東京・世田谷区で近くに住む藤原拓海くん(5)がワゴン車にひかれ死亡した事故で、6月25日放送の「とくダネ!」が独自取材。第一通報者への取材をもとに再現CGを作った。
再現CGによると、交差点で一時停止した車の前を藤原拓海くんの祖母が渡り、その後、車が発進したところ、藤原くんがスケボーに腹ばいして突っ込んできた。完全に死角となっており、絶対に避けられない事故だった。
スケボー5歳児事故死の状況が判明!
事故の第一通報者によると
交差点の左から藤原拓海くんの祖母が歩いてきたため車は一時停止
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その後、左から自転車の女性がやってきたが車に譲った
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車が発進したところ、藤原拓海くんがスケボーに腹ばいして突っ込んできた6月25日放送「とくダネ!」より
事故後、祖母は腰を抜かしてひっくり返っていた。運転手は車から出てきて「すみません」と言っていたという。
報道によると、交差点の真ん中には真っ二つに折れたスケボーが落ちていたという。
完全に死角となって見えない
番組は、運転席の死角を検証。高さ10cmのスケボーと、その上に子供が腹ばいになったとして高さ30cmだと仮定し箱を置いた。前方にスケボーを置いてワゴン車の運転席から見たところ、全く見えないと判明。また、今回の事故のように左に置いても全く見えず、完全に死角となっていた。
運転席は右にあるため、左から来た場合は約4m40cmの距離にならないと見えず、そこから中に入ってくると完全に死角で見えないという。
交通事故鑑定士の中島博史氏によると、運転手は普通に立っている姿勢の人に注目しがちなので、違う姿勢であると気づくのに遅れが出ることがあるという。
つまり、今回の事故は絶対に避けられない状況になったというわけだ。
今回の報道を受け、ネットでは「これで現行犯逮捕…」「運転手さんが気の毒です」など運転手を気遣う声が相次いだほか、「こんなん運転手が訴えていいレベルですわ」「不起訴であるべき事案だと思います」「何でもかんでも車が悪くなるのは納得いかない」「こんな所でスケボーで遊ばせる親を責めるべきでしょう!」など藤原拓海くん側を責める声が圧倒的に寄せられている。