【3週目現在推移】隻眼の残像の興行収入、GWで爆発!史上最速で100億突破した秘訣とは

【3週目現在推移】隻眼の残像の興行収入、GWで爆発!史上最速で100億突破した秘訣とは

4月18日公開の映画「名探偵コナン 隻眼の残像」が5月6日までの公開19日間で観客動員数726万人を超え、興行収入104億円を突破したことが発表された。

2023年公開の「黒鉄の魚影」、2024年公開の「100万ドルの五稜星」に続いて3作連続で興行収入100億円を突破した。

2018年公開の「ゼロの執行人」のキーパーソンである安室透にハマる「安室の女」が話題になってから、翌年以降のコナン映画をいわゆるキャラ推し目的で何十回も周回する女性ファンが増えている。

しかし、隻眼の残像のキーパーソンは毛利小五郎(38)、長野県警の大和敢助警部(35)、上原由衣刑事(29)、諸伏高明警部(35)、キーパーソン級の活躍を披露した公安の風見裕也刑事(30)といった30代のおっさんの見せ場が多く、キャラ推し要素は少ないと言える。

それでも興行収入100億円を突破したということで、来年以降も興行収入100億円は規定路線に入ったコナン映画。本作は興行収入100億円の史上最速記録も更新した。

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黒鉄の魚影以降の興行収入、3週目現在の推移

1週目の時点では隻眼の残像が興行収入トップだったが、2週目は100万ドルの五稜星に敗北。しかし、GWで逆転した。

黒鉄の魚影は公開24日間で観客動員数728万人、興行収入103億円を突破。100万ドルの五稜星は公開22日間で観客動員数732万人、興行収入105億円を突破した。

隻眼の残像は観客動員数が3作でもっとも少ないが、史上最速で興行収入100億円を突破した。これは映画料金の値上がりも影響していると思われる。

2023年4月時点の一般(大人)料金は1900円だったが、同年6月に2000円に改定された。たった100円だが、仮に隻眼の残像の観客動員数726万人が全員大人だったとして、7,260,000×100すると、7億2600万円という大金になる。

黒鉄の魚影は改定前に公開されたので除外して、改定後に公開された100万ドルの五稜星と隻眼の残像を比較すると、100万ドルの五稜星の方が観客動員数は6万人も多いのに、興行収入は1億円の開きしかない。これはつまり、100万ドルの五稜星は子どもが多かった証拠だ。

100万ドルの五稜星のキーパーソンはキッド(怪斗)や平次といった高校生組で、アクション重視でストーリーも単純明快だ。“大衆向けコナン映画”に仕上がっており、子どもの来場も多かったと思われる。

一方、隻眼の残像のキーパーソンは30代のおっさんがほとんどで、推理重視でストーリーも子どもには難しい内容だ。“大人向けコナン映画”に仕上がっており、観客動員数と興行収入の割合を見ても、例年より大人の来場が多かったと思われる。

コナン映画は老若男女に愛されているが、ファミリー層は子連れの親だし、キャラ推し勢は何十回も周回できるお金に余裕がある大人だ。つまり、基本的には子どもより大人の母数が多いシリーズとなっており、1人あたりの客単価も高くなる。

このまま行けば、100万ドルの五稜星の興行収入158億円は確実に超えるはずだ。200億円は厳しそうだが、コナン映画は年々興行収入が上がっており、30周年作品ではいよいよ超えてくるかもしれない。

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