自動車保険や医療保険のCMで知られるソニー損保とモルカーとのコラボが決定した。しかし、キャンペーン規約の“ある記述”に批判が寄せられ、物議を醸している。
ソニー損保とモルカーがコラボ!ファンアートが「モルカーありがとうCM」で紹介
詳細はこちらから🍀https://t.co/fIXrYzaJwJ#GOODDRIVE #グッドドライブ pic.twitter.com/rEnMRGCsMf
— PUI PUI モルカー【公式】 (@molcar_anime) February 22, 2021
この企画は、ドライバーの安全運転促進とAIを活用した運転特性連動型自動車保険「GOOD DRIVE」の認知向上を目的に、本日2月22日からツイッターで開始されている。「#モルカーありがとうCM」でモルカーのファンアートを募集し、その中から抽選でソニー損保が制作する同名のCMに使われる。
ファンアートに限らず、人形やお菓子なども応募可能。応募期間は28日内まで。選ばれた人には3月19日までに(@gooddrive_pr)より、当選案内がDMされる。
今回は第1弾で、キャンペーンは継続的に実施する予定だという。
ファンアートの著作権は無償で許諾「でも何かあったら、当社は知りません」
RT:これ「著作権は全てソニー損保の物」「でも権利侵害があった場合はお前のせいな」って書いてない?違う?
金も手間もかけないでCM素材集められて著作権も自分等の物だけど、何かあったら応募者の責任。
ソニー損保にしか得がないじゃん…。#モルカーありがとうCM #モルカー #モルカーファンアート pic.twitter.com/NdjtNPD0hR— いろは (@kibikodama) February 22, 2021
キャンペーンの応募規約には、このように書かれている。
●応募作品の著作権は全て著作権(著作権法第27条および第28条を含むその他一切の権利)を当社に譲渡するものとし、著作者人格権を行使しないものとします。
●投稿された素材に第三者の権利侵害があった場合、当社は一切責任を負いません。
つまり、応募作品の著作権は全てソニー損保のものとなるが、何かあった場合、ソニー損保は一切責任を負わないということだ。応募者へのリターンがないばかりか、リスクは全て押し付けられるということで、「ソニー損保にしか得がない」「タダでどうにかしようとするな」といった批判が寄せられている。
こういった批判を受けてか、
●投稿者ご本人は応募作品について、当社がCMに使用する権利を無償で許諾するものとします。
●投稿者ご本人は著作者人格権を行使しないものとします。
という追記がされたか、応募作品は無償で提供するものとし、しかしリスクを一切負わないというスタンスは変わらない。無償で提供してもらうなら、せめてリスクも負うべきではないか。