ヤングチャンピオン(秋田書店)で連載中の「殺戮モルフ」原作者の外薗昌也先生が、殺戮モルフ2巻(12月20日発売)は、グロシーンを黒塗りにされての発売になることを明かした。
殺戮モルフ2巻の黒塗り騒動について、原作者の外薗昌也先生がコメント
▼11日、殺戮モルフ2巻の献本が届いたと報告。前代未聞のことが起きていると明かしていた
12/20発売カオルくんも応援
【殺戮モルフ】2巻献本
来ましたよhttps://t.co/lKig5CA7A1かなりショッキングな内容デス💀
思わず声が上がります💀
わたしは上がりました💀
滅多にお目にかかれないものが見れます💀 pic.twitter.com/aWZtAjwHc8— 外薗昌也 (@hokazonomasaya) 2017年12月11日
▼なんと、殺戮モルフ2巻のグロシーンが真っ黒に塗り潰されているではないか。しかも、これで世に送られるという・・・
グロシーンを真っ黒に塗り潰されての発売となりました
真っ黒でなにがなんだかさっぱりわかりません
前代未聞です pic.twitter.com/cIKvR87B2Q— 外薗昌也 (@hokazonomasaya) 2017年12月12日
▼外薗昌也先生曰く「(黒塗りは)滅多にない物」
滅多にない物です
まんま公開したら絶対NGだったんでしょうか?
うーむ、大人の事情— 外薗昌也 (@hokazonomasaya) 2017年12月12日
▼ヤングチャンピオンでも黒塗りだったとのこと。単行本では無修正で発売されるはずが、大人の事情でこんなことに・・・
ええ、雑誌も黒塗り処理でした、単行本ではちゃんとやると言ってましたが、大人の事情でこんな惨事に…T_T
— 外薗昌也 (@hokazonomasaya) 2017年12月12日
▼単行本の黒塗りを知らずに買ったお客のことを思い、Twitterで公開した
どう対処しようかと悩んでましたが、
知らずに買ったお客さんのこと考えると黙ってるわけにもいかん、と思い立ち、twitterで公開しました、— 外薗昌也 (@hokazonomasaya) 2017年12月12日
▼漫画は黒塗りだが、外薗昌也の心も真っ黒に塗りつぶされるショック
画面も真っ黒ですが、わたしの心も真っ黒に塗り潰されました
— 外薗昌也 (@hokazonomasaya) 2017年12月12日
▼せめて電子版は無修正で出してほしいと願うが、あまり期待はできなそうだ
せめて電子版はちゃんと出てくれよ、と願うばかりですが、
勝手にやられちゃうんでしょうねー— 外薗昌也 (@hokazonomasaya) 2017年12月12日
▼事前に出版社から相談はなかった。もし相談してくれたら、出さない方向で検討していたとのこと
規制が厳しくなってるのはわたしも知ってるので、一言相談してくれたら
出さない方向で検討したんですよ
出さないほうがマシです— 外薗昌也 (@hokazonomasaya) 2017年12月12日
▼黒塗りにしたのは発禁を恐れての処置らしい
このままでは発禁になると判断しての処置みたいです
辛いです— 外薗昌也 (@hokazonomasaya) 2017年12月12日
▼この件について、担当者に問い合わせたが、「とにかく黙っててほしい」と頼まれた
兎に角黙っててくれ、と頼まれました
— 外薗昌也 (@hokazonomasaya) 2017年12月12日
▼黒塗りシーンその2。全くわからん・・・
なにがなんだかさっぱりわかりません pic.twitter.com/SUJNAYZT98
— 外薗昌也 (@hokazonomasaya) 2017年12月12日
▼この黒塗りは、知人の死体を見てヒロインがブチ切れるシーンとのこと。そう言われないと絶対わからない・・・
知人の死体見てヒロインがブチ切れるシーンなんですが、これじゃ伝わりませんよね
— 外薗昌也 (@hokazonomasaya) 2017年12月12日
▼(最初に紹介した)黒塗りには、死体祭壇が描かれていた
そうです
死体祭壇書いたんです— 外薗昌也 (@hokazonomasaya) 2017年12月13日
▼騒動を見た別会社の編集者から打診。まだ希望は残っている!?
殺戮モルフ炎上見た別会社の編集さんから打診ありました
『ノーカット版は是非うちで!』まだ希望はある pic.twitter.com/7zSFFBLhX8
— 外薗昌也 (@hokazonomasaya) 2017年12月13日
外薗昌也とは
Twitterはこちら
・1961年2月16日生まれ。鹿児島県出身
・1980年、19歳のときに投稿した「鏡四郎! 鏡四郎! 」で第1回月刊少年チャンピオンニューまんが賞ギャグ部門の佳作を受賞。同作品が『月刊少年チャンピオン』(秋田書店)1980年12月号に掲載されデビューした。
・当時は「草冠のない外園昌也」名義。以降は主にSF漫画やホラー漫画を描く。代表作は「犬神」(1997年1月~2002年)
この話題に対し、ネット上では以下のようなコメントが寄せられている。
「外薗先生もだけど作画の小池先生も可哀相よ。「やってやりましょう」「やったりましょうぜ」と頑張っている、ふたりでひとつの共同作業を無断(おそらく小池先生にも相談なし?)&単行本ですら修正されるなんて」
「相手が秋田書店と思うと作者に無断で改稿!よりもちゃんと単行本が出てる!の方が大きい自分に泣ける……」
「何年か後にコミックビームから完全版出せば何の問題もないね」
「編集部にしてみれば「単行本にしてやるだけありがたく思え」ってことなのかね」
「自主規制で自分から雁字搦めになって身動き出来なくなって行くプレイですね」
「雑誌が黒塗りで単行本が解禁じゃないのか。地上波と円盤の逆を行くのね」
「営業が「こんなの売って来られない」と言ったら、担当編集がどれほど抵抗しても最終的には飲まされるのです」
殺戮モルフとは
殺戮モルフは、原作:外薗昌也、漫画:小池ノクトによる日本の漫画。ヤングチャンピオンにて、2017年No.5から連載されている。
ホラー漫画専門サイト「恐ろし屋」にて、殺戮モルフ第1話が無料で公開されている。この時点で微グロであるが、先が気になる展開となっている。興味がある人は覗いてみてはどうだろうか。
掲載ページはこちら→https://osoroshiya.com/manga/slaughter-morph/