定額給付金の再支給額について、さまざまな説が飛び交っている。また専門家によると、一律給付ではない可能性も指摘され、情報が錯そうしている。
給付金再支給額を巡る騒動
自民党の長島昭久衆議院議員らが、菅首相にさらなる経済対策として、第三次補正予算編成を求める要望書を提出
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長島議員らが提言書のコピーをツイッターに投稿
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資料には「国民一人当たり5万円の定額給付金を追加支給」とあり、SNSやネットメディアで「給付金5万円」との情報が拡散
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「給付金5万」がトレンド入り
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長島議員とともに要望書を提出した田中秀臣氏が実際は総額15万だと指摘
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同じく細野豪志衆議院議員が5万円は二次補正の予備費(7兆円超)からの給付で、三次補正も合わせると15万の給付だと説明
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「給付金15万」がトレンド入り
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長島議員「給付金15万との数字は出していない」
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マスコミが給付金15万は誤解だと報じる
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細野議員「提言書には三次補正の金額は入っていないが、私が書いた原案には入れていた」
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麻生太郎氏「緊急事態宣言が解除されている現在とは状況が異なる」と給付金再支給に否定的な考え
田中氏は
なんで5万先行かといえば、予備費使い切らないと三次補正いけないから!
長島さんも細野さんも提言の文言通りで言ってるだけで、五万だけなんて言ってない。細野さんが書いてるように原案は三次補正は10万円だったけど増えるかもしれないから「継続」としたと説明。
と補足した。
まずは給付金5万を支給し、次に追加で10万を支給するが、もしかしたらさらに増えるかもしれないということのようだ。
一方、細野議員は「総理は三次補正に前向きだったが、定額給付金への直接的な言及はなかった」とも言及している。
ご参考までに、提言書のコピーを共有させていただきます。
この度の組閣により、「経世済民」政策研究会から三原じゅん子座長が厚生労働副大臣、赤沢亮正代議士が内閣府経済財政担当の副大臣、三谷英弘代議士が文部科学大臣政務官に其々任じられた為、今日の官邸訪問からは外れざるを得ず残念でした。 pic.twitter.com/K7B7FCPQIs— 長島昭久 Akihisa NAGASHIMA, MP (@nagashima21) October 14, 2020
再支給の一律給付は0%!?
一方、給付金再支給の実現について、専門家たちは一律給付は0~10%だと指摘した。
公明党議員は「5万円一律でやったら6兆円かかる」とし、財務省幹部も「全国民に給付ではなく苦しい人に手厚くやるべき」と一律給付に否定的な考えを示している。
