元AKBの渡辺麻友が芸能界を引退することが発表されると、渡辺麻友の兄、妹、元カレ、息子…ついには本人を騙る動画も投稿されている。
話題のニュースがあるたびに、ゴキブリのように湧いてくるなりすまし系YouTuber。その中でも「渡辺麻友の妹達」を騙る動画が注目されている。
この動画を投稿したのはキラー仮面というなりすまし系YouTuber。「南海トラフの妹」「緊急事態宣言の妹」「手越祐也の赤の他人」など、ほかのなりすまし系YouTuberとは違った動画を投稿し始め、人気を高めている。
「渡辺麻友の妹達です」キラー仮面の動画が話題に!
「渡辺麻友の妹達」としているが、動画でそれについて言及することはなく、映り込み系YouTuberゆうかん(チャンネル登録者数1.9万人)と別の男性とともに、動物園の猿の如く騒ぐだけの内容となっている。
なりすまし系YouTuberの動画は低評価が圧倒的に多いが、この動画は高評価の方が上回っており、コメント欄には「楽しそうな地獄を見た」「素敵な家族ですね」「もはやタイトルどうでも良くて草」といった声が寄せられている。
「南海トラフの妹」「緊急事態宣言の妹」「手越祐也の赤の他人」…独自のなりすましコンテンツで人気高める
キラー仮面人気が高まったのは、5月11日に投稿した「南海トラフの妹です。この度は兄トラフが皆様に大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません」と題した動画。自然災害の親族を騙る斬新で新しい内容がバズり、ほかのなりすまし系YouTuberがパクりだした。
続いて、ボビー・オロゴンが暴行容疑で逮捕された16日に「ボビー・オロゴンの妹です。この度兄が逮捕されご迷惑をおかけして申し訳ございません」と題した動画が37万再生を達成。これを機に、全体の再生数やチャンネル登録者数も増えた。
その後も「夏の甲子園の妹」「フジテレビの隠し子」「1億円寄付の妹」と概念の親族を騙り、手越祐也が芸能活動を休止になった26日には「手越祐也の赤の他人でございます。この度は全く知らない人ですが、芸能活動休止になり大変申し訳ございません」と題した動画を投稿し、これまたヒットした。
キラー仮面の動画を見てみると、どれも高評価が圧倒的に多い。なりすまし動画は話題の人物の身内を騙り、あることないこと言うので反感を買いやすく、低評価が非常に多くなるのだが、キラー仮面においては逆でコメント欄も平和である。
死者を冒とくする動画を投稿しないのも支持される秘訣
木村花の死亡を受け、ほかのなりすまし系YouTuberが木村の親族を騙るなど死者を冒とくする動画を出す中、キラー仮面は素直に木村の冥福を祈る動画を投稿した。これは当然のことだが、こういったことも支持される理由なのかもしれない。
▼コメント欄は絶賛の声であふれていた
遠藤チャンネルに次ぐ存在になり得るか
キラー仮面を含む、なりすまし系もとい不謹慎系YouTuberの原点で目標にしている人も多い遠藤チャンネル。
遠藤チャンネルは「京都アニメーションを燃やした男は悪くない!」をはじめとする逆張り動画で有名になった。一度チャンネルBANになったが、新チャンネルは登録者数18万人を獲得している。しかし、登録者数が増えた現在は過激すぎる動画を投稿するのは控え、逆張りだが正論系YouTuberにシフトしている。
この遠藤チャンネルに次ぐ数字をもっているのがキラー仮面だ。現在の登録者数は1.8万人だが、今後ますます増えていくだろう。