ツイッターで「コロナ報道とPCRと検査技師の動画」がバズっている。これは1992年にアメリカで制作されたコメディ映画「天使にラブ・ソングを…」の挿入歌「Hail Holy Queen」にPCR検査をする臨床検査技師の現場での苦悩を字幕で訴えたもの。現時点で2.6万リツイートされ、大きな反響を得ている。
「コロナ報道とPCRと検査技師の動画」が話題に!
※動画は@Haisa08さんのアカウントからご覧ください
動画の字幕では
・連日のコロナ報道でPCR検査を希望する患者が増え、たった数人で毎日何百人も検査していてクソ忙しい
・「もっと検査しろ」の声、メディアのデマ、検査ガー陰謀論などにもうんざりしており、また誰も検査技師の心配をしてくれないことに不満を抱いている
・PCR検査は莫大な時間と神経を使うので、できる技師は精鋭中の精鋭“リヴァイ班”みたいなもの
・検査技師に安全と知名度を、国民は正しい知識を、胡散臭い院長とメディアは黙ってろ
といった旨を訴えている
お律さんのツイプロには「病院勤務 検査技師 鬱」とあり、相当お疲れのようだ。
なお、お律さんは検査技師だがPCRには携わっていないとの書き込みも
初めまして、ありがとうございます。
責任に対して待遇と知名度が低すぎることへの憤りを感じながら毎日働いてる中での、こういった現場に対して無責任な声や報道に腹が立って作りました…
私なんか新卒一年目のペーペーでして、実際PCRをやっている技師さんを思うと胸も頭も痛くなってきます…— お律 (@Haisa08) March 13, 2020
本当にお疲れ様です…!頭が上がりません…
大学以来PCRをやってもいない技師一年目のペーペーがこんなものを作って、現場の技師さんにご迷惑をお掛けしたらどうしようかと焦りましたがそう言って頂けて幸いです…
ご自愛ください…!(;_;)— お律 (@Haisa08) March 14, 2020
こんばんは!ほんとですよね…私はPCRやっていないですし、やれもしないので現場の技師さん方からしたら私こそ外野かもしれません…
待遇の悪さ本当に分かります。死ぬほど勉強して結果に全ての責任を負わされ、そんな私の手取りは恥ずかしくて言えないような額です…— お律 (@Haisa08) March 14, 2020
ネットの反応
大学でPCR使ってたので「国民は正しい知識を」の所がめっちゃくちゃ共感しました
そしてコンタミで水の泡になるPCR
検査技師の皆さんは縁の下の力持ちな役割で、一般的な知名度が低いのが歯がゆいです
いつも検査ありがとうございます
お身体にお気をつけてくださいコロナウイルスのPCR担当してる臨床検査技師ですがまさにこの通りです。
毎日死にたくなりますが少しだけ元気出ました ありがとうございます検査に携わる人達、マスクや衛生用品の販売に携わる人達、たくさんの人達が苦労している
どちらにも携わってない私は、感染リスクを高める行動をとらない、それがせめてもの社会貢献「リヴァイ班」の例え好き
習い事先の奥様に医療現場崩壊を幾ら説明しても「それでも検査はやらなきゃダメ、TVでお医者さんも言ってる」なので口論にならないようこの動画を見せようと思います