スマホ専用ゲーム「ポケモンマスターズ」に特別な衣装を着た「マジコスシロナ&ジャラランガ」が実装された。
伝説ポケモンイベント「新世界で交錯する心」も開催され、イベントをクリアすると「アカギ&パルキア」を仲間にできる。
このイベントに対し、ジャラランガをイメージした衣装がダサいという声のほか、シロナのパートナーがガブリアスではないことに、ポケマスユーザー以外からも批判が殺到。炎上状態になっている。
ポケマスにマジコスシロナ&ジャラランガ実装!
アプリゲーム『ポケモンマスターズ』に9月3日(木)14時59分まで特別な衣装を着た「マジコスシロナ&ジャラランガ」が登場中!
伝説ポケモンイベント「新世界で交錯する心」も同時開催中だよ。
イベントをクリアして「アカギ&パルキア」を仲間にしよう! https://t.co/uAZGLrUK1I #ポケマス pic.twitter.com/tWgw8YFM6s— ポケモン公式ツイッター (@Pokemon_cojp) August 17, 2020
シロナVSアカギの漫画が公開!
当然相棒の #ガブリアス と一緒…じゃない⁉
この姿はまさか😲#ポケマスhttps://t.co/knr3ouXYZA pic.twitter.com/s1N0J7KYwF
— 【公式】ポケモン情報局 (@poke_times) August 17, 2020
漫画の1ページ目は、ポケモンDPのマイナーチェンジ版であるプラチナで追加されたギラティナが住む「やぶれたせかい」のワンシーン。
今ある世界に希望を見出しているシロナと、絶望して世界を作り替えようとするアカギが対立する印象的なシーンで、2人が希望と絶望で真逆であることを示している。
また、シロナは考古学者として伝説のポケモンを調査しているのに対し、アカギは最先端の科学技術で伝説のポケモンに接触していたり、海外版の名称は、シロナは月に関連したもので、アカギは太陽に関連したものになっている。
ポケマスでもシロナとアカギは対立し、本気を出したアカギは伝説のポケモン・パルキアを操る。それに対してシロナも本気を出し、ガブリアスに代わりジャラランガで挑む。
「シロナの衣装がダサい」「ガブリアス使えよ」
一方、公式のツイートにはマジコスシロナ&ジャラランガに対する批判的な声が目立つ。
何をやってもかっこいいシロナさんが
ここまでダサくなるなんて………シロナ様はガブリアスかおんみょおぉぉん(ミカルゲ)の勝手なイメージなのに
何故ジャラランガなんやシンオウ地方チャンピオンのシロナともあろう者が
600族の恥ジャラランガを使うとは…ジャラランガごときじゃパルキアには勝てんよ
また、漫画にも
なんかこれ…長年のシロナ好きの自分としては複雑な気持ちになりますね
ガブリアスが外された理由はちゃんとゲームで語られるんですかね…?これガブリアスがいい、ジャラランガいいの前に
ガブリアス自体この漫画にいらないでしょ。
無駄に相棒枠切り捨てる描写はなんかなぁ。本気はジャラランガなのね、
ガブリアスとは遊びだったのね……!600族の頂点と底辺やんけ
など、ジャラランガに対する批判的な声が殺到し、炎上状態になっている。
なお、ポケマスにはすでに通常のシロナ&ガブリアスが実装されている。
エピソードイベント「ふたりの王者」開催!
ワタルとシロナ、ふたりのチャンピオンがパシオに登場です!あわせてイベントミッションも開催中です!「ダイヤ」をゲットしましょう!#ポケマス #ポケモンマスターズ https://t.co/E5Dhv9RRJ0 pic.twitter.com/gkMGMGV6ML
— [公式]ポケマスだいすきクラブ (@pokemas_game) December 26, 2019
「ジャラランガは600族の恥」と無知を晒すにわかシングル民
公式のツイートなどには「ジャラランガは600族の恥」といった書き込みが目立つ。シングルしかやっていない人のものと思われるが、自分の無知を晒していることに気づいていない。
ジャラランガは第7世代に登場した600族。ポケモンSMの時は技に恵まれず、この時は確かに600族の恥だった。
しかし、ポケモンUSUMでレベルアップで「インファイト」を覚えるようになり、教え技で3色パンチといったサブウエポンも多数習得した。
そして、ジャラランガを大きく強化したのが専用Zクリスタル「ジャラランガZ」の追加だ。これにより「ブレイジングソウルビート」が撃てるようになり、相手全体に威力185のドラゴン技を食らわせながら、自分の全ステータスを1段階ずつ上げられ、さらに「みがわり」も貫通する。
ブレイジングソウルビートの追加は大きく、ジャラランガはポケモンUSUMのダブルレートで環境入りしていた。
ポケモン剣盾ではZワザが廃止され、ブレイジングソウルビートを失った。代わりに、ブレイジングソウルビートを下方修正した「ソウルビート」を覚えるようになったが、ダメージを与えられずHPが1/3減るということで、ジャラランガは環境から姿を消した。
オワコンになったとはいえ、一度は環境入りしたジャラランガ。決して600族の恥ではないということを伝えたい。
「ガブリアスは600族の頂点」という無知も
逆に、「ガブリアスは600族の頂点」といった書き込みもみられた。実は、これも間違っている。
ガブリアスは第4世代に登場した600族。長い間、600族最強のポジションを守り続け、主にシングルで活躍した。
しかし、第7世代では使用率が激減。ポケモンUSUMでの600族最強はボーマンダとなった(ダブルではメタグロスの方が使用率が高かった)
その理由としては
・第7世代で追加されたミミッキュ、カプ系などの強力なフェアリータイプ
・ゲッコウガ、メガボーマンダ、メガメタグロスなど上から弱点つけるポケモン
→ゲッコウガはスカーフが増加、メガシンカはそのターンに素早さが反映されるようになった・カバルドン、霊獣ランドロスなどの地面タイプの躍進
などの流行ではないかとされている。
ガブリアスはポケモン剣盾エキスパンションパス第2弾「冠の雪原」で解禁されるが、同時にガブリアスを減らすきっかけとなったカプ系、霊獣ランドロスなども追加される。
また、ポケモン剣盾では600族ドラゴン「ドラパルト」が追加され、ガブリアスを王座から引きずり下ろしたミミッキュも上位に君臨しており、第6世代以前のような活躍はできないと思われる。
今やジャラランガもガブリアスもオワコンとなったわけだが、ジャラランガはポケモンUSUMのダブルレートで躍進したということもあり、シロナの新しいパートナーとして何も問題ないのではないか。現役の600族ドラゴンにするなら、ドラパルトがもっとも適任ではあるが。