Google検索で「エルデンリング dlc 魔術」と入力すると、「不遇」「弱い」といったサジェストがヒットする。
エルデンリングDLCの魔術師ビルドは不遇・弱いということだが、本当にそうだろうか。
ガチで不遇なら拒絶の刺が覇権を握るはずない
結論から言えば、魔術師ビルドは不遇でもなく、弱くもない。むしろ、最強ビルドの一角を担っている。
その根拠として、前環境では魔術「拒絶の刺」が覇権を握っていた。そのため、今回のアプデでもっともナーフされ、Xのトレンドに浮上するほどだった。
前環境で最強ビルドだった拒絶の刺があるのに不遇も弱いもなかろう。過去のパッチノートを見ても、魔術はナーフされる傾向が強いと感じる。
DLC発売前日のアプデでは、魔術「魔術の地」において、魔術の威力を高める効果が下方修正された。
筆者は使ったことないが、魔術「彗星アズール」(別名アズール砲)は消費FPの多さや一度撃つとそのまま固定されるといった欠点をカバーすれば、超火力になって強いと聞く。
魔術は火力が高いものが多く、これ一つで全クリできるスペックを持っている。それなのに、不遇とか弱いとかあるのだろうか。
個人的には、祈祷のほうが不遇だと感じる。なぜなら、それ一つで全クリできるスペックを持った祈祷が思い浮かばないからだ。
今回のアプデで祈祷「ルガリアの咆哮」が威力と敵の体勢の崩しやすさを上方修正され、めちゃくちゃ強いと聞いて使ってみたが、ボス相手には威力が足りず、体勢崩しもそこまでだったので、あまり強いと感じなかった。
おそらく、強いというのは対人の話だと思われる。人型タイプだと体勢崩ししやすいため、確かにぶっ壊れかもしれない。しかし、攻略最強かと言われればそうじゃない。
過去のパッチノートを見ると、祈祷は対人専用のバランス調整でナーフされる傾向が強いが、通常のバランス調整ではそこまで目立ったナーフはないと思われる。
唯一、魔術が不遇だと感じる点を挙げるとすれば、基本的に低装となるため、道中で死ぬことが多いことぐらいだろう。道中は敵の群れをかわしながら進むことになるが、追尾攻撃が多く、被弾は避けられない。遺灰は基本的に召喚できず、タゲの分散もできない。
ただ、低装という点は祈祷も共通することがほとんどだ。道中も考慮するなら、高装になる近接ビルドのほうが適している。