入れ、テレビゲーム総選挙で1位を取り、2022年に続編が決まっている「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」のように仕上げている、と絶賛している。
I'm now 40 hours into #PokemonLegendsArceus and this is a BIG chance to the Pokemon Formula. it's like it took things from every pokemon game, same mechanics that are found in fan-games, and combined it all in a quazi BotW feel.
— Austin John Plays – Seek Out All Pokemon (@AustinJohnPlays) January 22, 2022
レジェンズアルセウスに対人戦はない。その代わりRPG色を強め、ドラクエやFFと並ぶ世界三大RPGに恥じない仕上がりとなっている。対戦勢はガッカリしているが、RPGとしてのポケモンを遊びたい人にはぜひともおすすめできる作品だ。