沙都子にループを与えたのはフェザリーヌ(羽入完全体)であることが、2月26日放送の「ひぐらしのなく頃に業」21話で明らかとなった。
この記事では、フェザリーヌ(羽入完全体)の目的などについて迫りたい。
沙都子にループを与えたのはフェザリーヌ(羽入完全体)だった!
梨花に続く“繰り返す者”となった沙都子。そんな人知を超えた力を与えたのはフェザリーヌ(羽入完全体)であることが、2人の会話から明らかとなった。また、ループの条件は沙都子自身の死であることも語られた。
フェザリーヌいわく、「我が力は“猫”のように不完全なものではない」とし、記憶の欠損などは起こらないという。この猫というのは、梨花のことだと思われる。
綿騙し編以前の梨花は死ぬ直前の記憶がなく、鬼騙し編および綿騙し編では誰に殺されたのか思い出せなかった。14話(猫騙し編その1)で“残り香の羽入”に梨花の能力を修復してもらい、祟騙し編以降は記憶を失うことがなくなった。
沙都子は17話(猫騙し編その4)のクライマックスで梨花にループ所持者であることを見破られ、梨花に拳銃を向けた。この沙都子にはフェザリーヌ(羽入完全体)の意識が乗り移っているとみられるが、殺してリセットしようとしたのではないかとされている。
しかし、梨花は死の直前を引き継げるようになったことを知らないため、無駄に終わりそうだ。
ループの条件は沙都子自身の死のみでいいはずだが、21話(郷壊し編その4)のクライマックスでは梨花と心中している。17話みたいに自身の正体がバレ、記憶の引き継ぎを防ぐため殺すならともかく、毎回梨花が死ぬように仕向けるのはルチーアでの私怨が原因だろうか。
フェザリーヌ(羽入完全体)の目的は、ひぐらし業世界への干渉!?
そもそも、フェザリーヌ(羽入完全体)の目的は何なのか。フェザリーヌ(羽入完全体)は沙都子に対価を意識する必要はないとし、繰り返す者として時の渦を巡ることそのものが自身の干渉に値すれば、それで対価には十分だと語った。
「うみねこのなく頃に」ではフェザリーヌは、観劇と戯曲と傍観の魔女として登場。物語を外側から観劇する「観測者」で、巫女とした人物を通し物語に干渉していた。今回は沙都子を巫女とし、沙都子を通して「ひぐらしのなく頃に業」に干渉することが目的ではないか。
沙都子を誰かと勘違いしている?
フェザリーヌ(羽入完全体)は沙都子に対し、
久しぶりであるな。人の子よ。赤き海の星以来となるか。ついに我に辿り着きしその執念、褒めて遣わす価値があろうぞ
と、まるで過去に会ったことがあるかのように語っていた。無論、沙都子は知らないという。
また、「みつよ」「特異脊髄標本『LD3105号』」といった単語も飛び交い、「“我らを”知るしし者は、つくづくに無情であるな」と、自分みたいな存在が他にもいるよう匂わせた。
「赤き海の星」は、「ひぐらし」や「うみねこ」に続く「なく頃に」シリーズの第3作目「キコニアのなく頃に」が元ネタではないかとされている。
「みつよ」は鷹野の下の名前である「三四」。「特異脊髄標本」は雛見沢症候群、「LD」はラムダデルタのイニシャル、そして「3105号」は沙都子(3→さ、10→と、5→こ)ではないかとされている。
なお、「みつよ」の前には「フィーア」と口にしているようにも聞こえる。キコニアには、フィーアドライツィヒという鷹野と似たキャラが登場しており、彼女のことではないかとされている。
今回の郷壊し編冒頭でダークオヤシロ様(フェザリーヌ)が言ってたフィーアさんはたぶんこの人のことです#ひぐらしのなく頃に業 pic.twitter.com/5eiySDci54
— シューカスタード (@STRdagger) February 25, 2021
うみねこでのフェザリーヌは、頭部の記憶補助具がないと自身の性格や個性が保てないほど老いている。ひぐらし業では、人の世を離れ眠りについた羽入の記憶補助具が回復した姿とみられるが、その際に記憶がごっちゃになったのかもしれない。