2019年4月にアニメ化され、今や国民的アニメにまで上り詰めた鬼滅の刃。映画「鬼滅の刃 無限列車編」の興行収入は「千と千尋の神隠し」を抜き、新たな歴代1位に輝いた。
映画が始まった昨年10月から12月は話題にならない日はないほどだったが、今年に入って鬼滅ブームが「終わった」「去った」といった声が上がり始めた。
鬼滅ブーム「終わった」「去った」とのサジェスト
ツイッターの検索窓に「鬼滅」と打つと「鬼滅ブーム」があり、さらに見て行くと「呪術」「終わった」「去った」というサジェストがヒットする。
実際に検索結果を見ると、「私の周りは鬼滅ブームが去り呪術廻戦にハマっています」「鬼滅ブームには乗れなかったけどこれ(呪術)なら乗れそう」といった声が相次いでいる。
鬼滅ブームは本当に去ったのか
鬼滅ブームは終わったと言われているが、実際はどうなのか。結論から言えば、去ったというより落ち着いたというのが適切だと思われる。
話題になることが少なくなった
映画がスタートした昨年10月から12月はテレビでもネットでも話題にならない日はなかったが、1月8日に公開された映画「銀魂 THE FINAL」を巡る鬼滅の話題がひと段落した1月中旬以降、話題になることがめっきり少なくなった。
最近の鬼滅ネタと言えば、コラボやグッズがほとんど。あとは公式ファンブック第2弾、アカデミー賞にエントリー、韓国でも映画の興行収入1位を記録したくらいか。
なお、グッズはすぐに売り切れるようなことはなくなったらしい。グッズの値崩れが始まっているという報道もあった。
▼1月10日(中旬)以降の「鬼滅の刃」と「呪術廻戦」の検索ボリュームは鬼滅がわずかに勝っている
▼一方、Yahooリアルタイムでは「呪術廻戦」が大幅に上回っている
▼ついでに「モルカー」も見たが、まさかの100万ツイート超
単行本の在庫が戻ってきた
ずっと単行本の売り切れが続いていた鬼滅の刃だが、最近は普通に並んでいるそうだ。Amazonでも、全巻ではないが公式販売が少しずつ戻ってきた。一方、呪術廻戦の単行本は現在も全巻売り切れが続いている。
男の子人気が落ち着いた?
Amazonの「男の子のおもちゃ売れ筋ランキング」で1位だった「鬼滅の刃 DX日輪刀」。しかし、現在は4位までランクダウンしている。
一方、「女の子のおもちゃ売れ筋ランキング」では、「アクアビーズ 鬼滅の刃」がワンツーフィニッシュを飾っている。
土日の興行収入は2位
週間成績は首位をキープしていますね!
週末成績は2位となっています! pic.twitter.com/lQYKLk9Vu1— タロイモ🎬興行収入まとめ (@eigarankingnews) February 1, 2021
共同通信社によると、1月30日と31日は「花束みたいな恋をした」が動員13万3000人、興行収入1億9100万円をあげ初登場1位に輝いた。「鬼滅の刃 無限列車編」は動員10万5000人、興行収入1億6900万円と、銀魂映画の初登場以来の2位転落だが、いまだ上位を維持している。
アニメ2期など大きな動きがあれば再び話題に!
以上のことから、鬼滅ブームは終わったのではなく、落ち着いただけというのが分かってもらえたと思う。
今は呪術廻戦やモルカーの方が勢いがあるが、アニメ2期など大きな動きがあれば、再び話題になるだろう。それがいつになるのかは分からないが、やはり今年中の放送が求められる。