レジェンズアルセウスに登場した早業と力業だが、ほとんどの人はそれぞれの仕様を理解せず、ストーリーを進めたのではないか。
この記事では、早業と力業の使い方を紹介したい。
早業とは
早業は、行動順が早くなる代わりに技の威力が下がる。行動順が早くなれば、2回連続で行動することも可能だ。
力業
力業は、技の威力が高まり、命中率が100に満たないなら命中率が上がる代わりに行動順が遅くなる。早業とは逆に、相手に2回行動を許すため、一気に戦闘不能に持ってかれる。
また双方の共通点として、技のPPを2つ消費する。
基本的には早業だけでOK
レジェンズアルセウスは行動順が重要なため、基本的には早業だけでいい。力業はラス1のとどめか、どうしても場にいるポケモンを倒したい時に撃とう。後者の場合、次のポケモンに倒されることが多く、1対1交代となるだろう。
早業は行動順が早くなる代わりに威力が下がるということで、攻撃技より変化技を出す。続く2回目の行動で攻撃するのが理想だ。例えば、こんなコンボがある。
相手を状態異常にする技(どくガス・でんじは・ダークホール等)→ベノムショック・たたりめ
※ベノムショック・たたりめは威力65で、状態異常で倍となれば威力130となり、タイプ一致技よりも威力が高くなる場合が多いきあいだめ→急所ランク+1の技=確定急所:がんせきアックス(バサギリ専用技)、サイコカッター、シザークロス(今作では急所ランク+1の技に)、ひけん・ちえなみ(ヒスイダイケンキ専用技)、リーフブレード
ビルドアップ・めいそう(今作では攻めの力と守りの力を上げる技に。つまり攻撃・特攻・防御・特防を同時に挙げられるぶっ壊れ技となった。ただ、効果の重ね掛けはできず、3ターン経つと効果が消える。3ターンの間にもう一度撃つとターンのリセットはできる)
→オーバーヒート、リーフストーム、りゅうせいぐん(火力を上げた状態で撃て、命中後の攻めの力ダウンでマイナスにならない)
ビルドアップや「めいそう」は単品で使っても強く、覚えられるポケモンはそれだけで強い。クレセリアは「めいそう」で攻めの力と守りの力を上げながら、新たに覚えた「みかづきのいのり」でHPを回復しながら回避率を上げる要塞戦法も行える。
攻めの力と守りの力を上げ、さらに技の威力が1.5倍となる「しょうりのまい」を覚えるヒスイドレディアもめちゃくちゃ強い。ただ、しょうりのまいのバフは2ターンしか続かない。
なお、「つるぎのまい」や「わるだくみ」は攻めの力しか上げられないが、効果は4ターン続く。きあいだめの効果も4ターンなことから、バフが増加するごとにターン数が増える仕様となっている。
一見、効果ターンが多いほうが優秀に思えるが、守りの力も上がれば、次に出たきたポケモンの攻撃も耐えて反撃するチャンスがあるため、やはりビルドアップ、めいそう、しょうりのまいのほうが強いといえる。
技の中には攻めの力を下げる技もあるため、「つるぎのまい」や「わるだくみ」より、能力ダウンの影響を受けない「きあいだめ」のほうが有用だろう。
剣盾では先制技だった「アクアジェット」「かげうち」「こおりのつぶて」「でんこうせっか」「バレットパンチ」「マッハパンチ」、新たに登場した「ウェーブタックル」も行動順が早くなり、デフォルトで実質早業となる。もちろん、早業で使うこともでき、さらに行動順を早めることも可能だ。
具体的に、どのポケモンがこれらの技を覚えて強いのか。そこまで語るとなると長くなるため、それは別の機会に取り上げたいと思う。