早朝、大阪・吹田市の交番で警察官が包丁で刺され拳銃が奪われる事件が発生した。今から約1年前の6月26日には、富山市の交番が襲撃され警察官と小学校の警備員の2名が命を落とした。
吹田交番襲撃事件の1年前に富山市でも警察官の拳銃が奪われ2人が死亡した
・昨年6月26日、富山市の交番で男性警部補(46)が男に刃物で刺され、さらに拳銃を奪われた
・男は奪った拳銃を奥田小学校の男性警備員(68)に発砲した
・被害者2人は搬送先の病院で死亡、警察は犯人の島津慧大被告(22)を警備員への殺人未遂容疑で現行犯逮捕
島津被告の発砲映像
【富山発砲事件 映像】
富山市奥田交番襲撃事件
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— へくしょん大魔王 (@hekusyon1991) 2018年6月27日
元自衛官で拳銃の扱いには慣れていた
・2015年3月、陸上自衛隊に自衛官候補生として入隊
⇒約3か月の教育期間を経て、任期制自衛官として金沢駐屯地第14普通科連隊に所属
・自衛隊では射撃訓練があり、小銃と機関銃の訓練をしていた
・任期満了の17年3月に退官
⇒その後は即応予備自衛官として採用されていた
今年3月に強盗殺人や殺人未遂など9容疑で起訴
去年6月、富山市の奥田交番が襲撃され、警察官と警備員が殺害された事件で、富山地検は15日、鑑定留置していた容疑者の男に刑事責任能力を認め、起訴しました。起訴された罪は強盗殺人や殺人、殺人未遂など9つにわたり今後、裁判員裁判で審理されます。
(中略)
捜査関係者によると、島津被告は警察の調べに対し、「拳銃を奪うために警察官を殺害した」、「警備員は警察官と見間違えた」などと供述しているということです。
富山地検は島津被告について今月11日まで4か月間にわたる鑑定留置を行い、刑事責任能力を問えると判断しました。責任能力を認めた理由について富山地検は「法と証拠に基づいて判断した」としています。
吹田市の交番を襲撃した犯人も拳銃を奪ったということは、それで誰かを殺害しようとしているはず。早急に逮捕しないと、新たな被害者が出かねない。